日本の識字率はほんとうに高いのか? 「当たり前」を問い直すために(コミュニケーションの未来を創る<2>) [単行本]
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日本の識字率はほんとうに高いのか? 「当たり前」を問い直すために(コミュニケーションの未来を創る<2>) [単行本]



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販売開始日: 2026/02/27
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日本の識字率はほんとうに高いのか? 「当たり前」を問い直すために(コミュニケーションの未来を創る<2>) の 商品概要

  • 目次

    はじめに──「当たり前」を問い直すために(小磯花絵・朝日祥之)
     日本人の識字率は世界トップレベル?
     誰もが「読める・書ける」は当たり前か?
     1948年の識字調査を「解いて」みると
     共生社会への一歩

    第1部 「日本人の識字率は高い」は共同幻想?
    ──約80年ぶりの識字調査への挑戦と課題(野山 広)

    1 自分の識字率を測ってみたい──夜間中学生徒の要望
    2 日本では全国識字調査は一度しか行われていない
    3 1948年の識字調査で出された問題とその方法
    4 世界の識字調査に目を向けてみると
    5 新しい識字調査の問題をどう作るのか
    6 多様な日本語使用者がいる現在の日本
    7 どのように調査を実施するのか
    8 調査後のサポート方法
    9 みんなに調査を受けてもらうために
    10 識字調査を行う意義──現在の日本で「リテラシー」をどう考えるのか
    11 質疑応答
    Q‌1 識字「率」はどうやって出すのか?
    Q‌2 脳は漢字のほうが覚えやすい?
    Q‌3 読み書き以外の能力を見る必要はないのか?
    Q‌4 識字調査は日本語だけでいいのか?
    Q‌5 ろう者の識字の実態は?
    Q‌6 技術と人はどのように発展できるのか?

    第2部 これまでとこれからの日本の識字を考えるために

    コラム① 1948年の識字調査の結果はどう分析されたのか(朝日祥之)
    1 平均点は高いのにリテラシーが悲観的に評価されたのはなぜ?
    2 調査で見られた8つの能力から、結果に差が出た理由を分析する
    3 日常の言語生活で活字に接しているかが結果の分かれ目

    コラム② 日本人の読み書き能力にA‌Iは興味・関心をもつか(横山詔一)
    1 はじめに
    2 A‌Iは自己の「生活」をどのように語るか
    3 日本語リテラシーとA‌Iの関心
    4 読み書き能力における「誇り」とA‌Iの自己理解
    5 現代におけるリテラシー概念の広がり──東京大学入学式式辞より
    6 生成A‌Iと共生する言語生活のあした

    コラム③ 脳の損傷は読み書きにどのような影響をあたえるのか(竹本直也)
    1 はじめに
    2 文字の種類や仕組みは言語によって異なる
    3 読み書きとは多くの段階を経て成功する複雑な活動
    4 脳損傷によってどのような読み書きの障害が起きるのか
     4.1 漢字と仮名と脳
     4.2 認知症の読み書き障害
     4.3 平仮名・片仮名と脳
     4.4 タイピングの障害
    5 おわりに──時代とともに変化する読み書きの問題

    コミュニケーションの未来を創る シリーズのご案内
    コミュニケーション共生科学の創成 公式ウェブサイトのご案内
    サポートメンバーによる編集後記(桂融・白川憩・文学通信編集部)
  • 内容紹介

    日本人の識字率は世界トップレベル?
    「日本人は読み書きができる民族」という自己認識は、実は1948年、戦後間もない時期に行われた、日本で唯一の全国的な識字調査で、「非識字率は約2‌%」という数値で報じられたことによります。ですが実はそれ以来、同規模の識字調査は一度も実施されていません。

    現代では実はどうなのでしょうか。

    そもそも「識字」とは何なのか。日本に住む人たちの識字の実態を把握するには、いつ・どこで・誰が・誰を対象に・どのように調査をすればよいのか。

    日本語が母語ではない人や、視覚障害・聴覚障害をもつ人、義務教育の学びの機会をもたなかった人など、社会の中で見えにくい立場にある人々の言語使用の実態は、どう把握すればいいのか。

    誰もが使う文字。誰もが「読める・書ける」ことを前提として生活している社会。しかし、その「当たり前」が本当に全員にとって当たり前なのか。

    多様な日本語使用者がいる現在の日本。その日本で「リテラシー」をどう考えるのか。基本となる書です。

    [本シリーズについて]

    現在の社会では、言語だけではなく、さまざまな特性によりコミュニケーションがとりづらい人たちがいます。
    みんながストレスなく生活していくだけでなく、すべてのひとに力を発揮してもらえる社会にするために、いまどんな課題があり、それをどうやって解決していけばよいのでしょうか?
    それを考えるのが新しい学問分野「コミュニケーション共生科学」です。
  • 著者について

    野山 広 (ノヤマ ヒロシ)
    国立国語研究所研究系・准教授。研究分野は社会言語学、日本語教育学、基礎教育保障学等。主な業績として『地域での日本語活動を考える―多文化社会葛飾からの発信』(共編、ココ出版、202‌2年)、『外国人住民への言語サービス―地域社会・自治体は多言語社会をどう迎えるか』(共編、明石書店、2007年)など。

    朝日 祥之 (アサヒ ヨシユキ)
    国立国語研究所研究系・教授。研究分野は社会言語学、言語接触。主な仕事に『言語コミュニケーションの多様性』(共編、くろしお出版、2022年)など。

    横山 詔一 (ヨコヤマ ショウイチ)
    国立国語研究所研究系・名誉教授。研究分野は社会言語心理学。主な仕事に横山詔一・石川慎一郎・井田浩之・相澤正夫「日本語学術論文の即時オープンアクセス実現に向けて」(『国立国語研究所論集』29、2025年、https://doi.org/10.15084/0002000510)など。

    竹本 直也 (タケモト ナオヤ)
    国立民族学博物館人類基礎理論研究部、東京湾岸リハビリテーション病院・研究員。研究分野は失語症学、リハビリテーション医学。主な仕事に原惠子・竹本直也「ことばが使えないとき 言語障害と失語症」 (菊澤律子・吉岡乾編『しゃべるヒトーことばの不思議を科学する』2025年、文理閣)など。

日本の識字率はほんとうに高いのか? 「当たり前」を問い直すために(コミュニケーションの未来を創る<2>) の商品スペック

商品仕様
出版社名:文学通信
著者名:菊澤律子(著)/朝日祥之(著)/横山詔一(著)
発行年月日:2026/02
ISBN-10:4867661023
ISBN-13:9784867661024
判型:A5
発売社名:文学通信
対象:一般
発行形態:単行本
内容:語学総記
言語:日本語
ページ数:96ページ
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