日米密約史-核、朝鮮有事、沖縄をめぐる裏交渉(中公新書) [新書]
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出版社:中央公論新社
販売開始日: 2026/04/22
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日米密約史-核、朝鮮有事、沖縄をめぐる裏交渉(中公新書) の 商品概要

  • 目次

    まえがき
    序 章 なぜ密約が交わされてきたのか
    「表」の条約・「裏」の密約  密約とは何か  なぜ密約は問題になるのか  本書の目的と方法  本書の構成
    第1章 なぜ米兵を裁けないのか――刑事裁判権放棄密約の実態
    1 刑事裁判権の原理
    旗国法原理  領域主権論  NATO軍地位協定
    2 日米行政協定の改定
    日米の主張  交渉開始  解決の糸口  津田陳述
    3 密約の成立
    津田陳述の密約性  オランダ方式・ドイツ方式  密約の実務
    4 密約の検証
    津田陳述の非公表性  統計データによる起訴率  オランダ・ドイツの裁判権放棄事例  刑事裁判権放棄の透明性の確保

    第2章 日本への核持ち込み――一九六〇年核持ち込み密約
    1 米国の核政策・日本の非核政策 
    米国の核保有数の急増  アイゼンハワー政権のニュールック政策  NCND政策  重光・アリソン口頭了解
    2 安保改定の舞台裏
    岸首相の訪米(1957年6月)  藤山外相の訪米(1958年9月)  米国の核戦略  フォーミュラ案
    3 秘密交渉の内幕
    岸・ハーター交換公文  フォーミュラをめぐる日米交渉  藤山外相の口頭了解  秘密了解をめぐる攻防  日本側の譲歩  「討議の記録」
    4 対米依存構造
    密約調査と外務省報告書  「東郷メモ」  非核二・五原則  核持ち込み密約

    第3章 米軍が自由に出撃するために――一九六〇年朝鮮議事録
    1 国連軍と日本
    「国連軍」の創設  「吉田・アチソン交換公文」  国連軍と戦闘作戦行動
    2 国連軍と事前協議制度
    「吉田・アチソン交換公文」の効力  日本案の内容  日本案への反応  統合参謀本部(JCS)の意見  朝鮮半島有事における例外規定
    3 密約締結の真相
    朝鮮半島有事の検討と米側の要請  日本側の対応  「好意的考慮案」  表向きと裏の取り決めの二重構造
    4 朝鮮議事録
    吉田・アチソン交換公文等に関する交換公文  朝鮮議事録  朝鮮議事録への署名  「事前協議なき出撃」  事前協議制度の形骸化


    第4章 沖縄返還と基地の自由使用――朝鮮議事録の行方
    1 沖縄返還への道のり
    「潜在主権」  ブルースカイ政策  ハルペリンとスナイダー  密使・若泉敬  佐藤・ジョンソン会談(1967年11月)
    2 沖縄返還の対処方針
    「核抜き・本土並み」  ニクソン政権下のNSC  NSSM5号  NSDM13号
    3 作戦使用と事前協議
    愛知・ロジャーズ会談(1969年6月)  共同声明抜粋案と総理の一方的発言案  米側共同声明案  韓国・台湾・ベトナム
    4 共同声明・総理の一方的発言
    安保条約の原則  韓国条項  台湾条項  ベトナム条項  朝鮮議事録の存続

    第5章 沖縄への核持ち込み――一九六九年沖縄核持ち込み密約
    1 沖縄返還交渉と核問題
    日米の立場  第二次日本案  苦悩する佐藤首相  「会談録」  日本側最終打合せ
    2 密使・若泉敬の再起用 
    政治的ホットライン  佐藤首相の曖昧な返答  繊維問題  スタンズ・ペーパー  ホイーラー・ペーパー
    3 核抜き交渉 
    佐藤首相案と若泉案  手続きに関する申し合わせ(シナリオ)  「核抜き」合意
    4 核と繊維 
    合意議事録草案  草案の確定  合意議事録への署名  難航する繊維問題  軍部の説得

    終 章 密約が交わされる構造と深層
    密約の特徴  密約の残した影響  密約が明らかにした課題  
    密約の教訓  日米密約の根源

    あとがき / 密約資料 / 参考資料
    日米密約史 関連年表
  • 出版社からのコメント

    なぜ密約が生まれ、日本に何をもたらしたか。米国側の史料・新事実をふまえ、秘密交渉の全容を解明。対米依存の真相に光を当てる。
  • 内容紹介

    戦後、日米政府間で誰にも知られず交わされた密約。
    政府首脳だけが把握し、日米安保のかげで、両国間の構造に深く組み込まれてきた。
    ①米兵の裁判権放棄、②日本への核持ち込み、③基地からの米軍の自由な出撃、④沖縄への核持ち込みという四つの密約の正体とは何か。
    なぜ密約が生まれ、日本に何をもたらしたか。
    米国側の史料・新事実を踏まえ、裏交渉の全容を解明。
    ヴェールを剥ぎとり、対米依存の真相に光を当てる。
  • 著者について

    信夫隆司 (シノブタカシ)
    1953年山形県生まれ.日本大学大学院法学研究科修士課程,Portland State University大学院政治学研究科修了.博士(政治学).岩手県立大学教授,日本大学法学部教授を経て,日本大学名誉教授.専門は,国際政治学、国際関係史.
    著書『国際政治理論の系譜――ウォルツ、コヘイン、ウェントを中心として』(信山社,2004年)
    『若泉敬と日米密約――沖縄返還と繊維交渉をめぐる密使外交』(日本評論社,2012年),『日米安保条約と事前協議制度』(弘文堂,2014年),『米軍基地権と日米密約――奄美・小笠原・沖縄返還を通して』(岩波書店,2019年,櫻田會特別功労賞受賞),『米兵はなぜ裁かれないのか』(みすず書房,2021年).共著『国際関係論〈第4版〉』(弘文堂,2025年).

日米密約史-核、朝鮮有事、沖縄をめぐる裏交渉(中公新書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:中央公論新社
著者名:信夫隆司(著)
発行年月日:2026/04
ISBN-10:4121029046
ISBN-13:9784121029041
判型:新書
発売社名:中央公論新社
対象:教養
発行形態:新書
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:256ページ
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