AIという鏡-人の価値とは何か [単行本]

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AIという鏡-人の価値とは何か [単行本]
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AIという鏡-人の価値とは何か [単行本]

佐々木 閑(著・文・その他)佐々木 斎生(著・文・その他)


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出版社:法蔵館
販売開始日: 2026/03/27
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AIという鏡-人の価値とは何か [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに

    対話の部
    1  AI の歴史の章: 生成 AI の夜明け
    1.1 「人の知性」への旅路へ
    1.1.1 親子の対話のはじまり
    1.1.2 仏教学者と数学者が対話する理由
    1.1.3 ギリシャ哲学に見る知性の起源
    1.1.4 イデアを覗く望遠鏡――トランスフォーマーの発見
    1.1.5 人が AI を覗く時
    1.2 知性の計り方:コンピューターの誕生とチューリングテスト
    1.2.1 機械に「人の知性」は宿るか
    1.2.2 知性の判定法――チューリングテスト
    1.2.3 「ことば」を操る現代の AI
    1.2.4 概念を紡ぐ「ことば」の正体
    1.2.5 チューリングが問う知性の本質
    1.3 記号と論理が与えた知性:ルールで動くシンボリック AI とその限界
    1.3.1 知性を創る第一歩――記号を操作する AI
    1.3.2 シンボリック AI の思考法
    1.3.3 シンボリック AI が築いたプログラミングの原点
    1.3.4 記号と論理による数学の再構築
    1.3.5 「万能問題解決器」への挑戦
    1.3.6 AI 専門家という到達点
    1.3.7 ルールに縛られた AI の課題
    1.3.8 AI 研究は「冬の時代」へ
    1.4 脳への回帰:ニューラルネットワークがもたらした連想とひらめき
    1.4.1 ヒトの脳の持つ柔軟性
    1.4.2 脳を模倣するニューラルネットワークの誕生
    1.4.3 記憶と連想の AI モデル――ホップフィールドネットワーク
    1.4.4 記憶を「思い出す」ことの本質
    1.4.5 ネットワークに隠れた記憶の在り処
    1.4.6 安定に囚われた理性
    1.4.7 「ひらめき」を得た AI ――ボルツマンマシン
    1.4.8 論理と非論理の融合
    1.5 教える AI から自ら学ぶ AI へ:深層学習の切り拓いた創造性
    1.5.1 誤差逆伝播法による学習革命
    1.5.2 答えを知らずに学ぶ方法
    1.5.3 AI が得た深い理解――深層学習
    1.5.4 アルファ Go が示した「機械の知性」の創造性
    1.6 そして、AI は概念を理解する:トランスフォーマーとアテンション機構
    1.6.1「 ことば」の織りなす意味空間
    1.6.2 単語の意味は「距離」で測れるのか
    1.6.3 文脈から意味を知る―― RNN の登場
    1.6.4 RNN の限界と足りなかった「何か」
    1.6.5 すべてはアテンションに
    1.6.6 トランスフォーマーと GPT の衝撃
    1.6.7 概念を操る AI ――アテンションの仕組み
    1.6.8 関連性を学ぶということ
    1.6.9 鏡に映る人間の知性

    2 親子の対話の章: 仏教と数学の交差点
    2.1 対話その 1: AI に「心」はあるのか
    2.1.1 柔軟で気まぐれな、人間という関数
    2.1.2 「完全な関数」から「人間らしい近似」へ
    2.1.3 記号接地問題と『中国語の部屋』
    2.1.4 決着済みのクオリアと記号接地問題
    2.1.5 記号接地のその先へ――記号創発のメカニズム
    2.2 対話その 2: AI は「意思と感覚」を持つか
    2.2.1 AI の意思決定プロセス――坂を転がるボールと確率分布
    2.2.2 適切な「ゆらぎの幅」がもたらす多様性
    2.2.3 AI が「人間」の定義を変える未来
    2.2.4 「AI は五感を持ち得ない」は本当か
    2.2.5 システムとしての五感への分化
    2.2.6 「AI の感覚」が築く「AI の数学」の未来
    2.3 対話その 3: AI は「私たち」なのか
    2.3.1 AI は「理解していない」? ――足し算も間違える GPT
    2.3.2 そもそも人間の「理解」とは何か
    2.3.3 「次の一手」を生成する、推論モデルの登場
    2.3.4 アテンション機構が築いた「課題解決」のゲーム盤
    2.4 対話その 4: 仏教と AI の親和性
    2.4.1 インド仏教学の基本的価値観――「良い暮らし」が目標ではない
    2.4.2 AI という至宝が招く、私たちの執着
    2.4.3 AI 社会における幸福の転換――無我と苦しみの克服
    2.4.4 『変化の洪水』と、その危険性
    2.5 対話その 5: 私たちの仕事が消える日――研究者を例に
    2.5.1 「数学者」という職業の三 つの価値
    2.5.2 「ひとりでも学べる」分野だからこそ
    2.5.3 AI 研究者が到達する創造的フロンティア
    2.5.4 人類の遠く及ばない、未来の学問研究
    2.5.5 全ての学問、全ての仕事への波及
    2.6 対話その 6: AI 革命を生きる
    2.6.1 最も危険な「AI に負けない」という価値観
    2.6.2 残された価値、変わらない価値
    2.6.3 生き方の自由な選択肢

