ショーペンハウアー新論 [単行本]
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ショーペンハウアー新論 [単行本]



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出版社:法政大学出版局
販売開始日: 2026/08/13
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ショーペンハウアー新論 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに

    序論 ショーペンハウアー研究の新時代

    第1節 〈若きショーペンハウアーの発見〉によるショーペンハウアー像の転換
    第2節 『ショーペンハウアー全集』編集上の問題
    第3節 『根拠律』第一版の構成・内容と、その重要性

    第1部 〈表象としての世界〉の構造と〈意志としての世界〉の導出

    第1章 表象論の再構築

    第4節 表象一元論の確立──直接表象と全体表象
    第5節 以上の表象論は日本語文献では従来どのように扱われてきたのか
    (1)二次文献
    (2)『根拠律』の日本語訳
    第6節 補論1 『根拠律』の英訳
    第7節 補論2 ドイセン『形而上学の基本』
    第8節 主著正編以降、表象論の基本構造に変更はないのか
    (1)『講義録』での議論
    (2)『根拠律』第二版における全体表象
    第9節 表象一元論の徹底──イデー論の形成
    (1)プラトン的イデー
    (2)イデー論としての幾何学
    (3)〈謎解き〉としてのイデー論読解
    第10節 補論3 イデー論に至る、幾何学の道とは別の道の可能性
    (1)カントを経由した可能性
    (2)ゲーテを経由した可能性
    第11節 以上の全体表象論理解に対する疑義の検討
    第12節 天才と狂気──もう一つのイデー論

    第2章 意志論と自然哲学

    第13節 表象から意志へ──物自体としてのイデーと物自体としての意志
    第14節 超越論的意志論──認識および行為の制約という意志の二つの契機
    第15節 意志の弁証的契機のさらなる検討
    第16節 意志と身体
    (1)意志と表象の結節点としての身体──意志の客体性
     ⒜ 意志作用と身体活動の関係に基づいた、意志と身体の同一性の主張
     α.ショーペンハウアーの根本洞察
     β.三重の意志概念
     ⒝ 苦痛ないし興奮に関する議論に基づいた、意志と身体の同一性の主張
    (2)生理学的身体
    (3)超越論的身体──直接的客観
    第17節 意志と物質
    (1)ショーペンハウアーの物質論に対する従来の批判
    (2)抽象概念としての物質
    (3)意志の可視化としての物質
    第18節 自然哲学における意志
    (1)ショーペンハウアーの自然哲学に対する従来の批判
    (2)アナロジーという方法
     ⒜ 音楽論におけるアナロジー
     ⒝ 身体と自然のアナロジー
    第19節 自然哲学の位置と意義
    (1)ショーペンハウアー哲学体系内での自然哲学の位置
    (2)自然哲学の批判性
    (3)四重の意志概念
    第20節 意志と概念──「学問としての哲学」と「芸術としての哲学」
    (1)「教育について」における直観と概念
    (2)概念の本質
     ⒜ 概念の肯定的側面
     ⒝ 意志の弁証的契機の道具としての概念
     ⒞ 二つの哲学概念
    (3)概念の適切な使用とはいかなるものか
     ⒜ 概念使用の不可避性
     ⒝ 概念の実体化の回避
    (4)直観と概念ではどちらが先行するのか、という問題
    第21節 ショーペンハウアーの意志論に対する諸批判の検討
    (1)ディルタイによる批判
     ⒜ ショーペンハウアー意志論に対する評価点と批判点
     ⒝ 以上の批判点の妥当性の検討
    (2)西田幾多郎による批判
     ⒜ 西田のショーペンハウアー評価
     ⒝ 西田の意志論
     α.個的意志体験に定位して導出される意志の根源性
     β.絶対自由の意志
     γ.個々の意志と絶対自由の意志との関係
     ⒞ 西田のショーペンハウアー批判とその検討
    第22節 ショーペンハウアーは観念論から実在論へ移行したのか
    (1)主著正編における超越論的観念論と経験的実在論の関係
    (2)表象と脳

