清代の衛生防疫システムとその近代的変容 [単行本]
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清代の衛生防疫システムとその近代的変容 [単行本]

余 新忠(著・文・その他)姚 毅(翻訳)福士 由紀(翻訳)石野 一晴(翻訳)


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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2026/01/21
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清代の衛生防疫システムとその近代的変容 [単行本] の 商品概要

  • 目次

      日本語版への序
     
    序 論
    一 「衛生」の登場
    二 中国百年来の衛生史研究
    三 研究の趣旨
    四 研究のアプローチと枠組み

    第一章 近代における「衛生」概念の登場
    一 はじめに
    二 「衛生」の伝統的概念と近代的概念
      1.伝統的な「衛生」
      2.近代的衛生概念と伝統との区別
    三 「衛生」概念の変動の始まり(一八七四―一八九四)
      1.近代日本における「衛生」の形成とその中国に対する初期の影響
      2.西洋衛生知識の流入と「衛生」概念のひそやかな変化
        (1)近代西洋衛生知識の流入と概念の表現
        (2)「衛生」概念のひそやかな変化
    四 「衛生」概念の変動の進展(一八九四―一九〇五年)
      1.「衛生」概念の変動に対する日清戦争の影響
        (1)日本からの影響の強まり
        (2)積極化する中国社会の「衛生」への態度
      2.「衛生」という用語の広まりと言葉の内包の変化
    五 近代的「衛生」概念の確立(一九〇五―一九一一年)
    六 小結

    第二章 清代における衛生観念の発展と変遷――疫病に対する観念
    一 はじめに
    二 疫病の予防(避疫)と治療(治疫)――前近代における疫病に対する観念
    三 清末における衛生防疫の観念の変化
    四 小結

    第三章 清代における衛生規制とその近代的変化
    一 はじめに
    二 清代前期の相関規制
      1.環境の清潔と衛生
      2.河川(堀)の清掃
      3.遺体と棺の処理
    三 清末における衛生行政の導入と設立
      1.清潔
      2.検疫
    四 清末衛生行政の基本的特徴
    五 小結

    第四章 清代都市における水環境問題を探る
    一 はじめに
    二 類型と性質――主要史料概観
    三 穢濁と清澄――史料が示す正反対の景観
    四 抜粋を超えて――史料とその映し出す歴史景観の分析
    五 小結

    第五章 清代における汚物の処理とその近代における変遷
    一 はじめに
    二 前近代における中国の汚物処理
    三 租界における汚物の処理――上海公共租界を例に
    四 衛生問題の政治化と汚物処理方法の変化
    五 余論――汚物の処理と近代公衆衛生概念の形成

    第六章 清代の清潔観念と実践、およびその近代における変化
    一 はじめに
    二 伝統的認識における「清潔」と疾疫
    三 衛生防疫という視角からの近代的「清潔」観念の形成
    四 清潔行為の行政化
    五 健康か自由か――身体の近代的選択
    六 小結

    第七章 清末検疫制度の導入およびその権力関係
    一 はじめに
    二 検疫実施の契機および各主体の心態と認識
      1.朝廷と官府
      2.士紳エリート
      3.一般民衆
    三 検疫中の衝突、利益の絡み合いと権力関係
    四 余論――近代衛生行政の要件としての検疫の成立

    第八章 清末期における衛生防疫と近代的身体の形成
    一 はじめに
    二 清朝前期における衛生防疫と身体への束縛
    三 清末の衛生防疫の身体に対する干渉
    四 衛生防疫と近代的身体の形成
      1.士紳エリート
      2.一般民衆
    五 小結5

    結 語――「近代」の〝緊箍児(きんこじ)〟
     
    付録一 嘉慶道光時期の疫病とその社会的影響
    一 時間と空間の分布
      1.時間的分布
      2.空間的分布
    二 重要な疫病
      1.コレラ(霍乱)
      2.疫喉――ジフテリア
      3.ペスト
    三 基本的特徴と背景
    四 社会への影響
    五 小結

    付録二 本音と建前――二〇世紀中国の疫病と公衆衛生の俯瞰
    一 疫病概況
    二 公衆衛生の俯瞰――防疫を中心として
      1.衛生行政の発端と衛生機構の沿革
      2.ペストと衛生防疫機構の創立
      3.清潔、防疫と衛生運動
      4.予防接種と天然痘の撲滅
      5.大衆動員型の住血吸虫症対策運動
      6.新形勢下の伝染病――エイズの予防制御
    三 二〇世紀の疫病と公衆衛生

      訳者あとがき
      図版一覧
      参考文献
      索引(人名/事項)
  • 出版社からのコメント

    衛生とは何か――近代化の波に揺れた清代中国の防疫体制を通して、衛生という語が伝統から近代へと転生していく過程を明らかにする。
  • 内容紹介

    近代衛生の概念は、いつ、どのようにして中国社会に受け入れられたのか。清代の防疫体制の形成と変容を精緻にたどり、「衛生」という語が伝統から近代へと転生していく過程を明らかにする。西洋科学と東洋思想が交錯するその軌跡は、単なる制度史を超えて、近代化の精神史をも照らし出す。清代から近代まで続く「衛生」をめぐる思考の系譜を、歴史の深層から掘り起こす一疫病と人間、国家と社会、科学と文化の関係を問い直す、本格的衛生史研究。

    図書館選書
    近代化の波に揺れた清代中国の防疫体制を通して、「衛生」という語が伝統から近代へと転生していく過程を明らかにする。西洋科学と東洋思想が交錯するその軌跡は、制度史を超えて近代化の精神史をも照らし出す。
  • 著者について

    余 新忠 (ヨ シンチュウ)
    中国浙江省臨安出身、1969年6月生まれ。
    南開大学歴史学院院長

    姚 毅 (ヨウ キ)
    大阪公立大学客員研究員

    福士 由紀 (フクシ ユキ)
    東京都立大学人文社会学部教授

    石野 一晴 (イシノ カズハル)
    清泉女子大学総合文化学部准教授

清代の衛生防疫システムとその近代的変容 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会
著者名:余 新忠(著・文・その他)/姚 毅(翻訳)/福士 由紀(翻訳)/石野 一晴(翻訳)
発行年月日:2026/01/21
ISBN-13:9784814006229
判型:A5
発売社名:京都大学学術出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:508ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:3cm
重量:762g
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