〈家庭の天使〉を殺す時間――ジェンダーの視点で読み解く日本ミステリ史 [単行本]

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〈家庭の天使〉を殺す時間――ジェンダーの視点で読み解く日本ミステリ史 [単行本]
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〈家庭の天使〉を殺す時間――ジェンダーの視点で読み解く日本ミステリ史 [単行本]

二沓 ようこ(著・文・その他)


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価格:¥2,420(税込)
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出版社:書肆侃侃房
販売開始日: 2026/08/24
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〈家庭の天使〉を殺す時間――ジェンダーの視点で読み解く日本ミステリ史 の 商品概要

  • 目次

    はじめに
    序章 「孤独な自転車乗り」――男性原理のミステリ小説の系譜
        シャーロック・ホームズ譚から『容疑者Xの献身』まで
    「孤独な自転車乗り」について
    「自転車乗り」を監視する男
    「自転車乗り」の風上にも置けない女
    「自転車乗り」は女には向かない?
    「自転車乗り」の遺伝子

    第一章 レジスタンスとしての探偵小説――深尾登美子
    はじめに――「女には向かない職業」
    「女性読者の皆様へ」
    探偵小説専門誌『宝石』
    家制度に対するレジスタンス――「足音」
    「癩予防法」の落とし子として――「天使にはなれない」と『砂の器』
    性的マイノリティの葛藤――「湖に死す」
    身体への違和、制度への不適合――「瓶詰の女」
    消えた探偵作家―探偵小説文壇における〈紅一点〉
    「幻の探偵作家」深尾登美子を探して
    おわりに――幻想としての制度

    第二章 子宮という〈密室〉、あるいは戦場――四季桂子
    はじめに――〈周縁〉的存在としての女性と探偵小説
    1 女による〈豚殺しの物語〉
    2 女による〈男殺しの物語〉
    はるかなるエロス
    森崎和江「無名通信」との共鳴
    〈男殺しの物語〉
    3 女による〈子殺しの物語〉
    探偵小説「胎児」の概要
    旧「優生保護法」
    子宮という〈密室〉
    仕組まれた〈罠〉
    〈亡霊〉の正体
    おわりに――女性と探偵小説の「随分密接」な関係

    第三章 自己実現としての〈団地マダム殺し〉――大貫進こと藤井禮子
    1 大貫進こと藤井禮子の生涯
    福岡市出身の藤井禮子
    ミステリ界の当時の状況
    『宝石』デビュー
    夏樹静子らと共に、第六回「江戸川乱歩賞」最終候補
    男性ネームで再デビュー
    隠れて書いた作品で、第五回「宝石短編賞」受賞
    主婦の本分
    『宝石』最後の新人
    探偵作家としての感性
    第二回「双葉推理賞」受賞と、その後
    「タブー 8」
    「幻の探偵作家」と呼ばれて
    2 夢のマイホーム
    「現代住宅双六」
    団地への憧れ
    マイホームの夢「郊外のこぎれいな団地」
    静子の夢
    3 専業主婦の空虚な日常
    静子の肖像
    専業主婦の空虚な日常
    専業主婦の自己実現としての犯罪
    ベティ・フリーダン『女らしさの神話』との同時代性
    4 恩師の証言――女がものを書くということ

    第四章 彗星のごとく現れて消えた、謎の大型新人――松原安里こと松原一枝
    はじめに――謎の新人現る
    1 松原安里とは何者だったのか
    異例ずくめのデビュー
    松原一枝の「妹」?
    松原姉妹の足跡を辿る
    「松原安里」の正体
    無名作家時代
    『宝石』誌上座談会
    デビュー前夜
    色褪せた『宝石』
    幻の「日本のクリスティ」
    2 「ミセス・カミングス殺人事件」に於ける占領期の人種問題
    おわりに――霧の向こうから

    第五章 〈家庭の天使〉を殺す時間――夏樹静子
    はじめに――惑わす時間
    ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』について考察する時間
    〈家庭の天使〉を殺す時間
    おわりに――〈家庭の天使〉の幻影を見たエラリー・クイーン
    あとがき
  • 内容紹介

    ミステリ史の「死角」を撃つ

    ヴァージニア・ウルフは、女性作家にとって最大の困難は、
    〈家庭の天使〉を殺すことだったと述べた。
    「家庭という名の〈密室〉」に潜む、女性たちの叛逆。
    かつて女性は社会の〈周縁〉であり、探偵小説もまた、
    文学の〈周縁〉だった――。

    ----------

    戦後女性探偵作家たちはなぜペンを執り、なぜ消えたのか?
    ジェンダーの規範に挑戦し、既存の枠組みでは回収しきれない「社会の歪み」を炙り出した彼女たちの探偵小説は、抑圧に対する切実な〈抵抗の文学〉だった――。
    忘れられた先駆者たちの足跡を丹念に辿り、日本ミステリ史の空白を埋める渾身の文芸批評。

    装幀 毛利一枝
    カバー作品 塩田千春「どこかにいる私」
  • 著者について

    二沓 ようこ (ニトウ ヨウコ)
    福岡市中央区在住。文芸批評、エッセイを新聞・雑誌に多数連載。「文学批評 敍説」所属。日本詩人クラブ会員。福岡県詩人賞、福岡市文学賞(評論部門)受賞。
    詩集『火曜サスペンス劇場』(ミッドナイト・プレス刊)
    『夏樹静子と福岡』(福岡市文学館刊)

〈家庭の天使〉を殺す時間――ジェンダーの視点で読み解く日本ミステリ史 の商品スペック

商品仕様
出版社名:書肆侃侃房
著者名:二沓 ようこ(著・文・その他)
発行年月日:2026/08/24
ISBN-13:9784863857377
判型:46判
発売社名:書肆侃侃房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:320ページ
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