渓流のまなざしー視線恐怖共に生きた精神科医の44年ー [文庫]
    • 渓流のまなざしー視線恐怖共に生きた精神科医の44年ー [文庫]

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渓流のまなざしー視線恐怖共に生きた精神科医の44年ー [文庫]



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出版社:その他
販売開始日: 2026/08/05
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渓流のまなざしー視線恐怖共に生きた精神科医の44年ー の 商品概要

  • 目次

    はじめに、第1話 出生から思春期、第2話 高校3年生、第3話 大学時代から官僚時代、第4話 辞職、第5話 医学部再受験、第6話 医学生時代、第7話 勤務医時代から開業・患者さんへ
  • 内容紹介

    自伝的コミックエッセイ。少年期に目撃した両親の性の営みから、高校3年生の時に視線恐怖症を発症した。東大入学後、初恋の人に恋文を書き、箕面で初めてデートした。視線恐怖から、横にいる彼女の見る事すら怖くて、彼女の言葉、「私たち、別れましょうか。」に、目の前が真っ暗になった。旧建設省に入省が決まり、年末にあった友人から、彼女に電話してみろと言われて、正月に彼女の家に行って歓迎された。しかし、私は泥酔してしまい、彼女を失望させてしまった。官僚として、働き始めたが、周囲を課長、専門官、課長補佐に囲まれ、恐怖の連続であった。5時には、退席して同僚を誘って飲みに行った。「吉田は、飲むと正常になるな。」などと嫌味ばかり言われた。一時期、別の課では、一番奥の隅の席になって、視線を浴びることがなく、しかも官僚時代唯一の友人ができたこともあって、充実感があった。そんな折に、初恋の人と中之島公園でデートした。自信に満ちた私を見て、夕暮れ時に、彼女をバス停まで送っていったとき、「私、今日、帰らないつもりだったのよ。」言われて、驚いてしまった。その後、官僚は続いたが、視線恐怖のため、徐々に孤立が深まった。下宿に帰って、初恋の人に電話したが、「吉田君、またなのね。」と言われて、思わず、「もう、二度と電話するものか。」と言ってしまった。私は、都会の中で一人ぼっちになった。次の日に、辞職届けを提出した。大阪の実家に戻り、高校時代の教科書を引っ張り出した。夏から予備校に通い始めて、冬の終わりころに医学部に手が届くくらいになった。杉本キャンパスから天王寺キャンパスに移った。このころが、視線恐怖症のピークだった。講義の休み時間はトイレに身を隠した。登校できずに、雨の京都の三千院をさまよった。卒業式にも出席できなかった。精神科医局に1年間、身を置いた。後は、いろいろな精神病院や老人施設を回った。いずれでも、視線恐怖症ののため、ナースステーションはできるだけ避けた。看護師には、挙動不審医者と見られた。長く続いたのは、医療刑務所の精神科医だった。7年間だけだったが。医局には、いつも私一人だった。視線の圧迫感がなかった。しかし、所長、看護師、刑務官、事務員によるいじめがひどくなり、ある日、ナースステーションで涙が止まらなくなった。辞めることばかり考えていた。唯一の救いは、週1回土曜日の梅田のクリニックでの外来診療だった。その時だけ、人間として存在できた。紆余曲折を経て、最後の勤務医を浅香山病院で迎えた。やはり、同僚医師の嫌がらせ、病院全体のパワハラに遭い、開業の道しか残っていなかった。平成15年9月1日、なら新大宮クリニックを開業した。やっと、自分の居場所を見つけた。1日目は、患者さんが一人だった。でも、私は満足だった。診察を終えて、外に出ると、夕日に染まった建物が広がっていた。開業してから25年経ちます。風邪をひいて熱があっても、こけて肋骨を5本折っても、診察は休んでいません。外来診察は、私の最後の居場所です。
  • 著者について

    吉田司 (ヨシダツカサ)
    1951年生まれ。1974年東京大学工学部建築学科卒業。旧建設省勤務するも、3年で退職。1984年大阪公立大学医学部卒業し、さまざまな病院や施設の精神科にて治療経験を積み、2003年独立し、なら新大宮クリニックを開業。2023年ひとり出版社「ハート書房」を作り、自分にしか出せない本を執筆・編集し、少部数でも世に送り出している。主な著書:「もてる男もてない男」2023年、「七つの顔をもつ女」2023年、「熊野オオカミ伝説」2024年、「老けこむな男たち」2024年、「2100メンタルパラリンピック東京、こんな精神科クリニックはさけた方がいい」2024年、「本を出版したい人が読む本」2024年、「トレーネ 精神科医の涙」2024年、「モクズガニの詩 東大野球部」2025年、「裏金議員」2025年、「ネット誹謗中傷を法で撃退 アマゾンジャパンとの実録」2025年

渓流のまなざしー視線恐怖共に生きた精神科医の44年ー の商品スペック

商品仕様
出版社名:ハート書房
著者名:吉田司(著)
発行年月日:2026/08
ISBN-10:4911094109
ISBN-13:9784911094105
判型:B6
発売社名:ハート書房
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:168ページ
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