ロビイストに蝕まれるアメリカ [単行本]
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ロビイストに蝕まれるアメリカ [単行本]

ケイシ―・ミシェル(著・文・その他)小金 輝彦(翻訳)


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出版社:草思社
販売開始日: 2026/02/25
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ロビイストに蝕まれるアメリカ [単行本] の 商品概要

  • 目次

    プロローグ よからぬビジネス
     下院聴聞会のアイヴィー・リー
     ナチスにアドバイスする米国人
     残忍なゲリラ指導者がワシントンへ
     外国代理人の脅威にさらされる米国

    第I部 毒薬

    第1章 悲惨な結末
     請願の自由から生まれたロビー活動
     政策立案者に揺さぶりをかける人々
     アラスカ購入をめぐる画策と疑惑
     グラント大統領に群がるロビイスト
     コンゴをめぐるベルギー国王の野望

    第2章 事実とは何か?
     ラドローの虐殺とロックフェラー一族
     過剰な自尊心と狂信、権威への敬愛
     民主党予備選の広報マネジャー
     一般大衆と企業を結び付ける存在
     鉄道産業が生き延びるための透明性戦略
     偏屈な財閥トップを慈善家に仕立てあげる
     全米から企業がアイヴィー・リーに押し寄せる

    第3章 広報の達人
     欧州で出会ったムッソリーニのファシズム
     独裁政権と米国の橋渡し役
     新たな共産主義政権にビジネスチャンス
     金庫室にあふれる皇帝コレクション
     ソヴィエト承認のためのキャンペーン

    第4章 破滅
     ナチスを奉ずる産業帝国IGファルベン
     ベルリンとニューヨークでキャンペーン活動
     米国民にナチスを売り込む広報担当者
     ファシズムと共産主義が全米に浸透
     非米活動委員会からの厳しい追及
     説明のつかない多額の報酬
     紙面を飾る「毒薬アイヴィー」の悪行
     PR業界の第一人者が抱える頭痛

    第II部 怪物たち

    第5章 秘密の握手
     外国代理人登録法(FARA)の誕生
     わずか数年で形骸化してしまったFARA
     憲法に守られた「請願権」を悪用
     適用除外の恩恵が弁護士ロビイストに
     人材不足で司法省担当部署が機能せず
     冷戦後にロビイストの存在感が急拡大

    第6章 賢い男たち
     マナフォート・シニア市長の汚職事件
     野暮ったかった六〇年代のロビイスト
     ジェファーソン候補を推すフランス政府の思惑
     第三党・ウォーレス候補をスターリンが支援
     冷戦期ソヴィエトが民主党候補にアプローチ
     米国大統領選にクレムリンが積極関与
     〝盗まれた〟高校生一日市長選挙

    第7章 過剰こそが最善
     共和党保守化の源流に著作『保守派の良心』
     うわべの謙虚さとは裏腹のずる賢さ
     共和党青年部でのし上がった二人
     レーガン革命を支えた若い政治工作員
     ロビー活動とコンサルティングを両輪に
     先住アメリカ人カジノをめぐる画策
     ロビー産業界のモンテ・クリスト伯

    第8章 恥を感じるのは臆病者だ
     『スパイ』誌の「たちの悪い会社ランキング」
     世界各地の独裁者をつぎつぎと顧客に
     暴君マルコスの事例を大統領選の試金石に
     市民団体の厳しい監視の目
     メディアを通じて被害者が「泥棒政治」を告発
     ワシントンで最も恥知らずなロビイスト
     クレジットカードで膨らんだ分厚い財布

    第III部 革命

    第9章 独裁政権にとって安全
     外国代理人やロビー活動への無関心
     新法「ロビー活動公開法」の落とし穴
     イメージ操作で独裁政権を安泰に
     ロビー企業経由で議員に渡る資金
     泥棒政治家のためのターンテーブル
     外国顧客になりすましたジャーナリストの実験

    第10章 ウクライナ・カクテル
     オリガルヒが頼った共和党の重鎮
     議員退職後は専制国家を相手に商売
     マナフォートがつくる「政治的なテレビ」
     ウクライナの親欧米勢力を封じ込めるために
     謀略をめぐらすウクライナの「石油男爵」
     大統領失脚からの返り咲きを狙う
     キャッチフレーズを連呼して人種差別を煽る
     米軍の合同演習に不可解な抗議運動
     米国に独裁者ヤヌコーヴィチを売り込む

    第11章 血塗られた金
     腐敗を象徴する独裁者の宮殿
     目の前の政敵を牢獄に送り込んで排除
     有力法律事務所がロビー業界に参入
     外国政府に身売りする米国の政治家たち
     報告書を改竄してメディアに拡散
     引退政治家が集まる「ハプスブルク・グループ」
     あきらめずに抗議を続けたウクライナ国民
     娘たちが交わしたメールに父の悪行

    第12章 儲けるためではなく
     大富豪の高額寄付に隠された意図
     クリントン財団への寄付が露骨に増減
     世界中の独裁者が並ぶ寄付者リスト
     米議員団のアゼルバイジャン視察を前に
     国営ガス会社から米国NPOへの秘密の送金
     米国議員倫理委員会の調査に下院から横槍
     訴訟とスキャンダルに追いつめられたマナフォート

