間文化性から音楽を考える-20世紀音楽をめぐる批評と分析 [単行本]
    • 間文化性から音楽を考える-20世紀音楽をめぐる批評と分析 [単行本]

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間文化性から音楽を考える-20世紀音楽をめぐる批評と分析 [単行本]

安川智子(著・文・その他・編集)藤田茂(著・文・その他・編集)エヴェレット宇野弥生(著・文・その他)長木誠司(著・文・その他)


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出版社:音楽之友社
販売開始日: 2026/04/18
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間文化性から音楽を考える-20世紀音楽をめぐる批評と分析 の 商品概要

  • 目次

    はじめに
    凡例

    序章 間文化性とは――Q&A  エヴェレット宇野弥生/藤田茂・安川智子(訳・聞き手)

    第1部 歴史・前兆――日本の作曲家たちの間文化性

     第1章 モダニティ(近代)の多様性――橋本國彦の戦前の歌曲と「舞」  ラッセ・レヘトネン(安川智子訳)

     column 1 山田耕筰のオペラ――オペラ・バレエ「あやめ」の編曲を例に  太田郁

     第2章 ドビュッシーから平尾貴四男へ――ペンタトニックの和声理論化にみる間文化性  安川智子


    第2部 思想・前提――オリエンタリズムから間文化性へ

     Interlude(間奏曲) 間文化性と音楽をめぐる理論と概念  エヴェレット宇野弥生(藤田茂訳・安川智子編集)

     第3章 オリエンタリズムと「蝶々夫人」  長木誠司

    第3部 間文化的分析――メシアン・武満徹・細川俊夫の事例を通して

     第4章 メシアンの「復活」音楽における日本の雅楽と中国の祭祀賛歌  チョウエリ(張惠玲)(藤田茂訳)

     column 2 近代における日中の音楽交流――留学生の足跡を辿る  鄭暁麗

     column 3 宣教におけるインカルチュレーション――カトリック教会の日本語聖歌  松橋輝子

     第5章 擬態される「間文化主義」――オリヴィエ・メシアンと武満徹の自己批評言説の検証を通して  藤田茂

     essay 1 音楽教育の現場から これからの作曲教育の行方は?――大学における音楽理論の授業について考える  星谷丈生

     column 4 音楽分析は誰のもの?――ブルックナーの場合  石原勇太郎

     第6章 細川俊夫の音のコスモロジー  エヴェレット宇野弥生(安川智子訳)

     essay 2 創作の現場から 今日の演劇における「洋の東西」について  阿部海太郎

    引用文献一覧
    おわりに――他者と生きる
    間文化性にかかわる概念用語一覧
    人名索引
    事項索引
  • 内容紹介

    本書は、「間文化性(Interculturality)」という、明確に定義づけることが難しい概念を出発点として、著者それぞれの立場から、音楽をめぐる現象や作品を考察し、その背後にある思想や社会を読み解いていく試みである。
    文化と文化の「間」とはなんだろうか。本書が第一に想定しているのは、アイデンティティの「間(あいだ)性」と音楽の関係である。
    現代は国籍や性別や血縁関係でアイデンティティを推し測れない時代である。
    不思議なことに、音楽と向き合うとき、「本当の自分」に出会えたように感じることがある。本書では音楽作品に向き合うことで、自分自身を投影し、定義づけるだけでなく、他者を知り、理解するために、音楽分析の新たな方法論を探究する。歴史的な軸と、思想的な軸を交差させながら、読者とともに「間文化性とは何か」を考え、音楽分析を通して徐々に明らかにしていくよう構成されている。
  • 著者について

