たかが漁師 されど漁師-生涯一船頭、海の上の了見 [単行本]
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たかが漁師 されど漁師-生涯一船頭、海の上の了見 [単行本]



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出版社:鳥影社
販売開始日: 2026/08/29
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たかが漁師 されど漁師-生涯一船頭、海の上の了見 の 商品概要

  • 目次

    まえがき

    一章 決断、また決断の少年時代
    01⎜俺がやる、と決めた13歳
    お喋り好きで、人が好き/ガキ大将ではなく、目立つ子/女性には優しく─本能で築いた人間関係/「俺が漁師をやる」─13歳の決断/高校は1ヵ月で転校
    02⎜「兄は自爆、弟は人殺し」─18歳の事故と「いまに見ておれ」
    ホンダ450㏄と、12月の夜/「事実を言ってんだ」─警察官との応酬
    03⎜父・勇─海賊と呼ばれた男の背中
    初代、二代目から勇へ─橘湾から外海へ/仏様/次男にはおおらかに

    二章 親子船から兄弟船へ─そして日本一
    04⎜父と入れ替わるように海へ
    見習い船頭/月に2航海の限界と、北海道の船の衝撃/流し網への転換─製網会社の初代会長を動かした父
    05⎜船を買う─第三幸盛丸
    言い値3000万円を2000万円に/生き神様が見抜いたひび/荷札にメモして船を覚える/佐多岬沖、エンジンが泣き出した/「パパパパッ」─自己流修理で生還
    06⎜南シナ海への挑戦─ロランCと等深線を頼りに
    網さえ持っていけば、絶対に獲れる/ロランCが片方しか受信できない/等深線を伝って南下、底刺し網で大漁!/香港沖で、カジキ380本/流し網漁は眠れない/ジャンク船、来る
    07⎜第五幸盛丸─太平洋の果てへ
    酒田で掴んだ凍結船─8500万円を5250万円に/日付変更線まで走れ/22日で3200万円
    08⎜巡視船「宗谷」に拿捕─呪いの言葉の代償
    大漁のカジキが封印されそうに/沖合3日間の取り調べ/「呪い殺してやる」─若気の至り/函館1週間の代償
    09⎜50時間不眠の果て─かまぼこ岩の奇跡
    2昼夜、舵を握り続けた/舵にもたれたまま、眠ってしまった/バージ船で吊り上げる─300万円の代償/かまぼこ岩が船を救った/事故が、漁運を呼んだ/少数精鋭の理由
    10⎜海の上の食卓─刺し身からカレーへ
    船上の食事は、刺し身と煮付けだけ/カツオとサンマは毎日でも飽きない/親父の代から言われ続けた戒め/試した時に限って、トラブルが起きた/息子の代は気にしない

    三章 結婚─幸せと漁を後押しした出会い
    11⎜妻・里美との出会いと結婚
    鹿の子編みのセーターから始まった縁/梅田駅で1時間、赤いネクタイを探して/結婚式─400人への誓い/気丈だった新妻
    12⎜9歳の船頭─橘湾の人命救助
    塾への通いは、伝馬船で/衝突─海に人が落ちた/漁協へ、全速で/「子供の操船は問題」と言い出す者も/お礼に来た人と、1年間のトラウマ
    13⎜第七幸盛丸─太喜と回航した凍結船
    息子と船を買いに三陸へ/正月前の回航、太喜も乗り込む/ゲロゲロ吐きながらも、船で帰ると言い張った
    14⎜妥協を知らない男─太喜という人間
    「喧嘩して負けて帰ってくんな」
    15⎜「水産高校に行ったら漁師にしかなれんけん」─太喜の進学と決意
    父親の迷いが息子を揺さぶった/バリカンで丸刈り─生徒会長への立候補/面接でフィッシュポンプを聞かれた/ぎりぎりで切り抜けた卒業試験/「1週間で帰ってこい」

