中東・北アフリカの人類学―エスノグラフィーで読み解く知と権力 [単行本]
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中東・北アフリカの人類学―エスノグラフィーで読み解く知と権力 [単行本]



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出版社:明石書店
販売開始日: 2026/01/19
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中東・北アフリカの人類学―エスノグラフィーで読み解く知と権力 の 商品概要

  • 目次

     謝辞

    序章 中東・北アフリカの人類学における権力と知
     中東・北アフリカの人類学における知の生産
     さまざまな主体――中東・北アフリカの国民国家における若者、ジェンダー、家族、部族
     中東・北アフリカにおける宗教と世俗主義の人類学
     仮想の中東・北アフリカにおける人類学とニューメディア

    第Ⅰ部 中東・北アフリカの人類学における知の生産

    第1章 先行研究レヴューをレヴューする――中東・北アフリカ人類学概説
     カールトン・クーン(一九〇四年~一九八一年)――アメリカ人初の中東・北アフリカ人類学者?
     一九七七年――私の分水嶺の年
     中東人類学と「地域特有の問題」の謎

    第2章 差異の探究を妨げるもの――エスニック・アイデンティティと中東・北アフリカの変化する理論の領域
     差異の過剰
     岐路に立つ人類学
     うつりゆく理論の領域
     ネイション
     ジェンダー
     宗教
     複数のアイデンティティと差異
     これからの道
     刺激

    第3章 人類学の中東的前史――ある知の考古学

    第4章 北アフリカ辺境での人類学的協働の実際と政治
     植民地期の協働
     ポスト植民地期の北アフリカにおける/の人類学
     離散者の民族誌
     人類学者と他の文化運動家

    第5章 中東人類学の冷戦後の政治――対テロ戦争に直面する中間世代の見解
     9・11という引き金と移行期世代の形成
     政治との遭遇
     アメリカ人類学会との出会い

    第Ⅱ部 さまざまな主体――中東・北アフリカの国民国家における若者、ジェンダー、家族、部族

    第6章 未来の人類学――アラブの若者と国家の状況
     アラブの子どもと若者――マジョリティを定義する
     アラブの若者――人口動態/プロフィール
     アラブの若者――未来をとりまく状況と未来に向けた競争
     レバノンの若者――人口動態/プロフィール
     なぜ人類学者はアラブの子どもと若者を見過ごしてきたのか
     アラブの子どもと若者に関して調査すべきこと
     未来の人類学――その状況と挑戦

    第7章 人類学者の記憶研究――紛争地域スーダンとエリトリアにおけるジェンダー化された政治の考察
     はじめに
     スーダンとエリトリアの重要性
     記憶研究におけるパレスチナ/イスラエルの重要性
     集合的記憶をつくりあげ、転覆させる
     主観的経験の社会的構築
     ジェンダーによって異なる記憶――スーダンとエリトリア
     一九六〇年代から一九九〇年代に至るエリトリア/エチオピアの戦争における、ジェンダーによって異なる記憶、あるいは、エリトリアの女性戦闘員に関する覚書
     ヌーバ女性とダルフール女性に関するノート
     スーダン人共産主義者と「英雄的人生」
     スーダン人民解放運動/軍(SPLM/A)と「英雄的人生」
     結論

    第8章 現代中東の沙漠的環境における真正性の拒絶――ジッダト・アル=ハラスィースの開発計画から
     真正性・景観・アイデンティティ
     歴史的背景
     現代オマーンにおけるハラスィース部族
     変容し、競合する真正性
     おわりに

    第9章 エジプトの旧免税特区における名家と資本主義の寄生虫――法、貿易、不確実性
     ポート・サイード人と資本主義の寄生虫
     法的擬制
     帰属と義務とポート・サイード人意識
     取引をする、未来をつくる

    第Ⅲ部 中東・北アフリカにおける宗教と世俗主義の人類学

    第10章 合理的で宗教的な方はご起立を――ムスリムの主体性と宗教の分析論
     初期近代思想における宗教を概念化する
     宗教的で合理的な個人はご起立を?
     イスラーム的人格を再-創出する
     相対性の限界――礼拝・感情・合理性
     合理性と文化相対主義
     おわりに

    第11章 世俗的トルコでイスラームを定め、押しつける
     トルコにおける宗教アイデンティティ
     トルコの世俗主義
     宗教教育
     おわりに

    第12章 離散のシャリーア――立ち退きと排除、旅する中東の人類学
     リーガル・オリエンタリズムとしての植民地法
     分割し、統治する
     相手によって態度を変えない判事――されど女性のためにならず
     グローバルなイスラームとムスリム的生活
     ユーロ=シャリアという戦場
     人権言説としてのリーガル・オリエンタリズム
     共通の論議の場――リーガル・オリエンタリズムとしてのユーロ=シャリア

    第13章 所属する場所――モロッコにおける植民地の過去、近代の言説、避妊の実践
     モロッコにおける生殖補助医療政策と人口政治
     避妊の実践とモロッコにおけるアイデンティティ形成のつながり
     生殖と医療人類学からアイデンティティと自己定位を探る
     避妊具の使用と不使用
     妊娠・出産の語りを通じて分断を打ち壊しつつ再建する
     複数のイメージ――「東」と「西」の衝突あるいは一致の源を追いかけて
     立ち位置の複雑さ――中東人類学への提言

