科学否定論はなぜ人をひきつけるのか-地球平面説から反ワクチンまで(ちくま新書<1922>) [新書]
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出版社:筑摩書房
販売開始日: 2026/06/10
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科学否定論はなぜ人をひきつけるのか-地球平面説から反ワクチンまで(ちくま新書<1922>) の 商品概要

  • 目次

    はじめに
    富士山は日本で一番高い山?/科学はなぜ陰謀論の問題になるのか/本書の内容

    序章 「真実」を求める社会
    地球平面説という謎/ポストトゥルースの時代?/科学否定論とは何か/武器としての陰謀論/「エビデンス」が問われるとき/データベース化する社会/専門家をうまく疑う/方法としての相対主義――科学知識の社会学

    第一章 生き残る地球平面説
    二一世紀の大航海/コロンブス神話/地球平面説の再発明/ロウボサムの子どもたち/異端な「知」のバトン/オンライン化する「啓蒙」/平らな大地と歪んだ社会/地球が球体でないことの一〇〇の証明/専門家の証言vs.自分の経験/「民主的」なコミュニティ

    第二章 科学否定論とは何か
    「科学否定論」という新語/疑似科学としての「科学否定論」/論破のテクニック/四つの事例/①創造論――「進化論は正しくない」/②ホロコースト否定論――「ホロコーストは存在しない」/③タバコ戦略――「タバコは有害ではない」/④反ワクチン運動――「ワクチンは安全ではない」/通説はなぜ否定されるのか/批判と否定――ジャーナル共同体の内と外/マスメディアと「偽の等価性」/近代社会のジレンマ

    第三章 科学と疑似科学のあいだ
    科学否定の心理学/単純な二分法を超えて/創造科学裁判――「科学」を賭けた判決/ラウダンの反論――「科学」は定義できない/ルースの再反論――それでも「非科学」は存在する/科学と非科学の線引き問題/線引き問題の逝去/マッキンタイアの「科学的態度」/疑似科学の哲学/新しい回答方針/「科学否定論」を定義する/線引き問題の社会化――「本物の科学」と「フェイク科学」/システムとしての科学/残された問題――「正しい陰謀論」を考える

    第四章 陰謀論の何が問題か
    クライメートゲート事件/地球温暖化の発見/気候変動否定論――「気候変動は人間のせいではない」/合意を証明する/鏡の中の陰謀論/陰謀論と社会科学――もう一つの線引き問題/陰謀論の哲学/陰謀論とは何か/社会学的想像力は陰謀論でないのか/意図とメカニズム/科学社会学と無知学――二つの選択/科学否定論から反科学政策へ

    第五章 エビデンスと陰謀論
    「エビデンス」とは何か/エビデンスの序列化/分裂する「エビデンス」/専門家からデータベースへ/「マスクの効果」騒動――コクラン・レビュー/方法論的フェティシズム――RCT至上主義/客観性と「訓練された判断」/初心者と二人の専門家問題/顔の見える専門家/信頼と不信のあいだ/エビデンスと陰謀の証拠/陰謀論にとって「証拠」とは何か/認識論的権威――背中合わせの証拠と信頼/疑似科学と陰謀論の組み合わせ

    終章 内なる否定論と向き合う
    通説とは何か/論争中と論争後/陰謀を発見する/抗議運動としての否定/データベースと情報の民主化/反権威主義のユートピア/内なる否定論と向き合うには


    あとがき
    参考文献
    図版出典一覧
  • 出版社からのコメント

    「地球は平らだ」と言う人に反論できますか? 科学の通説や専門家を真っ向から退ける陰謀論の背景を探り、私たちの知の土台を問う。
  • 内容紹介

    「地球は平らだ」と言う人を説得できますか?

    地球平面説、気候変動否定論、ホロコースト否定論、反ワクチン運動など、科学や歴史の通説を真っ向から退け、専門家を疑う陰謀論が世界中に広がっている。「真理」や「正しさ」を下支えする制度を根底から突き崩す科学否定論。荒唐無稽に思えるが、その主張には「エビデンス」があり、反駁するのは意外にも難しい。真実を求める人々がなぜ否定論にのめり込んでしまうのか。現代社会に渦巻く不安や不信感の正体とは何か。その背景を読み解き、いま大きく揺らぐ私たちの知の土台を考える。

    ?「真実」を求める人ほどハマりやすい
    ?陰謀論にも数値やデータなどの「エビデンス」がある
    ?荒唐無稽にみえても反駁するのはかなり難しい
    ?陰謀論にも「正しい」ものがある

    図書館選書
    「地球は平らだ」と言う人に反論できますか? 科学の通説や専門家を真っ向から否定する陰謀論が広がっている。その背景を探り、私たちの知の土台を問いなおす。
  • 著者について

    松村 一志 (マツムラ カズシ)
    松村 一志(まつむら・かずし):1988年東京都生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。成城大学文芸学部准教授を経て現職。専門は社会学・科学論。著書に『エビデンスの社会学――証言の消滅と真理の現在』(青土社)、『社会科学のメソドロジー2――測ることの社会科学』(共著、東京大学出版会)、『無知学への招待――〈知らないこと〉を問い直す』(共著、明石書店)など。

科学否定論はなぜ人をひきつけるのか-地球平面説から反ワクチンまで(ちくま新書<1922>) の商品スペック

商品仕様
出版社名:筑摩書房
著者名:松村一志(著)
発行年月日:2026/06
ISBN-10:4480077529
ISBN-13:9784480077523
判型:新書
発売社名:筑摩書房
対象:一般
発行形態:新書
内容:社会科学総記
言語:日本語
ページ数:256ページ
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