居家以人骨の研究2 骨考古学先端技術で探る縄文早期の社会組織 [単行本]

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居家以人骨の研究2 骨考古学先端技術で探る縄文早期の社会組織 [単行本]

谷口康浩(編集・著・文・その他)石谷孔司(著・文・その他)植田信太郎(著・文・その他)大橋 順(著・文・その他)大森貴之(著・文・その他)尾嵜大真(著・文・その他)近藤 修(著・文・その他)髙木蔵之介(著・文・その他)戸坂明日香(著・文・その他)中村 凱(著・文・その他)松本耕作(著・文・その他)水野文月(著・文・その他)米田 穣(著・文・その他)


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出版社:六一書房
販売開始日: 2026/03/17
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居家以人骨の研究2 骨考古学先端技術で探る縄文早期の社会組織 の 商品概要

  • 目次

    第1章 研究目的と研究組織
    1.研究目的と学術的意義
    2.研究方法と研究組織 
    第2章 居家以人骨の発掘調査
    1.居家以岩陰遺跡の概要
    2.居家以岩陰遺跡の埋葬人骨
    3.人骨出土状況の調査・記録方法
    第3章 出土人骨と埋葬状況
    1.出土人骨の概要
    2.人骨集積A
    3.人骨集積B
    4.一部の骨を取り上げた調査未完の個体
    第4章 出土人骨の人類学的記載
    1.人骨集積A
    2.人骨集積B
    3.その他の部分骨格
    第5章 出土人骨の放射性炭素年代測定と炭素・窒素同位体分析
    1.資料と方法
    2.分析結果
    第6章 居家以人骨のDNA解析
    1.居家以人骨のDNA 解析概要
    2.居家以人骨のミトコンドリアDNA に基づく個体間血縁関係と集団構成
    3.居家以1号人骨:核SNP 解析からみた系統プロファイル
    4.居家以1号人骨:少数の遺伝子が決める形質プロファイル
    5.居家以1号人骨:多数の遺伝子が決める形質プロファイル
    第7章 1号人骨の復顔
    1.復顔とは
    2.1号人骨の復顔制作
    3.1号人骨の顔貌と今後の課題
    第8章 研究成果と学術的意義
    1.居家以人骨の骨考古学研究
    2.研究成果の摘要
    3.縄文早期人の社会組織
    4.1号人骨のプロファイル
    5.遺体切断を伴う埋葬様式の検討
    6.居家以人骨の重要性

    執筆分担
    第1章 谷口康浩
    第2章 1.谷口康浩・松本耕作  2.谷口康浩  3.松本耕作
    第3章 1.2.(1)(2)(5) 3.4.谷口康浩  2.(3)(4)中村 凱・髙木蔵之助
    第4章 近藤 修
    第5章 米田 穣・尾嵜大真・大森貴之
    第6章 1.植田信太郎  2.水野文月  3.4.石谷孔司  5.大橋 順
    第7章 戸坂明日香
    第8章 谷口康浩
  • 内容紹介

