変化する東アジアの高等教育-国際化と人材育成の視点から(山口大学東アジア研究叢書<8>) [単行本]
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変化する東アジアの高等教育-国際化と人材育成の視点から(山口大学東アジア研究叢書<8>) [単行本]



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出版社:九州大学出版会
販売開始日: 2026/03/14
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変化する東アジアの高等教育-国際化と人材育成の視点から(山口大学東アジア研究叢書<8>) の 商品概要

  • 目次

    『山口大学東アジア研究叢書⑧』の刊行について

    序 章

     はじめに
     1 研究の背景と意義
     2 主要テーマ(留学、言語教育、職業教育)の明確化と相互関連性
     3 本書の構成と各章の概要
     おわりに

       第1部 留学と国際教育:国際流動性時代の人材育成の基盤としての留学

    第1章 中国における大学間の留学志向の比較

     はじめに
     1 留学の展開
     2 異なる階層の大学間の留学志向
     3 留学意識モデル
     おわりに

    第2章 中国の大学生が感じる国外(日本)留学のボトルネック

     はじめに
     1 先行研究
     2 研究方法
     3 調査の結果
     おわりに

    第3章 ベトナムの高等教育機関による日本語教育の役割と課題

     はじめに
     1 大学における日本語教育の概要
     2 日本語教育の役割とカリキュラムの整合性
     3 日本語教育の課題と対策
     おわりに

       第2部 言語教育と文化的背景:多言語・多文化社会への適応力を高めるための
            言語教育の役割

    第4章 台湾人学習者にとっての日本語無標識可能表現

     はじめに
     1 先行研究
     2 調査方法
     3 分析および考察
     おわりに

    第5章 外国語学習における動機付け要因:バリ人と日本人EFL学習者の比較研究

     はじめに:研究の背景と目的
     1 理論的枠組みと先行研究レビュー
     2 研究方法論:対象と調査デザイン
     3 アンケート個別質問の結果に基づく動機付け要因の文化的比較
     おわりに:東アジアにおけるEFL動機付けの文化的理解と教育的示唆

    第6章 交換留学生の共同調理場面における即興的・創造的な言語使用
          言語規範の拡大と造語に注目して  

     1.課題の設定
     2.非母語話者間でのコミュニケーション
     3.共同での調理場面
     4.調査の概要
     5.分析
     6.考察
     おわりに

       第3部 職業教育と専門知識・スキル:AI・デジタル時代における専門知識と
            スキル育成の最前線

    第7章 高等教育におけるICT・AI活用の現状と今後の可能性

     はじめに
     1 これからの人材育成で必要となる資質・能力とICT・AI活用
     2 授業・学習におけるICT・AI活用の理論と実践
     3 教員養成教育におけるICT・AI活用の現状と今後の可能性
     おわりに

    第8章 統合型オンラインプラットフォームと協働学習アプローチによる職業教育の強化

     はじめに
     1 職業教育の定義と種類
     2 日本の職業教育におけるICT・AI活用の理論と教育実践
     3 諸外国における職業教育のICT・AI活用の現状と今後の可能性
     4 職業教育における統合型学習オンラインプラットフォームと協働学習アプローチ:
        インドネシア・Sebelas Maret 大学の事例紹介
     おわりに

    終 章

     はじめに
     1 各章での主要な知見
     2 横断的に章をつなぐ幾つかの観点
     3 今後の研究に必要な観点
     おわりに  未来のために

     索引
  • 出版社からのコメント

    グローバル化とデジタル化が加速する中、東アジアの大学が直面する国際化と人材育成の課題・可能性を、研究と実践の両面から描く。
  • 内容紹介

    本書は、グローバル化とデジタル化が加速するなかで、東アジアの大学が直面する国際化の動向と人材育成の課題・可能性を、実証研究と教育実践の両面から立体的に描き出すものである。留学、言語教育、職業教育という三つの柱を通じて、「誰が、どのような条件のもとで、どのように学び、成長しているのか」という問いに迫る。

     第Ⅰ部では、まず中国大陸の大学を階層に分け、留学機会や留学先、学生の留学志向の違いを分析し、大学間での留学格差と「エリート留学」をめぐる神話の変容を明らかにする。ついで、中国の二本大学である濰坊学院を事例に、日本語学科卒業生の日本留学率がきわめて低い理由を、言語能力・経済状況・情報アクセス・適応不安・提携校不足などのボトルネックとして整理し、留学支援政策のあり方を具体的に検討する。