    解説の部
    解説の部のはじめに
    1  数学の章: AI と人の知性を理解するために
    1.1 存在と集合論: 数学は「在る」ことへの気づきから始まる
    1.1.1 数学で捉えるということ――数理モデルの枠組み
    1.1.2 数学とは「存在」の学問である
    1.2 集合とその記法: 存在の区別が「数」を生む
    1.2.1 「ものの集まり」が数学を築く
    1.2.2 要素を並べて集合を拡げる――外延的記法
    1.2.3 集合の一員としての「要素」
    1.2.4 規則を指定して集合を絞る――内包的記法
    1.3 関数とは何か: 世界に「作用」が生まれる時
    1.3.1 「関数」を定義する 三 つの要素
    1.3.2 決まった出力という機械的ルール――一意性の大切さと課題
    1.3.3 関数の記法
    1.3.4 関数としての AI、関数としての人間
    1.4 数から図形へ: 空間を形づくる自然さ
    1.4.1 数を数えるという知的行為
    1.4.2 「何もないが有る」が数を生む
    1.4.3 「数える」とは関数を見つけること――数への全単射
    1.4.4 当たり前さが数を拡げる――整数と有理数
    1.4.5 数直線という「図形」の創発
    1.5 直積とグラフ: 見えない多次元を捉える方法
    1.5.1 集合をまとめる「直積」という操作
    1.5.2 直積が作る平面、空間、そして多次元の世界
    1.5.3 空間の中に自由に図形を描く――関数の軌跡としてのグラフ
    1.5.4 図形を考える本当の理由――直感と論理の橋渡し
    1.6 ベクトル空間と線形代数: 人が持つ「まっすぐさ」という直感
    1.6.1 ベクトル空間の定義
    1.6.2 自然な演算が創発する「まっすぐさ」
    1.6.3 「知性の計算」の要―― AI は内積で概念を測る
    1.7 行列演算と関数の合成: 単純さの折り重なりが複雑さを生む
    1.7.1 ルールをまとめ上げるための、行列記法
    1.7.2 脳細胞たちの接続が大きな知性を形づくる――関数の合成
    1.7.3 単純な線形から複雑な非線形へ
    1.7.4 複雑な知性の単純構造への還元
    1.8 勾配降下法: 「少しずつ近づく」という学びの本質
    1.8.1 微分を用いたもうひとつの還元手法――線形近似
    1.8.2 坂を下るには足元を見ればよい――勾配降下法
    1.8.3 補足: 確率分布

    2  AI 技術の章: トランスフォーマーとアテンション機構を目指して
    2.1 人工の脳を理解する 三 つのステップ
    2.1.1 実際の脳の仕組みをヒントに
    2.1.2 部品、ハードウェア、ソフトウェアで脳を組み立てる
    2.2 パーセプトロンと人工ニューロン: 人工の脳の最小単位
    2.2.1 最も基本的な人工脳細胞――パーセプトロン
    2.2.2 数式で見るパーセプトロンの入出力
    2.2.3 パーセプトロンの学習方法
    2.2.4 表現力を担う、非線形な活性化関数
    2.2.5 AI の脳の最小単位――人工ニューロン
    2.3 ニューラルネットワーク: ハードウェアとしての人工知能
    2.3.1 ニューラルネットワークの基本構造
    2.3.2 ニューラルネットワークの学習: 人も AI も誤りに学ぶ
    2.3.3 補足: ニューラルネットワークの具体的な計算例
    2.4 RNN からトランスフォーマーへ: 「意味」と「文脈」をいかに捉えるか
    2.4.1 「概念を紡ぐ」という目標―― RNN から
    2.4.2 「忘れる問題」を解決した、トランスフォーマーの俯瞰力
    2.4.3 概念の空間を捉える、情報の翻訳者
    2.5 トランスフォーマーの構造: 知性の仕組みを実現するソフトウェア
    2.5.1 理解を担うエンコーダー、表現を生み出すデコーダー
    2.5.2 情報を「意味の空間」に埋め込む層
    2.5.3 トランスフォーマーの中核――セルフ・アテンション
    2.5.4 未来を「隠す」、デコーダーの学習テクニック――マスクド・アテンション
    2.5.5 関係性を多角的に捉える、複数のアテンション
    2.5.6 豊かな表現を与える、トランスフォーマーの非線形部分―― FFN
    2.5.7 ひとつずつの単語の積み重ねが生む、自然な言葉と知性
    2.6 アテンション機構: 「概念を捉える器」という世紀の発見
    2.6.1 「単語の位置」の裏に隠れた Q、K、V の三 つのベクトル
    2.6.2 すべては内積――アテンション機構の定義
    2.6.3 ドリンクバーの喩えで、より直感的に理解する
    2.6.4 埋め込み空間から概念の空間へ――マルチモーダルと推論モデル
    解説の部の「おわりに」に代えて
  • 出版社からのコメント

