遊廓を生きる/遊廓を記憶する-遊廓研究・細見 [単行本]

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遊廓を生きる/遊廓を記憶する-遊廓研究・細見 [単行本]

加藤 晴美(著・文・その他)


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価格:¥3,080(税込)
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出版社:ひつじ書房
販売開始日: 2026/09/04
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遊廓を生きる/遊廓を記憶する-遊廓研究・細見 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに
     遊廓の「記憶」をめぐって
     「記憶の場所」とヘリテージ化
     遊廓に投影されるロマン、揺らぐ遊廓の「語り」
     遊廓の「歴史を知る」ということに向かって

    第1部 遊廓研究をはじめるまえに

    序章 大衆買春社会と「買春ツアー」から

    第1章 遊廓・遊女をみる視角―「売春社会」論と「遊廓社会」論、そしてこれから―
    1 「売春社会」論とはなにか
    2 「遊廓社会」論とはなにか
    3 あらたな研究の潮流
    ①一次史料を用いた研究の進展
    ②遊廓で「生きること」を考える

    第2章 近世における遊廓・遊所―非日常の世界―
    1 性売買の閉ざされた空間/閉ざされない空間
    2 遊所番付からみる遊廓・遊所
    3 三都の遊廓―閉ざされた空間―
    4 宿場町・湊町・門前町―閉ざされない空間―
    ①宿場町
    ②湊町
    ③門前町と湯治場

    第3章 遊廓を支えるもの―資金と身売りのネットワーク―
    1 遊廓を支える金融ネットワーク
    2 遊女の移動ネットワークと斡旋システム
    3 飯盛女と越後

    第4章 近代移行期における遊廓の創出―「普及」する遊廓―
    1 遊廓の再編と地域―居留地と開拓地―
    ①居留地付き遊廓
    ②開拓地遊廓
    2 地域の「再興」と遊廓―城下町と宿場町―
    3 「芸娼妓解放令」をめぐって

    第5章 近代遊廓の誕生―性の管理・統制と空間―
    1 遊廓分布の変化―非日常から日常へ―
    2 遊廓はどこにあるのか
    3 都市から排除される遊廓
    4 近代遊廓と新吉原モデル

    第6章 「大衆買春社会」の到来と遊廓―買春する男性たちと娼妓の労働―
    1 大衆買春社会の到来
    2 客の増加と娼妓の労働負担
    3 安く、簡易な「遊興」を志向する人びと

    第7章 拡大する私娼街と遊廓―新しい遊興とゆらぐ遊廓―
    1 私娼街の発達―「十二階下」から玉ノ井・亀戸へ―
    2 台の物と「わずらわしい」遊廓
    3 「モダン化」する遊廓

    [コラム1]畠野佳司 飛田遊廓「嘆きの壁」の言説

    第8章 娼妓の日常生活世界―遊廓で「暮らす」こと、「生きる」こと―
    1 遊廓で「食べる」ということ
    ①明治の吉原から
    ②新宿遊廓、和田芳子の日記から
    2 烏山旭遊廓、チヱの「精算帳」
    3 金光教と娼妓の祈願
    ①娼妓が病気をおそれるということ
    ②大阪飛田に残された「性病検査場」から

    第9章 娼妓たちの闘い―より良い生存と生活を目指して―
    1 遊廓の「ストライキ節」
    2 共同炊事による「待遇改善」
    3 遊廓で「生きる」

    第2部 吉原遊廓とは何か

    序章 ロマンの場所としての吉原

    第1章 新吉原遊廓の形成―自然地理学・考古学からみる吉原とその「伝承」―
    1 遊廓区域の建設
    ①新吉原への移転
    ②新吉原の地形
    2 おはぐろどぶの形成とその意味

    [コラム2]太田茜 『小悪魔ageha』にみる和装のバリエーションと夜の街における「花魁風着付け」

    第2章 新吉原の基礎知識
    1 江戸の周縁としての新吉原
    2 新吉原の遊女と客―基本的な遊興システム―
    3 「吉原細見」とは何か
    4 デジタルアーカイブでみる「細見図」

    第3章 「芳原細見図」からみた17世紀後半の新吉原
    1 新吉原のプロトタイプ
    2 遊女屋の分布
    3 「高級な遊興」の景観

    第4章 「吉原弘化四年図」からみた19世紀の吉原
    1 新吉原の変化
    2 遊女屋の分布
    ①揚屋町の変化
    ②長屋

    [コラム3]加藤晴美 「花魁道中」という幻想

    第3部 遊廓研究ことはじめ

    序章 遊廓は「ディープ」なのか

    第1章 アウトラインを描く
    1 基礎文献を集める
    2 基本データと統計データを集める

    第2章 景観復原とさまざまな資料
    1 地図を集める
    2 さまざまな資料

    第3章 現地調査の手順
    1 景観を観察してみよう
    2 銚子松岸遊廓のフィールドノートから

    おわりに
     遊廓の「記憶」を紡ぐ島から
     「ここは遊廓ではない」と語ること
     郷土史が描く遊廓の「記憶」とヘリテージ化

    あとがき
    参考文献
    索引
  • 内容紹介

    売春防止法施行から70年近くが経過し、遊廓に関連する遺構や史資料は消滅の危機に瀕している。性売買の場であった遊廓の「記憶」と「記録」を次世代に継承するためには今、何が必要だろうか。本書では、近年急速に発展する遊廓研究の論点を整理し、遊廓の成立と変容、遊女たちの暮らしを通史的に提示するとともに、遊廓調査の手順を示す。遊廓や遊女たちの歴史や実像に関心をもつ方々が、遊廓を「知る」ためのガイドブックである。
  • 著者について

    加藤 晴美 (カトウ ハルミ)
    加藤晴美(かとう はるみ)
    1980年、静岡県生まれ。現在、東京家政学院大学現代生活学部 准教授。筑波大学大学院人文社会科学研究科単位取得退学、博士(文学)。専門は歴史地理学。
    [著書]『遊廓と地域社会―貸座敷・娼妓・遊客の視点から―』清文堂出版、2021年。中西僚太郎ほか編『歴史地理学―近現代の課題とその探究―』山川出版社、2026年(共著)。小口千明・清水克志編『生活文化の地理学』古今書院、2019年(共著)。

遊廓を生きる/遊廓を記憶する-遊廓研究・細見 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ひつじ書房
著者名:加藤 晴美(著・文・その他)
発行年月日:2026/09/04
ISBN-13:9784823413520
判型:A5
発売社名:ひつじ書房
対象:教養
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:226ページ
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