能力主義を問い直す-教育社会学をめぐる対話 [単行本]
    • 能力主義を問い直す-教育社会学をめぐる対話 [単行本]

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能力主義を問い直す-教育社会学をめぐる対話 [単行本]

山口毅(編著)大多和直樹(編著)


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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2026/09/04
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能力主義を問い直す-教育社会学をめぐる対話 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はしがき

    序 章 能力主義と教育社会学(山口 毅)


     第Ⅰ部 能力主義を問い直す

    報告1 行政学から見た能力主義(金井利之)
     1 メリット・システム
     2 現行日本の国家公務員制度
     3 行政作用における能力
     4 能力の帰着
     5 教育社会学的なメリトクラシー像について
     6 議論を整理するための三つの論題について
     7 メリトクラシーの呪縛からの解放

    報告2 能力原理により正当化される配分と支援(桜井智恵子)
     1 問題の所在──「能力の原理」と暴力
     2 教育研究における能力主義の位置──教育の政治経済化
     3 先行研究における原理的な批判
     4 まとめにかえて

    報告3 「能力」から「必要」に応じた分配の構想へ(広瀬義徳)
     1 職業的地位の配分と労働市場の関係
     2 不平等が構造化された労働市場
     3 能力主義に基づかない賃金所得の分配
     4 「自己労働所有」テーゼの論理破綻
     5 「必要」に応じた分配への規範的要請
     6 労働生産性低下説をめぐって
     7 「必要」に応じた分配原理の社会構想へ向けて

    指定討論1(大多和直樹)
     1 能力主義そのものを捉え直す
     2 メリトクラシー、三つの幻想
     3 能力主義の正当性はどこにあるのか
     4 能力主義はなぜはびこるのか
     5 三人への質問

    指定討論2(広田照幸)
     1 「AはダメだからBだ」をどう聞くか
     2 三者の報告に(おそらく)共通の視角
     3 メリトクラシーを問題にすることは重要

    応答と討議


     第Ⅱ部 能力主義批判をめぐる対話

    第1章 課題研究をどう引き受けるか(大多和直樹)
     はじめに
     1 「すれ違い」はどのように生じたのか
     2 教育社会学の諸研究の関心の在処と「すれ違い」
     3 「すれ違い」をどう埋めていくか

    第2章 「能力の共同性」と能力主義批判について考える──教育経済学的アプローチに基づく実証研究を行ってきた者の視点から(島 一則)
     はじめに
     1 「能力の共同性」の観点からの人的資本論の再検討
     2 人的資本論・能力主義批判と必要に応じた分配に関する検討
     3 能力主義批判・人的資本論(「能力の共同性」)を前提とした必要に応じた分配

    第3章 「必要に応じた分配論」が教育社会学研究に問うていることとは──具体的事例の検討を踏まえた一考察(居郷至伸)
     はじめに
     1 検討に向けた分析枠組み
     2 収益はいかにしてもたらされ、分配されるのか──経験研究の事例検討を踏まえて
     3 事例に見る「能力に応じた分配」が抱える難点とは
     4 「必要」に応じた分配に拓かれた社会の実現に向けて

    第4章 マイノリティの子どもの学びから考える能力主義の乗り越え方──能力実体論から能力関係論へ、臨床的教育社会学研究の射程を考える(清水睦美)
     はじめに
     1 外国ルーツの子どもを手がかりに
     2 東日本大震災にかかわる教育活動を手がかりに
     3 「能力関係論」が切り拓く教育社会学研究の地平──「臨床」に立ち返る

    第5章 能力主義に関する考察(金井利之)
     はじめに
     1 行政と能力主義
     2 行政と必要主義
     3 能力主義による合理化
     4 能力主義の拡張
     5 能力と分配

    第6章 排除でもなく包摂でもなく:制度化された不正義── J・ロールズを手がかりに(桜井智恵子)
     はじめに
     1 経済的問題から排除/包摂への読み替え
     2 社会的包摂の教育学──機会の平等で包摂する
     3 後期ロールズの変容と「自尊」概念
     4 社会的排除を生み出す文化──能力主義
     5 理論的な地平──制度化された不正義

    第7章 「稀少性」に基づく分配論から「関係性」に基づく分配論への転換──アイリス・M・ヤングの分配パラダイム批判を手がかりに(福島賢二)
     はじめに
     1 先行研究の傾向と研究課題の設定
     2 「資源の稀少性」論と「稀少性」に基づく分配論の解剖
     3 「関係性」に基づく分配論
     4 総括──能力発達保障主義に基づく分配論への転換
     補説 教育社会学への問題提起と期待

    第8章 教育社会学における能力主義批判に関する提言──能力関係論の視角から(山口 毅)
     はじめに
     1 第Ⅰ部の議論を受けて
     2 近年の能力主義批判における限界
     3 能力主義をどのように批判するか
     4 補足と結論


    あとがき

    人名/事項索引
  • 出版社からのコメント

    メリトクラシーを超えて「必要」に応じた分配へ。教育社会学のアリーナで、根本原理を問い直す
  • 内容紹介

    機会の平等と能力による評価、分配は、人々の生存を切り崩す「結果の不平等」を正当化する可能性と表裏一体ではないだろうか。能力主義には少なからぬ問題があるにもかかわらず、教育社会学は、その維持に手を貸してしまってはいないだろうか。本書は日本教育社会学会を舞台に行われた議論を、質疑応答も含めて収録。さらに議論を深める8つの論考から能力主義を超える立脚点をさぐる。
  • 著者について

    山口 毅 (ヤマグチ タカシ)
    2026年8月現在
    帝京大学文学部社会学科准教授

    大多和 直樹 (オオタワ ナオキ)
    2026年8月現在
    お茶の水女子大学基幹研究院人間科学系教授

能力主義を問い直す-教育社会学をめぐる対話 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房
著者名:山口毅(編著)/大多和直樹(編著)
発行年月日:2026/09
ISBN-10:4623099660
ISBN-13:9784623099665
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:370ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:610g
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