心と社会を書く方法―臨床エスノグラフィー序説 [単行本]
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心と社会を書く方法―臨床エスノグラフィー序説 [単行本]

東畑 開人(編著)、山崎 孝明(編著)


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出版社:金剛出版
販売開始日: 2026/09/10
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心と社会を書く方法―臨床エスノグラフィー序説 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    構造と個人がせめぎあう臨床現場で、心を見ようとすれば社会は逃げ去り、社会を見ようとすれば心は消え去る。心と社会が重なる界面に生まれる「つながり」を、どうすれば書くことができるのか?臨床心理学史を更新する方法論と、連作エスノグラフィーズによる、科学と文学を横断する比類なき方法序説。
  • 目次

    まえがき――心と社会を同時に書くこと/東畑開人

    第Ⅰ部 方法論Ⅰ
    臨床エスノグラフィーとは何か――社会論的転回序説6/東畑開人

    第Ⅱ部 臨床エスノグラフィーズ
    2-1 つながりを書く
    強制性のもとで治療関係はいかに成立するか――医療観察法病棟における権力配置の臨床エスノグラフィー/小片圭子
    知的障害特別支援学校におけるスクールカウンセリング――「こころの痛み」をめぐる組織的防衛の変容プロセス/長谷綾子
    パンデミックが襲う時――コロナ禍の児童心理治療施設におけるつながりの危機と対応について/尾谷 健

    2-2 組織を書く
    管理職の心理臨床学――その臨床的機能と反臨床的側面/諏訪淳哉
    心理臨床の〈場〉をつくる――心理職の職業的発達と管理職の福祉組織運営/本阿彌はるな
    「仕事をつくる」という仕事――心理職が組織で仕事を拡げていく過程/梨谷竜也

    2-3 地域を書く
    離島の臨床エスノグラフィー――面接外遭遇と揺らぐ倫理/津山紀彦
    「FUKUSHIMA」における中長期のこころの支援/岩倉 拓

    2-4 心を書く
    「病気だけど病気ではない」――糖尿病心理臨床のエスノグラフィー/東海林渉
    心理検査の第三者性の問題――検査の運用をめぐる病院心理職の軌跡/小川 基

    第Ⅲ部 方法論Ⅱ
    「研究会」とはなにか――研究、運動、ケアの交差点/山崎孝明

    あとがき/山崎孝明
  • 内容紹介

    研究とはつながりを描き、つながりを作り出すためにある。支援のための研究論であり、現場を描くための研究法論。臨床心理学と対人支援の学の新たな時代を切りひらく必携本。

    「つながり」を書く。それは心と社会が重なるところに生ずるものを書くことに他ならない。しかし、心を見ようとすると社会は見えなくなり、社会を見ようとすると心は見えなくなる。この「心か、社会か」の分裂から「心も、社会も」の複眼を可能にするために、新たな研究法が必要であった。それこそが本書で示される「臨床エスノグラフィー」であり、つまりは臨床現場全体を書く方法である。

    本書ではまず、東畑開人による臨床心理学史を更新する金字塔的論文で方法論が呈示されたのち、全国の現場でなされている実践の臨床エスノグラフィーが描かれる。
    医療観察法病棟、特別支援学校、児童デイサービス、離島、被災地、総合病院内での糖尿病治療、児童心理治療施設。それらには権力があり、メリトクラシーがあり、自己コントロールがある。臨床現場には、社会的な問題が埋め込まれていて、そして同時にそれを個人の小さな心が生きている。この両方を描くのが臨床エスノグラフィーであり、まさに無限の「居るのはつらいよ」が本書では生み出されている。
    末尾にはそのような臨床エスノグラフィーを生み出す母体となった研究会についてのエスノグラフィーが山崎孝明によって描き出される。いわば方法論を可能にするための方法論であり、稀有な論考である。

    臨床現場には社会と心の両方がある。構造と個人がせめぎ合っている。そこで生み出されるつながりを書く方法が十全に示された一冊。臨床科学でもあり、臨床文学でもあるような新しい研究法がここにある。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    東畑 開人(トウハタ カイト)
    1983年生まれ。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。精神科クリニックでの勤務、十文字学園女子大学で准教授として教鞭をとった後、白金高輪カウンセリングルーム主宰。博士(教育学)・臨床心理士・公認心理師。2013年、日本心理臨床学会奨励賞受賞。2019年、『居るのはつらいよ』で第一九回大佛次郎論壇賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020・大賞受賞。2021年、多文化間精神医学会奨励賞受賞。2026年、『カウンセリングとは何か』で新書大賞2026・大賞受賞

    山崎 孝明(ヤマザキ タカアキ)
    1985年生まれ。上智大学文学部心理学科卒業、同大学博士後期課程総合人間科学研究科心理学専攻修了。こども・思春期メンタルクリニック。博士(心理学)・臨床心理士・公認心理師。2020年、日本精神分析学会奨励賞山村賞受賞

心と社会を書く方法―臨床エスノグラフィー序説 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:金剛出版
著者名:東畑 開人(編著)/山崎 孝明(編著)
発行年月日:2026/09/20
ISBN-10:477242203X
ISBN-13:9784772422031
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:440ページ
縦:21cm
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