球磨川流域ものがたり 水害、ダム問題に挑む女性たち [単行本]
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球磨川流域ものがたり 水害、ダム問題に挑む女性たち [単行本]
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球磨川流域ものがたり 水害、ダム問題に挑む女性たち [単行本]

嘉田由紀子(著・文・その他)


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出版社:つり人社
販売開始日: 2026/06/30
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球磨川流域ものがたり 水害、ダム問題に挑む女性たち の 商品概要

  • 目次

    写真でたどる昭和時代の球磨川流域……2

    資料・流域マップ……12

    はしがき……14



    序章 加藤登紀子さんと嘉田由紀子が語る、ダム問題の今……21



     加藤登紀子さんと球磨川・川辺川 2020年7月水害と支援コンサート……22

     加藤登紀子さんと私の出会い 子どもたちが歌える琵琶湖の歌、作ってください!……29

     八ッ場ダム、川辺川ダム、石木ダム、が三大問題(テーマ)です……35

     川辺川ダム建設は「命と暮らしをまもる」と2020年水害後に復活……42

     ダム計画による分断に橋を架け、絶望の中に希望を!

      若い人に農林水産業、そして自然への関心を高めてほしい……46



    第1章 なぜ今、球磨川水害と女性たちなのか? ……51



     なぜ今、ダムだけに頼らない流域治水なのか? ……52

     住民と連携してダムに疑問符を呈した潮谷義子知事と流域の女性たち……54

     何が50名の生死を分けたのか?