    第Ⅳ部 仮想の中東・北アフリカにおける人類学とニューメディア

    第14章 「われらがご主人さまの呼びかけ」――モロッコの一九七五年の緑の行進におけるマスメディアと人民
     モロッコ政治を理論化する――マスメディアがつくった文化
     行進に参加した者、呼びかけを受けた者
     「おれたちはわれらがご主人さまの呼びかけを聞いた」、「おれたちは鳥肌が立った」
     沙漠のなかへ
     報酬を待ちわびる
     「緑の行進をフェイスブックで」

    第15章 ヴァーチャル・アイデンティティの構築――サウジアラビアにおけるオンライン部族主義とその先
     サウジ社会
     サウジアラビアにおけるインターネット
     部族に関する議論をする掲示板(アル=ムンタディヤート)
     サウジアラビアにおける部族的アイデンティティ
     掲示板の実例
     インターネットを調査手法として用いる

    第16章 中東の若者と平和とニューメディア
     ブログと宗教間対話、アラブ・アイデンティティを求める道
     イランのブログ世界、ソーシャルメディア、政治活動
     ソーシャルメディアの登場
     グローバルメディアの力
     ソーシャルメディアと離散の民
     相互交流
     ブログ、二〇一一年アラブの春、平和構築の動き


    解説[鷹木恵子]

    訳者解題

     訳者あとがき
     参考文献
     索引
  • 内容紹介

    オリエンタリズムの呪縛から逃れ、中東・北アフリカを人類学的探究の対象とし、社会や人々について書くとはどのようなことなのか。ダイナミックに変化するこの地域の権力の過程に焦点を当てながら、民族誌という方法論を触媒に現代人類学の視座を提示する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ハーフェズ,シェリーン(ハーフェズ,シェリーン/Hafez,Sherine)
    カリフォルニア大学リヴァーサイド校女性研究・中東イスラーム研究専攻准教授〔同教授〕

    スロモヴィクス,スーザン(スロモヴィクス,スーザン/Slyomovics,Susan)
    カリフォルニア大学ロサンゼルス校人類学・近東言語文化教授〔同特別教授〕

    竹村 和朗(タケムラ カズアキ)
    東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員PD、高千穂大学を経て、現職。専門は中東地域研究、文化人類学、法と社会

    鷹木 恵子(タカキ ケイコ)
    桜美林大学名誉教授。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フェロー。立教大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。筑波大学歴史人類学系文部技官を経て、桜美林大学・同大学院にて教育研究に長年従事。専門は文化人類学、マグリブ地域研究(主にチュニジア)
  • 著者について

    シェリーン・ハーフェズ (シェリーン ハーフェズ)
    カリフォルニア大学リヴァーサイド校女性研究・中東イスラーム研究専攻准教授〔同教授〕。主著はThe Terms of Empowerment: Islamic Women’s Activism in Egypt(AUC Press, 2003)、An Islam of Her Own: Reconsidering Religion and Secularism in Women’s Islamic Movements(NYU Press, 2011)。

    スーザン・スロモヴィクス (スーザン スロモヴィクス)
    カリフォルニア大学ロサンゼルス校人類学・近東言語文化教授〔同特別教授〕。主著はThe Object of Memory: Arab and Jew Narrate the Palestinian Village(University of Pennsylvania Press, 1998, アルバート・ホウラーニー図書賞受賞)、The Performance of Human Rights in Morocco(University of Pennsylvania Press, 2005),編著にClifford Geertz in Morocco(Routledge, 2011)、共編著にWaging War and Making Peace: The Anthropology of Reparations(Routledge, 2010)がある。

    竹村 和朗 (タケムラ カズアキ)
    東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員PD、高千穂大学を経て、現職。専門は中東地域研究、文化人類学、法と社会。主著に『現代エジプトの沙漠開発』(風響社、2019年)、編著に『うつりゆく家族』(イスラーム・ジェンダー・スタディーズ6、明石書店、2023年)がある。

    鷹木 恵子 (タカキ ケイコ)
    桜美林大学名誉教授。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フェロー。立教大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。筑波大学歴史人類学系文部技官を経て、桜美林大学・同大学院にて教育研究に長年従事。専門は文化人類学、マグリブ地域研究(主にチュニジア)。主著に『北アフリカのイスラーム聖者信仰』(刀水書房、2000年)、『マイクロクレジットの文化人類学』(世界思想社、2007年)、『チュニジア革命と民主化』(2016年、明石書店)、編著に『越境する社会運動』(イスラーム・ジェンダー・スタディーズ2、明石書店、2020年)などがある。

中東・北アフリカの人類学―エスノグラフィーで読み解く知と権力 の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:シェリーン ハーフェズ(編著)/スーザン スロモヴィクス(編著)/竹村 和朗(訳)/鷹木 恵子(解説)
発行年月日:2026/01/25
ISBN-10:4750360570
ISBN-13:9784750360577
判型:B5
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:528ページ
縦:22cm
その他: 原書名: Anthropology of the Middle East and North Africa〈Hafez,Sherine;Slyomovics,Susan〉
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