詩人茨木のり子の誕生-西尾の少女の物語 [単行本]
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詩人茨木のり子の誕生-西尾の少女の物語 [単行本]

熊谷誠人(著・文・その他)


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出版社:風媒社
販売開始日: 2026/03/25
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詩人茨木のり子の誕生-西尾の少女の物語 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    ジグソーパズルの空白のピースを探して 宮嵜治

    序 章 詩人茨木のり子が誕生するまで
    ◯西尾の少女の物語 
    本章の特長1 詩の背後にある原体験を読み解く
    本書の特長2 詩人茨木のり子が誕生するまでの自己形成の物語
    本書の特長3 人々を戦争に巻き込んだ昭和の時代を見つめる
    〔凡例〕
     
    第1章 詩「麦藁帽子に」
    昭和8年(小学校1年生)
    ◯明るさの背後に忍び寄る影
    1 昭和7年、のり子ロードを通う
    2 昭和8年4月、小学校に入学
    3 のり子の体に刻まれたリズム
    4 明るさの中に際立つ暗さ
    5 のり子の背後に忍び寄る暗い社会

    第2章 詩「自分の感受性くらい」
    昭和12年(小学校5年生)
    ◯宝塚少女歌劇と母への愛
    1 詩「自分の感受性くらい」とのり子の戦争体験
    2 昭和12年7月、日中戦争が勃発
    3 母と見た名古屋公演の宝塚歌劇
    4 昭和12年4月3日の日記
    5 7月23日には東京宝塚劇場で
    6 8月末に再び東京宝塚劇場へ
    7 のり子の感受性を育んだものは何か
    8 戦時下に抱いた「疑問」と詩「自分の感受性くらい」との関係
    9 茨木のり子の表現者としての原点
    10 母の死と詩人としての〈核〉

    第3章 詩「癖」
    昭和14年(小学校の卒業)
    ◯切なさの原体験と子ども時代の終焉
    1 小学校卒業時の切ないドラマ
    2 クラスの「やな子」とのアクシデント
    3 谷川俊太郎の評
    4 卒業を控えたのり子の物語①
    5 菊ちゃんの物語
    6 のり子の物語②
    7 詩「癖」のドラマ性
    8 卒業前の原体験が意味するもの
    9 当時の西尾の町から 

    第4章 詩「お休みどころ」
    昭和15年(高女2年生)
    ◯のり子の〈お休みどころ〉のひととき
    1 西尾高等女学校の2年生、「十五歳の セーラー服の私」
    2 詩「お休みどころ」が描き出すのどかな世界
    3 〈お休みどころ〉の場所はどこか①
    4 〈お休みどころ〉の場所はどこか②
    5 図書室で森◯外の散文にため息をつくのり子
    6 高女1年の「野良犬」と2年の「お風呂」に見る〈自分の感受性〉
    7 そしてのり子は戦争の渦の中へ

    第5章 詩「わたしが一番きれいだったとき」
    昭和16年夏(高女3年生)
    ◯挙手の礼をする男を見送るのり子
    1 「男の人はみんな挙手の礼をして行かれました」
    2 「挙手の礼」をして発っていった男
    3 男の先生の物語①◯昭和十五年度まで◯
    4 皇紀二千六百年、変わりゆく西尾高女
    5 男の先生の物語②◯昭和十六年度◯
    6 挙手の礼を見送る少女の物語
    7 昭和十六年、戦争が日常を変えていく
    【コラムⅠ】 152

    第6章 詩「儀式」
    昭和16年冬から17年春(高女3年生~4年生)
    ◯「軍国少女になりおおせていた」
    1「十六歳のわたくし」への自嘲
    2 高女3年生の学校生活
    3 裂帛の号令を発するのり子の物語
    4 軍事教練によるのり子の心の変容
    5 昭和17年秋から吉良町がふるさとに
    6 詩「儀式」に込められたメッセージ

    【コラムⅡ】

    第7章 詩「対話」
    昭和20年5月(専門学校3年生)
    ◯ネープルの花と星との対話、のり子の再生
    1 昭和18年4月、東京の薬学専門学校に進学
    2 時代と自分に絶望して自殺を考えていたのり子
    3 昭和20年4月15日、学生寮が全焼
    4 ふるさとで体験したネープルと星との〈対話〉
    5 詩「対話」を読む
    6 死の意識からの再生


    第8章 詩「根府川の海」
    昭和20年夏(専門学校3年生)
    ◯再び「燃えさかる東京」へ、そして敗戦
    1 1953年1月15日、詩「根府川の海」が生まれた日
    2 昭和20年に根府川駅を通過した三つの記憶
    3 第5連 昭和20年4月「ネープルの花の白かつたふるさとへ」
    4 第4連 「動員令をポケツトに ゆられていつた」のは何月か
    5 〈美しいもの〉が失われた暗黒の時代に
    6 第3連 敗戦の翌日に東海道線を下る
    7 「うしなわれたたつた一つの海賊箱」への哀惜

    第9章 詩「汲む - Y・Yに - 」
    昭和22年(卒業後の東京で) 
    ◯山本安英との出会いがもたらしたもの
    1 NHK名古屋放送局が制作した「わたしたちの茨木のり子」
    2 戦後に表現者としての道を志したのり子
    3 昭和20年秋、専門学校の4年生に進級
    4 学生最後の一年間は新劇に夢中になる
    5 昭和21年秋、「戯曲」の賞状と卒業証書を手にする
    6 昭和22年、山本安英との出会い
    7 詩「汲む」を読む
    8 山本安英との出会いがもたらしたもの

    第10章 詩「首吊」
    昭和24年(結婚) 
    ◯ふるさとからの巣立ち
    1 吉良町の岡田幸子さんからの宿題
    2 空白だったのり子の〝昭和23年〟
    3 セレンディピティの賜物◯物語「電話」の発見◯
    4 母を亡くした小学生の心を支えたもの
    5 詩「首吊」を読む◯「ひとびとのやさしさ」の町◯

    終 章 のり子の戦争体験とその時代性

    茨木のり子略年譜
  • 内容紹介

    詩人として核となったものは何なのか―。茨木のり子の十篇の詩を読みながら、彼女が生きた時代のありさまと、少女であった彼女の姿を追う。
    本書は、昭和8年に茨木のり子が西尾尋常高等小学校に入り、成長し、敗戦を経て、詩人として出発するまでの物語である。
  • 著者について

    熊谷誠人 (クマガイマコト)
    1962年、岡崎市生まれ。名古屋大学文学部国語国文学科卒業。愛知県立高校の教諭を経て、愛知県庁の県史編さん室に出向し『愛知県史』を編纂。その後、県立高校の教頭、岩津高校・熱田高校の校長を歴任。定年退職し2024年から私立安城学園高校の校長を務める。
    茨木のり子について『名古屋大学国語国文学』に6本の論文を発表し、その内容が中日新聞や東京新聞、朝日新聞、日本経済新聞で紹介された。2022年にNHK名古屋放送局が制作した特番『わたしたちの茨木のり子』に参加。詩人茨木のり子の会会員。

詩人茨木のり子の誕生-西尾の少女の物語 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:風媒社
著者名:熊谷誠人(著・文・その他)
発行年月日:2026/03/25
ISBN-13:9784833121330
判型:46判
発売社名:風媒社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:312ページ
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