      川辺川ダムが完成していても命は救えなかった!……58



    第2章 自然の恵みに希望を託す五木村の5人の女性……63



     60年間、川辺川ダム建設計画に翻弄された五木村……64

     ヤマメ・ソバ・ジビエの伝統食のロッジ

      「ロッジ山小屋」経営の田中加代子さん・桃子さん……68

     五木村はじめての女性村議会議員として村づくりに挑戦した樅木晴美さん……71

     五木観光案内人のペンション経営者黒木晴代さん……73

     よそ者として焼き畑再生を調査   村の未来づくりの助っ人、寺嶋悠さん……77



    第3章 川辺川ダムでは救えなかった人吉市内溺死者20名の命!……81



     人吉市溺死者20名の死亡原因は支流氾濫が主……82

     かつての農業用水路が都市化の中で危険水路になってしまった……86

     国土交通省はアメリカのハリケーンモデルを使い

      川辺川ダムで119名の命が救えると主張……87

     「清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会」の歩み……89

     木本泰子さん、千景さん母子の避難判断

      ラフティングによる屋根上母子の救助……91

     市房ダムの完成後に川との関わりは大きく変わった 川邊敬子さんの証言……94

     泥だらけの建物清掃、4歳の子どももけなげに泥をかく! ……97



    第4章 球磨川下りの歴史と人吉市内の旅館の女将たち……100



     明治末に始まった球磨川下り。観光の再生へ託す希望……101

     2029年には創業200年。老舗「鍋屋旅館」の女将・富田峰子さん……106

     人吉旅館の女将・堀尾里美さんは韓国生まれ。

      女将会(さくら会)の会長として、肥薩線再生に大きな期待……110

     鯉と鰻の養魚池に起源をもつ

     「人吉温泉しらさぎ荘」の女将・髙山多磨さん……113



    第5章 球磨川の母は言った。「水害は一時、川は永遠」……120



     球泉洞の釣宿の娘・平野みきさん

      母と叔母が家ごと流されたが球磨川をうらんではいない……121

     復興のための釣り大会

      ダムによる便益は、失われる自然資本に釣り合うか……125



    第6章 中流部の球磨村では、瀬戸石ダムの影響で10名以上が溺死……129



     瀬戸石ダムによる水位上昇 その影響をゼロとする国土交通大臣……130

     百年レイル 肥薩線再生のためにも瀬戸石ダム撤去を……134

     昭和20年代の緒方雅子さんの思い出 アユ釣り、にごりすくい、幸せな川……136

     恵みの川を災いの川にした瀬戸石ダム

      父の姿が、雅子さんを奮い立たせた……142

     自然は人間の法に忖度しない 「のさり」の思想を胸にする息子の洋さん……144



    第7章 球磨川最下流部の八代市で、つる詳子さんに聴く

       八代海の自然の声に耳を傾けてきた女性たち……147



     球磨川最下流部の坂本地区では4名が溺死……148

     坂本地区の復興を見守る道野紗喜子さん吉田幸子さんに聴く……153

     ダムが建設される前の洪水は

     「大水(おおみず)」と言って水害ではなかった……156

     荒瀬ダム建設前の球磨川流域はアユとウナギ、ホタルが溢れていた……158

     漁師さんの聞き取り調査で発見 豊穣の不知火海……159

     アユとウナギの減少と潮谷義子知事の英断……161

     荒瀬ダム撤去後に見えてきた瀬戸石ダム撤去の必要性……164

     川辺川ダム問題を通じて不知火海と球磨川流域圏再生をめざす……167

     山の荒廃による水害は川辺川ダムでは防げない 2年間で80回、山に入ったつる詳子さんの提言……170



    第8章 『苦海浄土―わが水俣病』の作家・石牟礼道子さんは

       八代海から球磨川水源の市房ダム、川辺川ダムに思いをはせる……173



     市房ダムの水底訪問にこだわった石牟礼道子さん……174

     石牟礼さんと市房ダム 水俣から球磨川源流、そして川辺川ダムへのまなざし……177

     ダム底で出会った「残夢童女」と「草木虫魚万霊供養塔」の墓石……180

     『天湖』でえがかれた水底の神「沖の宮」は

      万霊供養のよりどころか?……185

     洗濯川と水路の洗い場 そして比叡山の「草木虫魚悉皆成仏」へのひろがり……189

     石牟礼道子さんと志村ふくみさんが共感を育てた

      草木の魂の色で沖の宮の水神を来世におくる思想……196



    第9章 川辺川ダム問題に挑戦した女性政治家、元熊本県知事・潮谷義子さん……203



     「県政は未来世代からの預かりもの」と語り

      川辺川ダム問題と水俣病問題解決に尽力……205

     川辺川ダム問題には、9回の住民討論集会を企画 住民参加の道筋をつける……207

     佐賀県生まれのクリスチャン 潮谷さんの人生観はどこから?……210

     ダム問題当事者の農業者・漁業者が女性たちと力を合わせてきた経緯……212

     「川辺川ダム反対とは言わせない」と自民党から牽制 二期で知事引退を決意……218

     水俣病問題で出会った原田正純さん、石牟礼道子さん、杉本栄子さん……221



    第10章 これからの河川政策、土地固有のリスクと精神文化を埋め込んだ

     「ほんまもんの流域治水」の実現を! ……225



     すでに既定路線のように見える川辺川ダム

      女性の訴えが届かない今、分断から抜け出る希望はあるか?……226

     川辺川ダム問題をめぐる2025年―2026年参議院での

      高市早苗総理大臣、片山さつき財務大臣とのやりとり……228

     国政では防災・減災・国土強靭化の効果検証と評価指標・事業目的の再定義が必要では?……238

     「自分ごと化」とはなにか

      近代化の中で「近い水」が「遠い水」になった日本の河川政策……241

     「ダムは原則つくらない」という方針をだした淀川水系流域委員会……247

     2006年滋賀県知事選挙で打ち出した「ダム見直しマニフェスト」……249

     球磨川50人溺死者調査の結果から四つの脆弱要素を摘出する……252

     浸水深が浅いところでも新興住宅街では溺死者が発生

      いわゆる分家の水害……257

     2020年球磨川水害で明確になった流域治水の必要性……259

     「ハード」・「ソフト」に「ハート」も加えて一体型の骨太で「ほんまもんの流域治水」政策を!……262



    参考文献……267

    あとがき……269

    奥付……272
  • 出版社からのコメント

    球磨川という流域を舞台に、「ダム」「水害」「女性」という視点から未来の治水について見つめ直すものがたり。
  • 内容紹介

    元滋賀県知事・参議院議員として、ダム問題と流域治水に取り組んできた嘉田由紀子さんによる月刊つり人https://tosaku.shop-pro.jp/連載「球磨川流域ものがたり」が大幅加筆を経て単行本化。

    2020年7月の豪雨災害をきっかけに川辺川ダムの建設が再び進行しつつある熊本県・球磨川流域。著者らの調査によってダムがあっても犠牲者を救えなかったエビデンスが明らかになるなか、復興に向けて力強く歩みを進める多様な立場の女性たち――水害被災者、旅館の女将、釣り宿の一人娘、リバーガイド、かつて荒瀬ダム撤去を決めた元熊本県知事ら……の生活者視点に、分断を乗り越え将来の治水の在り方を考えるヒントがあった!

    本書では6回分の連載に加え、環境保全に取り組み続ける歌手・加藤登紀子さんとの対談からはじまり、『苦海浄土』で水俣病を告発し小説『天湖』で市房ダムと川辺川ダムに思いをはせた昨夏・石牟礼道子さんのまなざしを通じて、ダムによって失われていく人々と川との関係性を整理。

    さらに圧巻は、新しい河川政策を提案する第10章。「流域治水」を進めるうえで、知事・政治家として乗り越えてきた壁、現在直面している壁が明かされる。いま、日本各地で河川政策に参画するためのアプローチを考えるうえで、大きなヒントがここにある。

球磨川流域ものがたり 水害、ダム問題に挑む女性たち の商品スペック

商品仕様
出版社名:つり人社
著者名:嘉田由紀子(著・文・その他)
発行年月日:2026/06/30
ISBN-13:9784864477772
判型:46判
発売社名:つり人社
対象:実用
発行形態:単行本
内容:体育・スポーツ
言語:日本語
ページ数:272ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:300g
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