活字の種をつくった人々 [単行本]
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活字の種をつくった人々 [単行本]

雪朱里(著・文・その他)


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出版社:その他
販売開始日: 2026/08/04
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活字の種をつくった人々 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    第1章 活字はじめてものがたり
     活字とは?
     活字 各部のなまえ
     活字のサイズ
     活字はこうしてつくられる
     活版印刷の流れ
       コラム◎種さんの豆知識:活字の大きさ

    第2章 「活字の種=種字」をつくる
     種字とは?
     種字彫刻の流れ
       コラム◎種さんの豆知識:種字彫刻の特徴は?
     種字から母型をどうつくる?
       コラム◎種さんの豆知識:母型づくりの道具

    第3章 種字彫刻師が活躍した時代
     「種字彫刻師」という人々
     日本における近代活版印刷術のはじまり
     電胎法――種字1本から何万本もの活字を生み出す活字製法
     独自書体の登場
     種字彫刻師のはじまり
     種字彫刻師の修行
     種字彫刻の広がり――活版印刷所の増加
     新聞社と種字彫刻
     手彫りから機械彫りへ
     ベントン、写植、そして現代のデジタルフォントへ
       ◎種さんの豆知識:母型の種類

    第4章 種字彫刻師列伝
     東京築地活版製造所
      竹口芳五郎…名の残る最初の種字彫刻師
      竹口正太郎…築地体の中心をなした人
      鈴木彦次郎…明朝体以外の書体を好んだ
      安藤末松…築地活版・最後の彫師
       コラム◎種さんのこぼれ話:名人母型師・字母吉

     秀英舎
      沢畑次郎…記録のほとんど残らない彫師
      河村鋃太郎…沢畑とともに「秀英体」を完成させる
       コラム◎種さんの豆知識:秀英舎/大日本印刷の活字づくり
       コラム◎種さんの豆知識:ベントン彫刻機って?

     精興社
      君塚樹石…岩波書店の本に多くもちいられた書体を生む
       コラム◎種さんのこぼれ話:樹石の師:石渡栄太郎

     毎日新聞社
      村瀬錦司…竹久夢二の木版彫師もつとめた種字彫刻師
       コラム◎種さんのこぼれ話:小塚昌彦さんが語る村瀬錦司

     朝日新聞社
      太佐源三…声楽・英語・機械も学んだモダンな紳士
       コラム◎種さんのこぼれ話:橋本和夫さんが語る太佐源三
       コラム◎種さんの豆知識:新聞の扁平活字の反響

     岩田母型製造所
      大間善次郎…岩田百蔵に認められた天才
      馬場政吉…岩田母型の種字を一手に受けた
      庭田與一…馬場彫刻工房の一番手
      清水金之助…2000年代に何度も実演会をひらく
      中川原勝雄…凍りつく寒さのなかでの修行

    種字彫刻師・人物相関図
  • 内容紹介

    私たちの身のまわりにある本や雑誌、新聞。そこに並ぶひとつひとつの文字は、40年ぐらい前までは、おもに活版印刷で刷られていました。活版印刷とは、ハンコのような鉛の活字を組み合わせて、機械で印刷する方法です。ひとつひとつの文字は、1本1本の鉛活字を並べることで刷られていましたが、その鉛活字のおおもとの型を、かつて人が手で彫っていたことを知っていますか?――活字とおなじ大きさ、デザイン、鏡文字で。

    文章のなかには、おなじ文字が何度も登場します。このため、たとえば1冊の本をつくるために、「あ」なら「あ」の鉛活字を何十本も用意しておかなくてはなりません。場合によっては何百本、何千本も。「母型(ぼけい)」というひとつの型から量産するのですが、そのためには必ずだれかがその「母型」のおおもととなる型=「種字(たねじ)」をつくる必要がありました。描いたり、写したりするのではありません。木や鉛合金でできたマッチ棒ぐらいの小さな細い軸に、人の手で「彫って」つくられたのです。

    原寸大ですから、本文用でもわずか2、3ミリ角の大きさです。そのサイズに彫刻刀で、それも鏡文字で彫って、明朝体やゴシック体、楷書体など、いろいろなデザインの種字がつくられ、活字のもと=種になった。にわかには信じられないような話ですが、明治から昭和にかけて、実際におこなわれてきたことなのです。この種字を彫る職人のことを、「種字彫刻師」といいました。

    はたして、「種字彫刻師」の仕事とは、どのようなものだったのでしょうか。そして「種字彫刻師」とは、どんな人たちだったのでしょうか。本書では、いま、私たちの身のまわりにあるスマートフォンやパソコン、本、雑誌、新聞などのなかに、当たり前のように表示され、印刷されている文字。そんな文字――フォントの源流といえる文字を彫っていた「種字彫刻師」の人と仕事を、わずかに残された資料や実物からひもときます。
  • 著者について

    雪朱里 (ユキアカリ)
    著述業。1971年生まれ。武蔵大学日本文化学科卒。写植からDTPへの移行期に印刷会社に在籍後、ビジネス系専門誌の編集長を経て、2000年よりフリーランス。文字、デザイン、印刷、手仕事などの分野で取材執筆活動をおこない、文字分野では描き文字から活字・写植・デジタルフォントまで、つくり手や、それがつくられる/使われる現場への取材を通じて、「人」の見える書体デザイン史、印刷史を詳らかにすることに取り組んでいる。著書に『活字地金彫刻師 清水金之助』(ボイジャー・プレス)、『「書体」が生まれる ベントンと三省堂がひらいた文字デザイン』(三省堂)、『もじモジ探偵団 文字バンザイ編』『時代をひらく書体をつくる。―書体設計士・橋本和夫に聞く 活字・写植・デジタルフォントデザインの舞台裏』『印刷・紙づくりを支えてきた 34人の名工の肖像』『描き文字のデザイン』『もじ部』(以上グラフィック社)、『文字をつくる 9人の書体デザイナー』(誠文堂新光社)ほか。2011年より『デザインのひきだし』誌レギュラー編集者もつとめる。

活字の種をつくった人々 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:水鈴社
著者名:雪朱里(著・文・その他)
発行年月日:2026/08/04
ISBN-13:9784910576091
判型:A5
発売社名:水鈴社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:芸術総記
言語:日本語
ページ数:240ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
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