    四章 サンマの熱狂
    16⎜第一太喜丸─親心の船名
    東シナ海に見切りをつけた年/倒産社長への3000万円/息子の名を刻んだ船─「第一太喜丸」命名の親心
    17⎜裏切り、そして「サンマの神様」
    3年契約─体で覚えろ、獲り方を教えてやる/船頭のKさん、引き抜かれる/石巻へ─「サンマの神様」を訪ねる/渡辺船頭の教え─「他の船が2回やる間に俺は3回やるぞ」/「いまに見ておれ」─2年目の雪辱
    18⎜世界初、LED集魚灯でサンマを獲る
    大学4年生の問いかけ─LEDでサンマが獲れるか/第一太喜丸に試験搭載─燃油代20分の1の衝撃/息子を一人前に─浅野船頭に託す/台風18号と、90トンの大漁/全国ネットで30分─「若き漁師の1年」として放送された
    19⎜第三太喜丸─「復興のシンボル」と10億円の大船
    震災の発生/二転三転していた新造計画/思わぬかたちでの船頭復帰/「復興のシンボルになる」/初の新造船─総事業費10億円/「同じ日に出た船には負けられない」/ソナーがテストモードのまま1年間/2ヵ月半で3億円
    20⎜「俺が愛しているからさ」─金融機関が来た日の一言
    「また船を造るんですか」/「サンマを愛しているからさ」/一言でゴーサインが出た
    21⎜第五太喜丸─神様との3年間と連続日本一
    渡辺船頭が乗ると聞いて、業界がざわめいた/「神様に宣戦布告してるのと同じだぞ」/初年度、五号1位・三号上位─差は5000万円/差は広がるも、底上げは確実/渡辺船頭、引退─「獲れなかったら俺が乗ってやるから」
    22⎜第八太喜丸─不漁の逆張り
    「頭おかしいんじゃないか」と言われた建造決断/17億円の最新鋭船/令和5年─「オール長崎」で初の日本一/令和7年─6億5000万円、歴代最高記録更新/「パパって日本一なの?」

    五章 海の男の了見─酸いも甘いも波の中
    23⎜失敗もまた尊く①─ハマチの養殖
    漁師の肚に溜めた話/「育てる漁業」を始めた日/赤潮─一晩で8000匹が全滅した/自然には勝てない
    24⎜失敗もまた尊く②─かまぼこ屋の狂騒
    ゴルフと飲み屋の日々/長崎魚市で目撃した光景/かまぼこ店に毎朝2時から弟子入り/卸値と売値の区別がつかなかった/「お前たちの本業は船だ」/失敗が教えてくれたこと
    25⎜船の縁─海の男の阿吽
    「良くて2000万」と言われた船/「6000万でどうですか」/玄人同士の値付け/「第一」の名を残した船
    26⎜がん罹患の発覚
    妻の体調不良がきっかけだった/「1航海だけ乗ってきます」
    27⎜お金は嘘をつかない
    「親父を死なせたくない」/帛紗に包んだ現金300万円/翌日の先生の表情に変化が/金を出す時は─
    28⎜1時間で決めた家─1億3800万円の契約
    「お前も家を建てろ」─床柱が2本ある家/30分で描いた間取り─漫画を描くように/いい話は、悩んでいる間に逃げていく
    29⎜勝手に奢って怒られた─40万円と、船団長のプライド
    東北の流儀を知らなかった/船団長の一喝/「我々にもプライドがあるんだぞ」
    30⎜九州の餅まき、気仙沼に咲く─そしてやめた理由
    「出船送り」という文化/8000個の餅を、船の上からまく/「長崎から来た太喜丸があんなことをするから困る」
    31⎜競い合いの海から、情報オープン化へ
    競い合いの世界だった/まったく別の生き方/常識のレベルアップ─太喜の育成哲学/
    IQ制度と燃油問題─海の現場から国へ/太喜に託した思い

    六章 井上家の女性たち
    32⎜美しく、厳しかった母
    女神のような厳しさ─漁師の家に嫁いだ女/着物姿の美しさ/母の沈黙/父の後を追うように、87歳で
    33⎜気が強くて仕事の早い姉
    男だったらいい船頭になったはず/姉の息子たちが、船に乗る/兄弟、それぞれの海へ
    34⎜4人の娘たち
    長女・市子─「市場のように賑やかな子に」/3歳から書道を始めた理由/次女・加子─画数と、ひとつの意味/母を看取ってくれた/三女・留美子─「帰ってきてほしい」の一言で/我が家のムードメーカー/末娘・真紀子─ベッドに潜り込んでいた理由/大村空港での見送り─バッグに忍ばせたメモ/竹下さんの言葉─「意味があって授かっている」
    35⎜息子の嫁─海洋大学の同期生
    感謝してもし切れない
    36⎜妻・里美─海の男を支えた女
    「今度生まれた時も一緒になる」/あらためて、家族と人生とは

    七章 代えがたき縁─ありがたいひとびと
    37⎜加藤寛治先生のご恩① 第五太喜丸建造許可
    水産庁の担当者が言い出したこと/先生への相談/衆議院議員会館で担当者を叱責した先生/翌日、水産庁へ─風向きが変わった/3漁業団体との交渉を約束する
    38⎜加藤寛治先生のご恩② 第八太喜丸検査問題
    竣工前の突然の難題/造船所が頭を下げに来た/スクープマスターで手を打とう/そして解決
    39⎜長崎から震災の気仙沼へ─第一太喜丸、救援へ
    「自分の船で支援物資を運べないか」/満載のレタスと、2000匹のサンマ/野菜が酸欠になった/「あの野菜の味は忘れられない」
    40⎜歌手・大城バネサと駆け抜けた紅白への夢
    気仙沼の出船送りで、舞台に駆け上がった/総勢500人の還暦祝いの思いつき/「太喜丸の社長さんじゃないですか!」/紅白出場を夢見た8年間─2500万円の熱狂
    41⎜奥田学園・創成館高校との縁
    会社設立前─簿記を学び直した日/「敗れてよかった」という人物
    42⎜ありがたすぎるライバル─鹿島丸・吉田船頭
    獲る船頭は獲る船頭を見抜く/損得を超えた、海の男の了見
    43⎜同級生たちよ─原田洋文、中村一彦、松山秀史
    皆でつるんだ、南串中学校の3年間/原田洋文─俺の代わりに出てくれ/中村一彦─お経より長い弔辞/松山秀史─ひとり残った幼馴染に思うこと