    第IV部 反乱

    第13章 黄金の壺
     お粗末ででたらめなFARA申請書類
     トランプ候補に接近するマナフォート
     史上最も奇妙な大統領誕生の舞台裏
     ロシアのハッカーがクリントン陣営のメールを暴露
     クレムリンに渡った大統領選の内部情報
     ロシアが演出するウクライナの「平和」
     裏帳簿に並んだマナフォートの名

    第14章 ブラックホール
     裏の顔をもつアゼルバイジャン研究者
     大学とシンクタンクがロビー活動の主役に
     米国の一流大学に集まる外国政府からの寄付
     オフショア口座を使った「特別な贈り物」
     シンクタンクは情報開示が不要なので好都合
     生み出されるのは研究ではなくプロパガンダ
     腐敗と不正のメリーゴーランド

    第15章 おまえは終わりだ
     選挙対策本部長の自宅にFBI捜査
     他国に支援された米国大統領選
     中国政府と密かにつながるカジノ王
     外国ロビイストを積極的に受け入れるトランプ
     トランプのホテルに大金を落とす面々
     大統領選へのロシア介入をようやく本格調査
     マナフォートの有罪を決定づける証拠の山
     トランプ側近や法律事務所をつぎつぎと起訴

    第16章 共和制が危険にさらされている
     追いつめられたトランプがマナフォートを恩赦
     オリガルヒのための「影響工作」の数々
     トランプ恩赦がワシントンに与えた大打撃
     バイデン周辺もまたロビー活動の泥沼に
     透明性はバイデン政権でむしろ後退
     「外国代理人」登録を免れた有名弁護士
     法解釈に阻まれた検察の敗北
     マッキンゼーのグローバルな倫理的腐敗
     資金潤沢なサウジ政権のロビー工作

    第17章 ミスター・リーの広報ブック
     ウクライナの惨状を語るとき欠かせない人物
     外国ロビー業界の拡大を止められるのか
     請願権を敵対国に売り渡す米国人たち
     他国から押し寄せる影響力vs議会の戦い
     民間も業界もこぞって独裁政権に協力
     独裁者や専制君主のための「倫理基準」
     ロビー活動と影響工作の深い闇
  • 内容紹介

    独裁政権・腐敗政権を顧客に、ロビー活動とプロパガンダを請け負う外国代理人たち。
    彼らの手法を詳細に描くとともに、その業界の広がりに警鐘を鳴らす著者渾身の力作!

     ナチス、コンゴの植民地政府、フィリピンの独裁政権、ウクライナ戦争の元凶となったヤヌコーヴィチ腐敗政権、米国大統領選に介入したロシアなど、世界中の独裁政権・腐敗政権のイメージ戦略を請け負いつづける「外国代理人」と呼ばれるロビイストたち。
     彼らは広告の手法とロビー活動を通して独裁者を民主的指導者に見せかけ、米政府の政策をねじ曲げる。彼らは広告の手法とロビー活動を通して独裁者を民主的指導者に見せかけ、米政府の政策をねじ曲げてきた。
     本書は、業界の父アイヴィー・リーとその継承者ポール・マナフォートを焦点に、やがて「外国代理人」業界へと参入する大手弁護士事務所、元米国議員へと対象を広げる。
     一方、対策として有効なはずの外国代理人登録法(FARA)の不備と失敗に触れるとともに、トランプ現大統領が一連の流れの中心にいることも指摘。モスクワから北京まで、極右ナショナリストから極左共産主義者まで、反米独裁者から親欧米権威主義者まで、ロビイストたちは、あらゆる非自由主義的、反民主主義的政府を支援し、今日も世界の裏側で暗躍し、世界中の民主主義を危機に陥れている。
     そもそもは米国憲法が保障する「請願」の権利から生まれたロビー活動が、いま世界の民主主義を破壊しつつあるという現実に警鐘を鳴らす本書は、いまの世界の動勢を理解するための必読書。
  • 著者について

    ケイシ―・ミシェル
    ケイシ―・ミシェル
    ジャーナリスト。ヒューマン・ライツ・ファウンデーション(HRF)でクレプトクラシー(泥棒政治)と戦うプログラムの責任者を務める。前著『クレプトクラシー 資金洗浄の巨大な闇』(草思社)は、エコノミスト誌で金融犯罪を理解するために最良の書に選ばれた。オフショア金融、外国ロビー活動、独裁主義、違法資金に関する記事をフィナンシャル・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、フォーリン・アフェアーズ、ワシントン・ポスト」などに寄せている。また不法な金融ネットワークと国家安全保障の関係について米上院司法委員会で証言している。

    小金 輝彦 (コガネ テルヒコ)
    小金 輝彦(こがね・てるひこ)
    英語・フランス語翻訳者。早稲田大学政治経済学部卒。ラトガース大学MBA。訳書に『シャドウ・ウォー:中国・ロシアのハイブリッド戦争最前線』(原書房)、『ゴッホが見た星月夜 天文学者が解き明かす名画に残された謎』(日経ナショナルジオグラフィック)などがある。

ロビイストに蝕まれるアメリカ [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:草思社
著者名:ケイシ―・ミシェル(著・文・その他)/小金 輝彦(翻訳)
発行年月日:2026/02/25
ISBN-13:9784794228291
判型:46判
発売社名:草思社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:464ページ
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