    約1万年前を境として定住化や農耕開始といった画期的変化が世界各地で多発的に起こり始め、人口増加と社会複雑化が加速していく現象がみられる。更新世最終氷期に拡散した旧石器文化の時代が終わり、温暖な完新世に移行して新石器時代が始まる頃に生じた、人類史上の大転換である。先史時代の日本列島も例外ではなく、縄文文化の成立とともに定住化が進み社会・文化が次第に複雑化していった。
     縄文文化の持続的発展は、人口の再生産と文化の継承発展を可能とする安定した社会組織が無ければ決して実現しなかったであろう。とりわけ社会の最も基礎的な単位である家族と婚姻制度、そしてより大きな血縁集団とその組織原理となる出自などの文化制度が、社会の安定に不可欠であったと考えられる。また、葬制や祖先に関わる儀礼祭祀も、血縁社会の同族意識や社会的紐帯を高める重要な機能を担っていたと推定される。
     先史時代の人間社会を科学的方法により実証的に復元しようとする研究は始まったばかりであり、考古学と人類学の連携による骨考古学の挑戦が始まっている。日本列島の人類集団の母体となった縄文人についても、「原始共同体」という古いイメージを払拭し、縄文人骨と葬制の分析に基づいて縄文社会の実像を科学的、実証的に解明しようとする新たな研究が進められるようになった。
     2014年に開始した群馬県居家以岩陰遺跡の学術発掘調査では、これまでに40個体以上の縄文早期人骨(約8100 ~ 8600年前)が出土しており、縄文文化形成期の半定住的な狩猟採集民社会に関する集団データが得られている。また、遺体切断をともなう特異な埋葬様式など、葬制に関する新知見でも注目を集めている。さらに、人骨のDNA分析でも重要な研究成果が得られており、ミトコンドリアゲノム全長配列に基づく各個体のハプロタイプや核ゲノムの解析から、個体間の血縁関係や遺伝的多様性などの集団構成が突き止められつつある。
     本研究では、初期定住段階にある縄文時代早期に焦点を当て、居家以人骨から得られる質の高い人類学的・考古学的情報と骨考古学の先端技術によって、縄文早期人の社会組織の復元という挑戦的課題に取り組む。
    世界的にみても、8000年以上前の集団データを用いた社会構造の研究例は見出せず、初期定住社会の実像に迫る先駆的な探究でもある。
  • 著者について

    谷口康浩 (タニグチヤスヒロ)
    1960年 東京都生まれ
    現職 國學院大學文学部准教授 博士(歴史学)
    専門分野 先史考古学、とくに縄文文化・縄文社会の研究
    2014年より群馬県居家以岩陰遺跡の学術発掘調査に取り組む。
    主な著書 
    『大平山元Ⅰ遺跡の考古学調査』(編著、1999年、大平山元遺跡発掘調査団)
    『環状集落と縄文社会構造』(2005年、学生社)
    『縄文時代の考古学』全12巻(共編著、2007年~2010年、同成社)
    『縄文文化起源論の再構築』(2011年、同成社)
    『縄文時代の社会複雑化と儀礼祭祀』(2017年、同成社)
    『入門 縄文時代の考古学』(2019年、同成社)
    『土偶と石棒―儀礼と社会ドメスティケーション―』(2021年、雄山閣)

    石谷孔司 (イシヤコウジ)
    金沢大学サピエンス進化医学研究センター 助教

    植田信太郎 (ウエダシンタロウ)
    東京大学大学院理学系研究科 名誉教授

    大橋 順 (オオハシジュン)
    東京大学大学院理学系研究科 教授

    大森貴之 (オオモリタカユキ)
    東京大学総合研究博物館 特任研究員

    尾嵜大真 (オザキヒロマサ)
    東京大学総合研究博物館 特任研究員

    近藤 修 (コンドウオサム)
    東京大学大学院理学系研究科 准教授

    髙木蔵之介 (タカギクラノスケ)
    東京大学大学院理学系研究科 博士課程

    戸坂明日香 (トサカアスカ)
    京都大学人と社会の未来研究院 特任研究員

    中村 凱 (ナカムラカイ)
    東京大学大学院理学系研究科 特任研究員

    松本耕作 (マツモトコウサク)
    國學院大學文学部 助手

    水野文月 (ミズノフヅキ)
    東邦大学医学部 講師

    米田 穣 (ヨネダミノル)
    東京大学総合研究博物館 教授

居家以人骨の研究2 骨考古学先端技術で探る縄文早期の社会組織 の商品スペック

商品仕様
出版社名:六一書房
著者名:谷口康浩(編集・著・文・その他)/石谷孔司(著・文・その他)/植田信太郎(著・文・その他)/大橋 順(著・文・その他)/大森貴之(著・文・その他)/尾嵜大真(著・文・その他)/近藤 修(著・文・その他)/髙木蔵之介(著・文・その他)/戸坂明日香(著・文・その他)/中村 凱(著・文・その他)/松本耕作(著・文・その他)/水野文月(著・文・その他)/米田 穣(著・文・その他)
発行年月日:2026/03/17
ISBN-13:9784864451949
判型:A4
発売社名:六一書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:202ページ
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