    安川智子 (ヤスカワ トモコ)
    パリ第4大学(パリ・ソルボンヌ)メトリーズ課程を経て、東京藝術大学大学院博士後期課程修了(音楽学・博士)。専門は19世紀~20世紀前半フランス音楽・文化史および音楽理論史。近年は20世紀日仏交流史を研究。現在北里大学一般教育部教授、東京藝術大学楽理科および声楽科(修士課程)非常勤講師。共編著に『ハーモニー探究の歴史』(音楽之友社)、『ベートーヴェンと大衆文化』(春秋社)、『〈悪魔のロベール〉とパリ・オペラ座』(上智大学出版)、訳書にポルシル『ベル・エポックの音楽家たち』(水声社)、共訳書ダランベール『ラモー氏の原理に基づく音楽理論と実践の基礎』(春秋社)、共著に『オペラの時代』、『クローデルとその時代』、『マラルメの現在』(以上水声社)、『音楽史事典』、『キリスト教文化事典』(以上丸善出版)、最近の論文に「箕作秋吉の五度和声理論にみる異文化共存」『音楽学』(共著)など。2023年よりNHKFM「古楽の楽しみ」案内役を務める。

    藤田茂 (フジタ シゲル)
    音楽学者。フランス政府給費留学生としてパリ大学ソルボンヌ校(現・ソルボンヌ大学)に学び、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程を修了。博士(音楽学)。20世紀以降のフランス音楽を主なフィールドとし、メシアンやデュティユーなどの創作を中心に研究を行ってきた。具体的作品の分析を通して、作曲上の思考がいかに形成され、どのような選択の積み重ねによって音楽作品として結実していくのかを、歴史的な文脈の中で検討している。また、作曲家自身の言説や、それを取り巻く文化的・制度的背景にも関心を寄せながら、作品がどのように語られ、理解されるのかという批評の問題にも目を配ってきた。分析と言説、批評のあいだを往還しつつ、作品理解の枠組みそのものを問い直す姿勢を特徴とする。訳書にヒル&シメオネ『伝記オリヴィエ・メシアン――音楽に生きた信仰者』がある。現在、東京音楽大学教授。

    エヴェレット宇野弥生 (ウノ ヤヨイ エヴァレット)
    横浜出身。現在ニューヨーク市立大学ハンターカレッジ教授および大学院研究部長。研究は記号論、物語論、マルチメディア理論、カルチュラル・スタディーズ、東アジア美学の観点から、戦後芸術音楽・映画・オペラを分析する。著書に『現代オペラにおける神話と物語の再構成』(インディアナ大学出版)、共編著『西洋音楽に東アジアを位置づける』(ウェズリアン大学出版)、最新の編著書に『Contemporary Opera in Flux』(ミシガン大学出版、2024年)がある。現代作曲家の音楽に関する査読付き論文多数。

    長木誠司 (チョウキ セイジ)
    1958年福岡生まれ。東京大学名誉教授。博士(音楽学)、音楽学者、音楽評論家。日本音楽学会前会長。18~21世紀のオペラおよび20~21世紀音楽を多方面から研究中。著書に『前衛音楽の漂流者たち~もう一つの音楽的近代』(1993年、筑摩書房)、『グスタフ・マーラー 全作品解説事典』(1994年、立風書房)、『フェッルッチョ・ブゾーニ~オペラの未来』(1995年、みすず書房)、『戦後の音楽芸術音楽のポリティクスとポエティクス』(2010年、作品社)、『オペラの20世紀 夢のまた夢へ』(2015年、平凡社)、『オペラ 愛の壊れるとき 名作がしかける涙のレトリック』(2021年、音楽之友社、2021年)など。1988年第1回音楽執筆者協議会(現ミュージック・ペンクラブ・ジャパン)賞、1993年第4回出光音楽賞、1996年第6回吉田秀和賞、2016年第66回芸術選奨評論等部門文部科学大臣賞、2021年春の褒章で紫綬褒章受章。

間文化性から音楽を考える-20世紀音楽をめぐる批評と分析 の商品スペック

商品仕様
出版社名:音楽之友社
著者名:安川智子(著・文・その他・編集)/藤田茂(著・文・その他・編集)/エヴェレット宇野弥生(著・文・その他)/長木誠司(著・文・その他)
発行年月日:2026/04/18
ISBN-13:9784276101081
判型:A5
発売社名:音楽之友社
対象:教養
発行形態:単行本
内容:音楽・舞踏
言語:日本語
ページ数:200ページ
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