    八章 まちおこしは楽しい─組合改革、技能実習生、サミット、そして祭り
    44⎜赤字組合を黒字に変えた─組合長就任と改革
    毎年1000万円の赤字/黒字転換の三本柱/黒字8年、長崎県漁業協同組合連合会内漁協ベスト3へ
    45⎜インドネシアの若者たちへ─技能実習生受け入れの始まり
    漁業技能実習制度の夜明け/気仙沼で見た光景/議員全員を一軒一軒回った/平成10年、受け入れ開始
    46⎜成人式で日本人を圧倒した─インドネシアの若者たちの誇り
    成人式での5年間/フェリーという男/30年後の今─育成就労制度への転換
    47⎜漁師が作った歌謡ショー
    何もない町に、文化の灯をともした町長/港に大漁旗がはためいた日/増位山太志郎、安倍里葎子、山川豊、宮路オサム、鳥羽一郎も
    48⎜煮干しサミット─1万5000人が集まった日
    「アジフライの聖地」に触発されて/小浜の体育館に、大漁旗が翻る/「こんな景気のいい漁師、見たことない」/煮干しラーメンの行列/「もう二度とやらないぞ」と思いながら
    49⎜マル井水産杯太喜丸コンペ─310人の漁師祭り
    「ゴルフ銀座」のど真ん中で/日本最古のパブリックコースの会員権/県内最大級のコンペ/合計310人が集う/型破りなルールと、全員に賞品を/「地域経済の交流の場」
    50⎜観櫻火宴
    ご縁から始まった協賛/長崎県最大の火祭り─400年の魂を引き継ぐ行列/槍を持って、行列に加わる/千々石町の誇り─歴史と絶景
    51⎜板子一枚─神仏とともに生きる
    地域の信仰を担う寺と社で/薄い板一枚の下はすぐ海の底だから

    年 表─私の人生・マル井水産社史・日本と世界の漁業情勢

    あとがき─未来へ
  • 内容紹介

    これは日本一「漁をする」漢の偽りなき思い
    カジキ等大目流し網漁 18年連続 日本一(1980年~1997年)
    サンマ漁漁獲高 日本一(2015・2016・2017年 3年連続)(2023・2025年)

    17歳で海へ。
    東シナ海、南シナ海、北太平洋。
    渡りつづけて得たものは
    大漁、喝采、海の上の了見。
    未だかつてない漁師の激白集
  • 著者について

    井上 幸宣 (イノウエ ユキノリ)
    井上幸宣(いのうえ ゆきのり)
    昭和29年(1954年)、長崎県南串山町(現・雲仙市)生まれ。マル井水産有限会社代表取締役会長。17歳で初めて東シナ海に出て以来、半世紀にわたり漁師一筋の人生を歩む。19トンの木造船から始まり、カジキ等大目流し網漁業で昭和55年(1980年)から平成9年(1997年)まで水揚げ日本一を長年維持。平成11年(1999年)にはサンマ棒受網漁業を開始し、平成27~29年(2015~2017年)に3年連続日本一を達成。総事業費17億円の最新鋭漁船・第八太喜丸を建造し、令和5年、7年(2023・2025年)に息子・太喜が日本一を達成。長崎の造船所・企業・漁撈長すべて長崎で日本一という史上初の快挙を成し遂げた。橘湾東部漁業協同組合の組合長として毎年1,000万円の赤字を就任初年度から黒字化し、長崎県漁連65組合中ベスト3に導く。平成10年(1998年)よりインドネシア人技能実習生の受け入れを長崎県内で初めて導入するなど、漁業の未来を見据えた経営を続けている。妙福寺(日蓮宗)総代会長、南串山八幡神社総代会長も務め、地域の信仰と文化を支える。長男・太喜は現…

たかが漁師 されど漁師-生涯一船頭、海の上の了見 の商品スペック

商品仕様
出版社名:鳥影社
著者名:井上幸宣(著)
発行年月日:2026/08
ISBN-10:4867822337
ISBN-13:9784867822333
判型:B6
発売社名:鳥影社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会科学総記
言語:日本語
ページ数:300ページ
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