デジタルインフラの地政学―インターネットデータセンターAI急所を握るのは誰か [単行本]
    • デジタルインフラの地政学―インターネットデータセンターAI急所を握るのは誰か [単行本]

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デジタルインフラの地政学―インターネットデータセンターAI急所を握るのは誰か [単行本]



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出版社:日経BP社
販売開始日: 2026/06/19
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デジタルインフラの地政学―インターネットデータセンターAI急所を握るのは誰か の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    イラン戦争、台湾有事…世界の紛争で情報システムやデータセンターが崩壊危機に。デジタルと国家・ビッグテックの危うい関係を徹底解説!
  • 目次

    序章 インターネットという見えない大陸
    0-1 世界がブルースクリーンに染まった日
    0-2 見えない大陸の到来
    0-3 物理空間と論理空間、そしてチョークポイント
    0-4 本書の概念導線
    0-5 読者への手引き

    第1章 インターネットの理想と集中化の奔流
    1-1 自律・分散・協調の設計思想
    1-2 自律:独立ネットワークの集合体
    1-3 分散:単一障害点を避ける理想と実用性の壁
    1-4 協調:独立した主体群を接続する技術
    1-5 絶対条件としての一意性
    1-6 集約されるインターネット:2000から5への圧倒的集約化
    1-7 再中央集権化を駆動する4つの引力
    1-8 集中化の代償:失われたイノベーションの土壌

    第2章 集中化が生む構造的な脆さ―攻撃者なき破壊
    2-1 共通モード故障と共通原因故障
    2-2 ソフトウェア・モノカルチャーと共通原因故障
    2-3 三大クラウドの障害:AWS・Azure・GCP
    2-4 2025年―制御プレーン障害の年
    2-5 コードの正常動作が生む破壊:UniSuperのデータ消失
    2-6 マルチAZ設計の限界:軍事攻撃が覆す独立性の仮定
    2-7 生成AIの裏側にある依存の連鎖
    2-8 「分散していれば安全」という幻想
    2-9 VMwareの変貌:急変型ロックインの衝撃
    2-10 Oracleの商業的拘束:漸進型ロックインの構造

    第3章 物理空間の地政学―点と線の支配
    3-1 All-Red Lineからデジタル・シーレーンへ
    3-2 海底ケーブルの切断事例:相関故障の実証
    3-3 迂回路としての宇宙:Starlinkと衛星コンステレーション
    3-4 地政学的相関故障:海峡が引き起こす連鎖的機能停止
    3-5 修理能力の地政学:復旧ボトルネック
    3-6 データセンターと資源:生成AIの物理的制約
    3-7 ハイパースケールデータセンターをめぐる世界の攻防
    3-8 中国の東数西算:相関故障の国家的再配置
    3-9 供給拠点集中の帰結:半導体サプライチェーンとTSMCの地政学

    第4章 論理空間の地政学―コードによる支配
    4-1 Code is Lawと論理空間の制御点
    4-2 経路制御:BGPはなぜ乗っ取られるのか
    4-3 DNS:インターネットの住所録を誰が握るのか
    4-4 クラウドと論理的支配力
    4-5 信頼は誰が保証するか:PKIの構造的限界
    4-6 国家と電子証明書基盤の衝突:信頼の連鎖はどう武器化されるのか
    4-7 プラットフォームの権力:アカウント停止からアプリ排除まで
    4-8 CLOUD法:データはどの国の法に従うのか
    4-9 見えない制御点をどう分散するか:論理空間での分散の要請

    第5章 新しいリヴァイアサン ―ハイパースケーラーが垂直統合する世界
    5-1 ハイパースケーラーの台頭と東インド会社
    5-2 水面下の支配:East-Westトラフィックの爆発
    5-3 公共インターネットからの離脱:宇部興産専用道路の論理
    5-4 4社のプライベートWAN:私道のための独自の交通規則
    5-5 データセンター内部で進む独自実装
    5-6 ハイパースケーラーが書き換える海底の版図
    5-7 オフネットキャッシュ:通信事業者の施設に入り込むハイパースケーラー
    5-8 新しいリヴァイアサン:巨大化するクラウドを誰が制御するのか

    第6章 主権の攻防―国家とプラットフォーマーの衝突
    6-1 サイバー空間のトリレンマ:主権、民主主義、グローバル化の衝突
    6-2 中国のサイバー主権:三法の城壁
    6-3 ロシア・イラン:異なるサイバー主権モデル
    6-4 論理的国境線の内側で:Apple、Tesla、Microsoftはどう振る舞ったか
    6-5 米国:マルチステークホルダーモデルからデジタル保護主義へ
    6-6 EUのデジタル主権:ビッグテックの機能的主権にどう対抗するか
    6-7 アルゴリズムという新領土:TikTok強制売却
    6-8 商業クラウドの軍事化:JWCCからProject Nimbusへ
    6-9 規制の地政学化とブリュッセル効果の試練

