八幡神からみる日本古代の政治と社会―新たなる八幡信仰史の視座 [単行本]
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八幡神からみる日本古代の政治と社会―新たなる八幡信仰史の視座 [単行本]



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出版社:思文閣出版
販売開始日: 2026/03/03
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八幡神からみる日本古代の政治と社会―新たなる八幡信仰史の視座 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    現代においては全国に四万社以上あるといわれる八幡宮。その祭神である八幡神は、八世紀初め、日本の神祇体系に属さない神として古代律令国家の西の周縁部「宇佐」に忽然と出現し、数十年の間に仏教守護神として国家神に躍り出る。本書は、文献史料に加えて八幡宮の祭礼や伝承から当時の政治や社会状況を読み解くなかで、この謎を紐解く。八幡神はその後も時の政治状況と密接に関係し、神の姿を変身させる、時代を写す鏡のような存在であった。その政治性こそが八幡神の本質であると論じる本書は、既存の八幡神研究とは異色のものである。
  • 目次

    序 章
    一 研究のはじまり
    二 研究の視座と研究史
    三 本書のねらいと構成

    第Ⅰ部 八幡信仰の成立と展開

    第1章 奈良時代の政治と八幡神
    はじめに
    一 隼人鎮撫神としての八幡神の登場
    二 天平年間の政治情勢と八幡神の変質
    三 八幡神の入京とその背景
    四 道鏡事件と八幡神
    むすび

    第2章 僧法蓮からみた八幡神論
    ―法蓮と八幡神の出会いから国家神への道を読み解く―
    はじめに
    一 神と仏の遭遇―八幡神と法蓮―
    二 法蓮・八幡神と北辰信仰(妙見信仰)
    三 『続日本紀』にみえる法蓮の実像
    四 宇佐虚空蔵寺遺跡から見た法蓮像
    五 法蓮と宇佐君(公)氏
    六 法蓮の足どりと八幡神への遭遇―飛鳥と豊前をつなぐ―
    七 小倉山鎮座と弥勒寺の成立から鎮護国家の神へ
    むすび

    第3章 八幡大菩薩成立の歴史的背景―聖武天皇の国家構想と関連して―
    はじめに
    一 聖武朝における菩薩思想
    二 聖武天皇と八幡神
    三 太上天皇霊と八幡大菩薩の登場
    むすび

    第4章 女性史からみた道鏡事件
    ―宇佐宮における女祢宜託宣と亀卜の対決―
    はじめに
    一 道鏡事件における託宣と亀卜の対決
    二 道鏡事件の背景
    三 宇佐宮における女祢宜の役割の変化
    むすびにかえて

    補論 宇佐宮女祢宜概史

    第5章 八幡宮における二つの「比売神」成立の意義
    はじめに
    一 比売神の性格と成立とその背景
    二 八幡比売神宮寺の成立と宇佐氏
    三 大帯姫の登場の意味
    むすび

    付論 「八幡神」からみた「民族」「国家」の問題について
    はじめに
    一 律令国家の成立と軍神八幡神の登場
    二 国を護る神と国を護る仏教の結合
    三 鎮護国家の神、八幡神
    四 八幡神と九世紀の日本人の国際意識―むすびにかえて―

    第6章 御霊信仰のはじまりと八幡信仰の新展開
    はじめに
    一 御霊信仰のはじまりと密教
    二 八幡大菩薩の登場と御霊信仰
    三 和気氏と空海・最澄の仏教、八幡信仰の新展開
    四 王城鎮護の石清水八幡大菩薩宮の成立と展開
    五 志多羅神の入京の意義
    むすび

    第7章 権門としての八幡宮寺の成立
    はじめに
    一 元命以前の宇佐宮弥勒寺と石清水八幡宮
    二 宇佐宮弥勒寺と石清水八幡宮の結合―元命の時代―
    三 権門石清水八幡宮の成立―元命の子孫たち―
    むすび

    第8章 古代における八幡神と信仰のひろがり
    一 天神・地祇と八幡神
    二 天神・地祇の上に立つ新たなる神の出現
    三 八幡入京の背後にある二つの宗教政策―聖武天皇と光明子の仏教理念―
    四 称徳女帝の仏教政策と道鏡
    五 桓武天皇の国家構想と八幡大菩薩
    六 支配の神・仏と抵抗の神・仏の対立と融合
    七 古代の信仰の構造とひろがり

    第Ⅱ部 八幡宮の祭礼と伝説の世界を読む

    第9章 宇佐宮放生会を読む
    はじめに
    一 中世の放生会の復元
    二 放生会を読み解く
    三 放生会の成立
    むすび

    第10章 宇佐宮行幸会を読む
    はじめに
    一 行幸会に込められた八幡神の歴史
    二 原行幸会の神幸のルートの意味するもの
    三 薦枕の登場と行幸会の成立
    むすび

    第11章 「鍛冶の翁」と「炭焼小五郎」伝説の実像
    はじめに
    一 金属生産に関係する地名・伝承・遺跡
    二 宇佐八幡神の祭礼と金属
    三 大友氏の支配と豊後の鉄生産
    むすび

    第12章 八幡神と神輿の成立
    はじめに
    一 紫色の輿
    二 八幡=応神天皇霊の成立と御験の登場
    三 女祢宜と薦枕
    むすびにかえて

    第13章 宇佐宮の遷宮の世界を読む―杣始の神事と杣山―
    はじめに
    一 大楠の杣始
    二 杣始行事の淵源
    三 宇佐宮の杣山の立地と杣始の神事について
    むすび

    終章
    あとがき/初出一覧/図表一覧/索引
  • 出版社からのコメント

    時の政治状況と密接に関係し、神の姿を変身させる、時代を写す鏡のような存在であり、その政治性こそが八幡神の本質であると論じる。
  • 内容紹介

    現代においては全国に四万社以上あるといわれる八幡宮。その祭神である八幡神は、八世紀初め、日本の神祇体系に属さない神として古代律令国家の西の周縁部「宇佐」に忽然と出現し、数十年の間に仏教守護神として国家神に躍り出る。本書は、文献史料に加えて八幡宮の祭礼や伝承から当時の政治や社会状況を読み解くなかで、この謎を紐解く。八幡神はその後も時の政治状況と密接に関係し、神の姿を変身させる、時代を写す鏡のような存在であった。その政治性こそが八幡神の本質であると論じる本書は、既存の八幡神研究とは異色のものである。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    飯沼 賢司(イイヌマ ケンジ)
    1953年 長野県豊科町(現安曇野市)生まれ。2024年3月 退職、名誉教授となる。専門は日本古代史・中世史、家族史、宗教史、環境歴史学
  • 著者について

    飯沼賢司 (イイヌマケンジ)
    1953年長野県生まれ。別府大学名誉教授。専門は日本古代史・中世史、家族史、宗教史、環境歴史学。著書に『八幡神とはなにか』(角川書店、2004年。2014年角川ソフィア文庫に改訂出版)、『環境歴史学とはなにか』(山川出版社、2004年)、『国東六郷山の信仰と地域社会』(同成社、2015年)、『別府大学文化財研究所企画シリーズ① ヒトとモノと環境が語る 経筒が語る中世の世界』(共編著、思文閣出版、2008年)ほか。

八幡神からみる日本古代の政治と社会―新たなる八幡信仰史の視座 の商品スペック

商品仕様
出版社名:思文閣出版
著者名:飯沼 賢司(著)
発行年月日:2026/02/27
ISBN-10:4784220720
ISBN-13:9784784220724
判型:A5
発売社名:思文閣出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:530ページ
縦:21cm
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