    第2部 同情倫理学の射程と意志否定論の帰趨

    第3章 倫理、国家、歴史

    第23節 同情倫理学の射程──ショーペンハウアーcontraニーチェ
    (1)ショーペンハウアーはニーチェの同情批判をどこまでなら許容するか
    (2)ショーペンハウアー倫理学の非規範性
    (3)善悪の問題
    (4)白痴の同情
    (5)治療としての哲学
    第24節 内なる命令としての同情
    第25節 ショーペンハウアー解釈の三タイプ
    第26節 ショーペンハウアーによる、ルソー同情論の受容
    第27節 道徳教育の可能性
    (1)徳の教育不可能性、性格不変論、自由と責任
    (2)性格不変論の擁護
    (3)徳と道徳の教育可能性とその限界
    第28節 道徳がわれわれを動かせるのはなぜか、という問題
    (1)共感に関するポール・ブルームとジョシュア・グリーンの議論
     ⒜ ブルームの反共感論
     ⒝ グリーンの道徳脳二モード論
    (2)道徳がわれわれを動かせるのはなぜか、という問いへの応答
    (3)ブルームからの反論への応答
     ⒜ 同情の対象限定性という問題
     ⒝ 道徳的価値の指標という問題──帰結主義か動機主義か
    第29節 ショーペンハウアーはペシミストか
    (1)ショーペンハウアーのテクストにおけるペシミズムとオプティミズム
    (2)ショーペンハウアーは〈行為規範としてのペシミズム〉を説いているのか
    (3)〈人生は生きるに値しない〉というテーゼをどう捉えるべきか
    (4)ショーペンハウアーは(いかなる種類の)ペシミストなのか
    第30節 国家論と法哲学
    (1)エゴイズム
    (2)正義と不正
    (3)国家と法
    (4)国家と道徳
    (5)国家批判の帰趨
    (6)ショーペンハウアーの国家論に対する二つの評価
    第31節 学知と自由──「大学哲学について」読解
    第32節 〈批判史学〉としての歴史論
    (1)主著正編の歴史考察
    (2)主著続編の歴史考察
    (3)〈批判史学〉の影響と射程
    (4)ヘーゲル批判の意義

    第4章 意志の否定、無、意志の自由

    第33節 ショーペンハウアー哲学の限界点としての無
    (1)意志否定論に対する三つの批判の検討
     ⒜ 世界の本体たる意志を否定できるのか、という問題
     ⒝ 認識による意志の否定は可能なのか、という問題
     ⒞ 意志の否定は空虚な無への移行ではないのか、という問題
     α.ショーペンハウアーにおける無の概念
     β.無についての兵頭高夫の見解の検討
     γ.無についてのクリストファー・ライアンの見解の検討
    (2)肯定的認識の最後の境界石としての相対的無
    (3)思考とその外部
    第34節 現象界における意志の自由の発露
    (1)意志の自由
    (2)性格の廃棄
    (3)意志否定論の意義──無と宗教と哲学

    初出一覧
    あとがき
    文献一覧
    索引
  • 出版社からのコメント

    初期から晩年までのテクストを精確に読み解き、意志と表象の枠組み、ペシミズムや同情倫理の本義を正す。哲学者の一貫した全体像
  • 内容紹介

    世界が「盲目的な生への意志」の相争う舞台であり、そこで演じられる私たちの人生が苦しみに満ちているのならば、そんな人生とどう向き合えばよいのだろうか? 初期から晩年までのショーペンハウアーのテクストをその成立に即して精確に読み解き、従来の解釈史が重ねてきた誤読を退けつつ、意志と表象の枠組み、ペシミズムや同情の倫理の本義を正す。哲学者の一貫性と全体像を提示する研究の集大成。

    図書館選書
    初期から晩年までのテクストをその成立に即して精確に読み解き、意志と表象の枠組み、ペシミズムや同情の倫理の本義を正す。哲学者の一貫性と全体像を示す労作
  • 著者について

    齋藤 智志 (サイトウ サトシ)
    齋藤 智志(サイトウ サトシ)
    1962年生。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。杏林大学外国語学部教授。哲学専攻。共編著:『ショーペンハウアー読本』(法政大学出版局)、共著:『モナドから現存在へ』(工作舎)、『ペシミズムの時代とニーチェ』(昭和堂)、共訳書:『ショーペンハウアー哲学の再構築──『充足根拠律の四方向に分岐した根について』(第一版)訳解』(法政大学出版局)、『ディルタイ全集9 シュライアーマッハーの生涯 上』(編集/校閲、法政大学出版局)。

ショーペンハウアー新論 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:齋藤智志(著)
発行年月日:2026/08
ISBN-10:4588130498
ISBN-13:9784588130496
判型:B6
発売社名:法政大学出版局
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:357ページ
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