     第Ⅱ部では、まずベトナムの高等教育機関における日本語教育の歴史と現状を概観。日本語専攻の拡大と人材ニーズの変化を跡づけ、課題も明らかにする。続く章では、台湾人日本語学習者を対象に、中国語との構造差や文化的慣習の違いが学習に与える影響を検討する。また、インドネシア・バリと日本のEFL学習者を比較し、英語学習動機に影響を及ぼす要因を明らかにする。さらに、交換留学生による共同調理場面での日本語使用に着目。文化的背景・経験を示しながら、互いに即興的に意味を構築しあう過程で生じる創造的な言語使用が生み出す効果を見る。

     第Ⅲ部では、まず、日本の教員養成や職業教育を中心に、Society 5.0 や OECD ラーニング・コンパス2030などの枠組みを参照しつつ、VUCA時代に求められる資質・能力とICT・AI活用の方向性を整理する。続く章では、日本の専門学校・高専・専門職大学等の職業教育システムを概観したうえで、オンラインプラットフォームや協働学習アプローチを組み合わせた教育実践、さらにはインドネシアの土木工学教育におけるICT活用の事例を紹介し、実践的な人材育成モデルを提示する。

     終章では、これら各章の知見を踏まえ、東アジアの高等教育に共通する課題と多様性を横断的に整理。留学機会の不平等や言語・文化能力の格差、デジタル技術へのアクセスの違いは、国や大学の境界を越えて複雑に絡み合っており、その克服が今後の人材育成を考えるうえでの鍵となる。また、言語教育や職業教育の現場における創造的実践は、単に「技能」を教えるにとどまらず、異文化理解や協働的問題解決力といった、グローバル社会を生きるうえで不可欠なコンピテンシーを育む営みとして再評価されるべきであることが示される。

     本書は、東アジアの高等教育研究に携わる研究者や大学関係者だけでなく、国際教育・日本語教育・英語教育・職業教育に関心をもつ実務家や学生にとっても、多様なケーススタディと理論的枠組みを提供する。国境を越えた人材育成の協力や、大学・地域・産業界の連携を構想する際の、理論的かつ実務的なガイドブックとして活用できる一冊である。
  • 著者について

    高橋 俊章 (タカハシ トシアキ)
    山口大学教育学部教授、同大学院東アジア研究科社会システム分析講座主任。博士(教育学)(広島大学)。
    専門は英語教育学・外国語教育、とくに第二言語習得の観点からみた英語冠詞の習得と文法指導である。
    日本人英語学習者の冠詞選択のプロセス・モデルの構築や、コーパス分析に基づく冠詞使用パターンの解
    明、習得段階に応じた冠詞指導法の開発などに取り組んでいる。
    主な業績
    『教育文法的観点による日本人英語学習者への冠詞指導』(溪水社、2010)
     Takahashi, T. (2024) “Article Usage Patterns Based on Corpus Analysis and Their Pedagogical
     Implications for Japanese EFL Learners”, ARELE: Annual Review of English Language Education
     in Japan, 35, pp. 81-96

    山本 冴里 (ヤマモト サリ)
    山口大学国際総合科学部、同大学院東アジア研究科准教授。博士(日本語教育学)(早稲田大学)。
    日本・フランスでの複数の教育機関を経て2018年より現職。専門は日本語教育、複言語教育で、特に興
    味のある概念は「境界」と「周縁」。
    主な業績
    『戦後の国家と日本語教育』(くろしお出版、2014)
     欧州評議会言語政策局著『言語の多様性から複言語教育へ  ヨーロッパ言語教育政策策定ガイド  』
     (翻訳、くろしお出版、2016)
    『複数の言語で生きて死ぬ』(共著、くろしお出版、2022)
    『世界中で言葉のかけらを  日本語教師の旅と記憶  』(筑摩書房、2023)
    『8週間語学の旅  水先案内人はずれっちと様々な言語の海へ  』(KADOKAWA、2025)
    『複数の言語で生きて死ぬ 人生物語編』(共著、くろしお出版、2025)

変化する東アジアの高等教育-国際化と人材育成の視点から(山口大学東アジア研究叢書<8>) の商品スペック

商品仕様
出版社名:九州大学出版会
著者名:国立大学法人山口大学大学院東アジア研究科(編著)/高橋俊章(編)/山本冴里(編著)
発行年月日:2026/03
ISBN-10:4798503975
ISBN-13:9784798503974
判型:A5
発売社名:九州大学出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:184ページ
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