    AI時代に人はどう生きるべきなのか。AIが映し出す“あたらしい価値”とは何か。仏教学者と数学者の親子の対話。数学解説編も付す
  • 内容紹介

    仏教学者と数学者の親子の対話。AIが映し出す“あたらしい価値”とは

    生成AIの躍進は、その便利さや脅威という論点にとどまらず、人間の知性観そのものを揺さぶりつつある。知性や創造性が機械的計算によって再現される時、人間は自らの価値や尊厳をどこに見出せばよいのか。その問いは私たちの生き方そのものに関わる。本書前半の対話篇では、仏教学者の父と数学者の子の対話を軸にAI史を俯瞰し、数理科学とインド仏教の両面から「ヒトとAIの知性」をめぐる問いを掘り下げる。後半の解説篇では、知性が持つ「当たり前さ」の理解に挑戦し続けた数学が、どのようにAIの中核技術へ接続したかを概説し、現代AIが内包する哲学的核心を解きほぐす。

    【目次より】
    はじめに
    対話の部
    1  AI の歴史の章: 生成 AI の夜明け
    1.1 「人の知性」への旅路へ
    1.2 知性の計り方:コンピューターの誕生とチューリングテスト
    1.3 記号と論理が与えた知性:ルールで動くシンボリック AI とその限界
    1.4 脳への回帰:ニューラルネットワークがもたらした連想とひらめき
    1.5 教える AI から自ら学ぶ AI へ:深層学習の切り拓いた創造性
    1.6 そして、AI は概念を理解する:トランスフォーマーとアテンション機構

    2 親子の対話の章: 仏教と数学の交差点
    2.1 対話その 1: AI に「心」はあるのか
    2.2 対話その 2: AI は「意思と感覚」を持つか
    2.3 対話その 3: AI は「私たち」なのか
    2.4 対話その 4: 仏教と AI の親和性
    2.5 対話その 5: 私たちの仕事が消える日――研究者を例に
    2.6 対話その 6: AI 革命を生きる

    解説の部
    解説の部のはじめに
    1  数学の章: AI と人の知性を理解するために
    2  AI 技術の章: トランスフォーマーとアテンション機構を目指して
    解説の部の「おわりに」に代えて

    図書館選書
    生成AIの躍進は人間の価値観や尊厳をゆさぶりつつある。仏教学者と数学者の親子の対話を軸に、人とAIの知性への問いを掘りさげ、現代AIが内包する哲学的核心を解きほぐす。解説編では、高校数学をもとに現代AIを解説。
  • 著者について

    佐々木 閑 (ササキ シズカ)
    花園大学特別教授。1956年福井県生まれ。京都大学工学部工業化学科および文学部哲学科卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学後,米国カリフォルニア大学バークレー校留学を経て花園大学文学部教授。2022年定年退職後、現職。文学博士。専門はインド仏教学、仏教哲学、仏教僧団史。日本印度学仏教学会賞、鈴木学術財団特別賞受賞。著書に『出家とはなにか』『インド仏教変移論――なぜ仏教は多様化したのか』(大蔵出版)、『日々是修行――現代人のための仏教一〇〇話』(ちくま新書)、『「律」に学ぶ生き方の智慧』(新潮選書)、『仏教は宇宙をどう見たか――アビダルマ仏教の科学的世界観』(化学同人)、『100分de名著ブックス ブッダ 真理のことば』『100分de名著ブックス 般若心経』『100分de名著ブックス ブッダ 最期のことば』(NHK出版)、『大乗仏教―― こうして釈迦の教えは変容した』(NHK出版)、『科学するブッダ――犀の角たち』(角川ソフィア文庫)、『真理の探究――仏教と宇宙物理学の対話』(幻冬舎新書、大栗博司氏との共著)

    佐々木 斎生 (ササキ トキオウ)
    1987年京都府生まれ。数学者。専門は代数幾何学。東京大学理学部数学科卒、同大学院数理科学研究科修士課程修了。2019年、ワシントン大学セントルイス校にて博士(数学)取得。マイアミ大学数理科学研究所IMSAにて特任助教、ブルガリア科学アカデミー数学・情報学研究所(国際数理科学センター)博士研究員を歴任。現在は独立研究者。

AIという鏡-人の価値とは何か [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法藏館
著者名:佐々木 閑(著・文・その他)/佐々木 斎生(著・文・その他)
発行年月日:2026/03/27
ISBN-13:9784831857538
判型:A5
発売社名:法藏館
対象:教養
発行形態:単行本
内容:電子通信
言語:日本語
ページ数:228ページ
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