中華民国/台湾という問い 儒学者たちの近代東アジア [単行本]
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出版社:岩波書店
販売開始日: 2026/09/28
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中華民国/台湾という問い 儒学者たちの近代東アジア の 商品概要

  • 目次

     序 文
     凡 例

    序 論 原点から出発する思考
     はじめに 国家体制はいかにして思考の対象となるのか
     二 新「体用論」の問答ロジック
     三 公民資格と良知主体
     四 両岸性と「正命」の原則
     結論 原点からの出発

    第一章 儒家による近代化への新機軸――第一の文化運動
     はじめに 新文化運動のスペクトラムの再検討
     二 五四運動時期における儒家文化圏
     三 戊戌政変期の儒者――新中国、そして新文化運動の第一世代
     四 主体の深化――梁漱溟と熊十力
     五 道徳的主体対科学主義――人生観論戦の意義
     六 憲政民主の説――梁啓超から海外新儒家まで
     結論 政治制度の最終形態

    第二章 旧邦新命――中華民国の理念
     はじめに ハイブリッド・モダニティ
     二 新三民主義とその先駆者のイメージ
     三 孫文の民主論と儒家的源流
     四 中華民国の国父――一人? 二人? 零人?
     五 民国史の範囲を超える思考
     結論 立憲派を中華民国に、中華民国を中華文化教育の伝統に含み入れること

    第三章 革命文学の台頭――個性と階級性の消長
     はじめに ペンが剣に勝つ
     二 混沌の中に基礎を築けていない個体主義
     三 革命文学と赤い太陽の上昇
     四 さらば、家族愛
     結論 対立する二つの極を超えて

    第四章 革命の動力学――光と影そして土地の神話意識
     はじめに 革命成功の神秘
     二 摩羅と幽暗意識
     三 漆黒の渾沌という生命の大いなる流れ
     四 光の幻影
     五 この黄土に依拠して
     六 甦る神話の力
     結論 光と影の弁証法

    第五章 時間が始まった――一九四九年の二つの歴史的大変化
     はじめに 百年の風雲、二つの大変化
     二 時間が始まった、「人類の歴史以来」の視点
     三 「人民」と「共和国」の再定義、自由主義との決別
     四 新たに「中華」を定義し、封建中国と決別する
     五 どのような中国?――新儒家学者の分裂を例に
     六 一九四九年十二月七日――中華民国の理念と台湾の主体性の同時的完成
     結論 「二つの中国と二つの民国」の後

    第六章 「在水一方」――日本統治時代の台湾抵抗運動における中華文化要素
     はじめに 波乱の両岸
     二 転換の遺民――荘太岳と連横
     三 儒紳の近代的転換――林献堂を事例として
     四 孔孟から孫文へ――蔣渭水の証言
     五 文化伝統に基づく階級意識の構築――王敏川の事例
     結論 内在的な「在水一方」

    第七章 両岸に共鳴する儒鐸の響き――徐復観と台中学人
     はじめに
     二 遺民から台中学人へ
     三 荘垂勝の独特な地位
     四 百年の儒学両大会
     おわりに
     付 録 一九六七~一九六九年『葉栄鐘日記』における徐復観

    第八章 遅れてきた実現――「一九四九」後の民主建国のプロセス
     はじめに 現代における「一九四九」の省察
     二 辛亥革命と五四――未完成の革命
     三 紅い星が照らす新中国
     四 中華民国と辛亥革命の理念
     五 忠誠からの反抗――「中華民国」の理念によって、「中華民国」政府を正す
     六 オルタナティブな五四新文化運動への省察
     結語 いまだ進行中の民主建国

    結 論 中華と台湾の共生の基礎に

     注
     あとがき
     解題 中華民国/台湾をどう「読み解く」のか
  • 出版社からのコメント

    中華民国の成立と存続、その根幹にある思想とは何か。儒学研究の泰斗が、儒学者たちの一〇〇年の営為から近代東アジアを描き直す
  • 内容紹介

    儒学研究の世界的泰斗が、膨大な資料と領域を横断する知見を駆使し、儒学を基軸に辛亥革命からの一〇〇年余の東アジア近代を描きだす。中華民国の成立、戦後台湾における民主化といった出来事において、儒学者たちの思想的営為はいかなる役割を果たしたのか。中華民国、台湾、そして中台問題を根元から問い直す圧倒的労作。
  • 著者について

    楊儒賓 (ヨウジュヒン)
    楊儒賓(よう・じゅひん/ヤン・ルービン)
    国立清華大学(台湾)哲学研究所[大学院]・通識教育中心[一般教養センター]特別招聘講座教授,中央研究院(台湾)院士.専攻は中国儒学,とりわけ宋明理学,身体理論,神話思想.『儒家身体観』(中央研究院中国文哲研究所1996年),『異議的意義:近世東亜的反理学思潮』(台湾大学出版中心2012年),『1949礼賛』(聯経出版事業公司2015年[邦訳は中嶋隆蔵訳『1949礼賛――中華民国の南遷と新生台湾の命運』東方書店2018年])など多数の学術著作がある.現在は日本をはじめ米国,中国,香港などの地で訪問研究・講学を行うなど,世界的に活躍している.

    本間 次彦 (ホンマ ツギヒコ)
    本間次彦(ほんま・つぎひこ)
    明治大学政治経済学部(大学院教養デザイン研究科)教授.専門は中国前近代思想.著作に『コスモロギア――天・化・時』(共著,法政大学出版局2015年),『人ならぬもの――鬼・禽獣・石』(共著,法政大学出版局2015年),訳書にB.A.エルマン『哲学から文献学へ』(共訳,知泉書館2014年)など.

    丸川 哲史 (マルカワ テツシ)
    丸川哲史(まるかわ・てつし)
    明治大学政治経済学部(大学院教養デザイン研究科)教授.専門は東アジア文化論・思想史,魯迅研究.著作に『台湾ナショナリズム――東アジア近代のアポリア』(講談社選書メチエ2010年),『魯迅出門』(インスクリプト2014年)など.

    原 正人 (ハラ マサト)
    原 正人(はら・まさと)
    中央大学法学部准教授.専門は近現代中国思想史.著作に『近代中国の知識人とメディア,権力――研究系の行動と思想,1912~1929』(研文出版2012年),「もうひとつの「日本留学」――張君勱の日本留学を例として」(土田哲夫編著『近現代東アジアの文化と政治』中央大学出版部2015年)など.

    佐藤 賢 (サトウ ケン)
    佐藤 賢(さとう・けん)
    東京都立大学人文社会学部准教授.専門は中国文学,映画研究.著作に『中国ドキュメンタリー映画論』(平凡社2019年)など.

    菅野 敦志 (スガノ アツシ)
    菅野敦志(すがの・あつし)
    共立女子大学国際学部教授.専門は台湾現代史,東アジア地域研究.著作に『台湾の国家と文化――「脱日本化」・「中国化」・「本土化」』(勁草書房2011年,第33回発展途上国研究奨励賞),『台湾の言語と文字――「国語」・「方言」・「文字改革」』(勁草書房2012年)など.

中華民国/台湾という問い 儒学者たちの近代東アジア の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:楊儒賓(著)/本間 次彦(訳)/丸川 哲史(著)
発行年月日:2026/09
ISBN-10:4000617745
ISBN-13:9784000617741
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:466ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:712g
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