    第7章 デジタル勢力圏の攻防―海底ケーブル、陸上回廊、衛星をめぐる再編
    7-1 海洋と大陸の角逐:現代のマハンとマッキンダー
    7-2 バルト海のハイブリッド戦争:影の船団とインフラ破壊
    7-3 陸の回廊:ランドパワーの大陸ルートが変える接続性
    7-4 海の境界線:米中が争う海底ケーブルの再配線
    7-5 西側ハイパースケーラーの対抗布陣:Googleのインド太平洋戦略
    7-6 通信網から監視まで:中国が輸出するデジタル権威主義
    7-7 スプリンターネットの臨界点:イランの兵営インターネット
    7-8 宇宙という新しい共有地:Starlinkと主権の衝突
    7-9 相関故障リスクの再編

    第8章 日本の戦略―信頼のハブを設計する
    8-1 制裁と遮断:法域が分断するクラウド
    8-2 地政学的相関故障:重層的なチョークポイントと日本の脆弱性
    8-3 DFFTは何を目指したのか
    8-4 プラットフォーム規制の三極比較
    8-5 技術による止揚:PETsとデータの「移動」から「アクセス」へ
    8-6 日本型デジタル規制の座標:領域ごとの使い分け
    8-7 日本は信頼できる結節点になれるか:信頼のセーフハーバー
    8-8 物理インフラと供給網をどう守るか:ハードウェア層の戦略
    8-9 制度と資金でつくる信頼圏

    第9章 デジタルインフラをどう社会に根づかせるか―制度・市場・エネルギー
    9-1 制度で市場を動かす
    9-2 戦略的な調達者としての政府
    9-3 物理基盤の再構築とデジタル国土強靭化
    9-4 ワット・ビット連携:電力を送るか、データを送るか
    9-5 5兆円規模の外資クラウド投資は何をもたらすか
    9-6 地方分散を動かすには需要側が足りない
    9-7 日本はアジアのデジタルハブになれるか

    第10章 企業の生存戦略―自律への再設計
    10-1 効率性からレジリエンスへ
    10-2 デジタルの生物多様性
    10-3 ベンダー依存を管理する
    10-4 CIOはどう判断するか
    10-5 ベンダーに縛られないための三原則
    10-6 自律的なインフラ戦略:ホンダとトヨタの教訓
    10-7 オペレーショナル・レジリエンス:業務を止めないアサヒグループの教訓
    10-8 管理可能な依存の3条件
    付録 クラウド依存度診断チェックリスト

    終章 デジタルインフラの死と生―街路のダイナミズムを求めて
    E-1 サイバー空間にも「街路」が必要だ
    E-2 管理可能な依存の3条件
  • 出版社からのコメント

    国家とビッグテックが織りなすデジタルインフラの支配構造を読み解く、新たな地政学入門書
  • 内容紹介

    インターネットは本当に自由で開かれた空間なのか――。本書は、デジタルインフラの構造を地政学の視点から読み解き、その支配と依存の実態を明らかにする。
    海底ケーブルやデータセンターといった物理的基盤から、クラウド、認証、通信制御といった論理的基盤まで、現代のデジタル社会は「見えるもの」と「見えないもの」の重層的なインフラによって支えられている。
    だが、その運用は国家や巨大IT企業に集中しつつあり、平時には高い利便性をもたらす一方で、有事には深刻な脆弱性と支配力の源泉となる。2026年の米イラン戦争ではデータセンターが攻撃対象になった。台湾危機に際しては通信遮断やAI半導体の供給途絶が懸念される。
    本書は、クラウド障害やサイバー攻撃、さらには軍事衝突によるインフラ被害といった具体例を通じて、この「集中」がもたらすリスクを浮き彫りにする。同一の仕組みに依存することで複数のシステムが同時に停止する「相関故障」、データや通信が必ず通過する制御点である「チョークポイント」、そして国家と企業が握る「機能的主権」などの概念を用い、デジタル空間における新たな権力構造を描き出す。
    こうした環境の中で、企業はいかに対応すべきか。クラウド依存、サプライチェーンの分断、規制強化といった課題に対し、本書は「可視性」「代替性」「交渉力」という実務的な指針を提示。CIOや情報システム部門、経営企画・リスク管理・調達部門にとって、意思決定に直結する知見を提供する。
    デジタルインフラはもはや中立な技術基盤ではない。それは国家と企業の力が交錯する戦略空間であり、私たちの生活と経済の根幹を左右する存在である。本書は、その見えない構造を可視化し、これからの時代に必要な思考の枠組みを提示する一冊である。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    白畑 真(シラハタ シン)
    さくらインターネット株式会社在籍。現在、日系のインターネットエクスチェンジ(IX)事業者のBBIX Singapore Pte.Ltd.に出向中。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科にて修士号取得(サイバーインフォマティクス)。WIDEプロジェクトメンバー。クラウド・Webホスティング事業者や非営利IX事業者、通信事業者を経て現職。シンガポールを拠点に、ISP・通信事業者・クラウド事業者などのインターネット相互接続の最前線で実務に従事。JANOG、Japan IGF等での登壇多数

デジタルインフラの地政学―インターネットデータセンターAI急所を握るのは誰か の商品スペック

商品仕様
出版社名:日経BP
著者名:白畑 真(著)
発行年月日:2026/06/17
ISBN-10:4296220012
ISBN-13:9784296220014
判型:B6
発売社名:日経BPマーケティング
対象:一般
発行形態:単行本
内容:経営
言語:日本語
ページ数:376ページ
縦:19cm
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