生命は変換の環である―生・死・再生のディープケミストリー [単行本]
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生命は変換の環である―生・死・再生のディープケミストリー [単行本]



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出版社:みすず書房
販売開始日: 2026/01/19
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生命は変換の環である―生・死・再生のディープケミストリー の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    すでに半世紀以上、生物学は「情報」すなわち遺伝子を中心に回り、遺伝情報がエネルギーと物質の流れを形作るという生命観を奉じてきた。本書はその関係を転倒させる。20年前、ミトコンドリアの重要性とその進化的な意義を、ほとんど予言的とも言える慧眼で指摘した著者が、このテーマの最深部に分け入り、またもや斬新な生命像を引き出した。「クレブス回路」について予備知識のある人は、一般には少ないだろう。それは半世紀以上の間、学術的にも退屈な、単なる糖代謝の経路と目されてきた。だが最近はこの回路の可逆性や可変性に着目した研究が進んでいる。本書はこの回路を、生成的で可逆的でもある代謝の中枢として捉え直す。回路の起源は生命誕生の時にまでさかのぼり、その見過ごされてきたダイナミクスが、かつて複雑な動物の進化の鍵となり、いまも身体の生死を握っているというのだ。私たちにとってのクレブス回路の意味を一変させる第4章、がんの動態と代謝を結ぶ第5章はとくに読み逃せない。著者は異能の科学者たちによる発見の物語もふんだんに織り交ぜながら、読者を超ミクロの世界へと導いている。生化学は込み入っているが、大づかみにでも読み進めてみてほしい。生命の起源、進化、がん、老化の理解を更新する驚きの生命論だ。
  • 目次

    はじめに 生そのもの
    1 ナノ世界を明らかにする
    2 炭素の道筋
    3 ガスから生命へ
    4 革命
    5 ダークサイド
    6 フラックス・キャパシター
    終章 自己
    結び

    付録1 赤いタンパク質のメカニズム
    付録2 クレブスライン
    略称
    謝辞
    参考文献
    日本語版へのあとがき
    索引
  • 出版社からのコメント

    生化学の次元で描く驚きの生命像。生体分子が化学変換される超ミクロの世界へ読者を導き、生命誕生、老化やがんの理解を塗り替える。
  • 内容紹介

    遺伝子ではなく、代謝の流れから生命は始まる――。ミトコンドリアに注目し、生体エネルギーの流れを命の根源とする議論をさらに深めたニック・レーンの渾身作。新機軸として、本書では過去半世紀余のあいだ単なる糖代謝の経路と見なされてきた「クレブス回路」を、生成的で可逆的でもある代謝の中枢として捉えなおす。それが、生命の起源、がん、老化や生死の科学的理解を更新する鍵となるのだ。この回路の可逆性と可変性に着目した最新の研究に沿って、著者は読者を生命活動の最深部――生体分子が化学変換され、電子がその上を流れる超ミクロの世界――へと導く。生化学者ならではの視点で語られた、驚きの生命論。

    「私にとって最も愛読する科学の書き手のひとりだ」ビル・ゲイツ

    「エネルギーの流れから、がんの新しい理解のあり方に至るまで、息をのむような旅」シッダールタ・ムカジー(『遺伝子――親密なる人類史』著者)

    「生命の仕組みについての私たちの理解を一変させ、画期的な視野を開く書になるだろう」ガイア・ヴィンス(『進化を超える進化』著者)

    「生命の起源の研究のような一見迂遠に思える領域が、がん治療のような分野にブレイクスルーを導きうる――その道筋を本書が説得力をもって示している。圧倒的に魅了される内容」『ネイチャー・レビューズ・イン・ケミストリー』誌

    「生化学という学問が、これほど生き生きと魅力的に見えたことはない」フィリップ・ボール(『かたち』『流れ』『枝分かれ』著者)

    「おそらく、これまで読んだ中で最高の生物学の本」ブライアン・クレッグ(『ポピュラー・サイエンス』誌)

    「ページをめくるたびに魅了された。私が読んだ、生命の起源に関する本の中で最良の書の一つ」リー・スモーリン(『宇宙は自ら進化した』著者)

    「生きた細胞の内奥に潜む秘密を、ニック・レーンほど巧みに解き明かす者はいない」リチャード・フォーティ(『生命40億年全史』著者)

    「生命を生み出す化学に生命そのものを吹き込む――見事な一冊」『サイエンス』誌

    「画期的だ……生物学の新たな章を開き、私たちの前提を根底から覆す」『ニュー・ヒューマニスト』誌
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    レーン,ニック(レーン,ニック/Lane,Nick)
    ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)教授(遺伝・進化・環境部門)。2015年、Biochemical Society Award(英国生化学会賞)を受賞。科学書作家としても高い評価を得ており、Life Ascendingは王立協会による2010年の科学書賞を受賞

    斉藤 隆央(サイトウ タカオ)
    翻訳者。1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業。化学メーカー勤務を経て、現在は翻訳業に専念
  • 著者について

    ニック・レーン (ニック レーン)
    (Nick Lane)
    ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)教授(遺伝・進化・環境部門)。2015年、Biochemical Society Award(英国生化学会賞)を受賞。他の著書に、『生命、エネルギー、進化』(斉藤隆央訳、みすず書房、2016)、『生命の跳躍』(斉藤隆央訳、みすず書房、2010)、『ミトコンドリアが進化を決めた』(斉藤隆央訳、みすず書房、2007)、『生と死の自然史』(西田睦監訳、遠藤圭子訳、東海大学出版会、2006)、共著書にLife in the Frozen State, CRC Press, 2004がある。科学書作家としても高い評価を得ており、Life Ascendingは王立協会による2010年の科学書賞を受賞。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

    斉藤隆央 (サイトウ タカオ)
    (さいとう・たかお)
    翻訳者。1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業。化学メーカー勤務を経て、現在は翻訳業に専念。訳書に、アンドルー・H・ノール『生命 最初の30億年』(紀伊國屋書店)、ミチオ・カク『量子超越』『神の方程式』(以上NHK出版)、オリヴァー・サックス『タングステンおじさん』(早川書房)、E・O・ウィルソン『人類はどこから来て、どこへ行くのか』(筑摩書房)、カール・ジンマー『「生きている」とはどういうことか』(白揚社)、サム・キーン『アイスピックを握る外科医』(柏書房)、ニック・レーン『ミトコンドリアが進化を決めた』『生命の跳躍』『生命、エネルギー、進化』、ポール・J・スタインハート『「第二の不可能」を追え!』(以上みすず書房)ほか多数。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

生命は変換の環である―生・死・再生のディープケミストリー の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:ニック レーン(著)/斉藤 隆央(訳)
発行年月日:2026/01/16
ISBN-10:4622098288
ISBN-13:9784622098287
判型:B6
発売社名:みすず書房
対象:教養
発行形態:単行本
内容:生物学
言語:日本語
ページ数:376ページ
縦:20cm
重量:440g
その他: 原書名: TRANSFORMER The Deep Chemistry of Life and Death〈Lane,Nick〉
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