流氓(ユメン) [単行本]
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流氓(ユメン) [単行本]

孫 昌渉(著)、斎藤 真理子(訳)、宋 恵媛(解説)


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出版社:みすず書房
販売開始日: 2026/10/14
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流氓(ユメン) [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    1973年末、歴史の数奇な巡り合わせで韓国の国民的作家が日本に移り住み、〈在日〉同胞の境遇を目の当たりにした―。日韓の文学史が貴重な邂逅を果たした、無類のディアスポラ小説。
  • 目次

    これからの百年を思い描く足場のために――『流氓』を読むすべての人へ [斎藤真理子]
     『流氓』主な登場人物  
     『流氓』主な登場人物家系図  

    流氓(ユメン) [斎藤真理子訳]

    生活的 [長璋吉訳]

    《解説》漂泊する作家、揺れる小説 [宋恵媛]

    訳者あとがき
  • 出版社からのコメント

    1970年代に韓国の国民的作家が日本に移住し、境界の視点から〈在日〉の人々の流浪の生を深くみつめた、無類のディアスポラ小説。
  • 内容紹介

    1973年、韓国で朝鮮戦争後の国民的作家と目されていた孫昌渉が日本に移り住み、〈在日〉同胞の境遇を目の当たりにする。本書の表題作「流氓(ユメン)」は、彼が移住の約3年後に、韓国の新聞に連載した長編小説だ。そのタイトルには作家の受けた衝撃が痛いほど表れている。孫昌渉自身も、何度も死線をくぐりながら「流氓」(=流浪の民)の人生を生きてきた人なのだ。
    「流氓」では二つの〈在日〉家族の、戦前・戦後にまたがる二世代の物語が描かれる。植民地下の朝鮮で土地を失って日本へ渡り、戦中の強制労働や日本敗戦後の混乱期を生きてきた在日一世の老人たち。彼らを差別する日本社会と、先の見えない朝鮮半島情勢との狭間に生まれ、展望を削られる人生に苦悩する二世の若者たち。著者自身を彷彿させる語り手の「私」は、〈在日〉の境界的な境遇のさらに境界の地点から、帰属を奪われた流氓の生を見つめている。日韓の文学史の、一瞬の貴重な邂逅と言えるようなディアスポラ小説だ。
    併録の短編「生活的」は、孫昌渉の名を韓国文学史に刻み込んだ初期の作品群の一つ。純文学的に突き抜けた表現をもつ傑作であると同時に、(長編「流氓」の語り手も経験した)朝鮮戦争の惨禍による社会の荒廃と人々の受けた傷の深さがいかなるものであったかを、垣間見せてくれる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    孫 昌渉(ソン チャンソプ)
    1922‐2010。作家。1922年、平壌に生まれ、14歳で単身で満洲へ、さらに翌年に日本に渡る。苦学して進学し、日本大学にも在籍した。朝鮮解放後の1946年に半島に戻り、越北して平壌で教師をする。1948年に越南してソウルで教師、雑誌記者などの職に就きながら創作を始める。朝鮮戦争中の1949年に釜山に避難。休戦後はソウルに戻って執筆活動を続けた。「剰余人間」で第4回東仁文学賞を受賞。1973年に日本に移住。2010年に東京で逝去

    斎藤 真理子(サイトウ マリコ)
    韓日翻訳家。1960年、新潟市生まれ。パク・ミンギュ『カステラ』(共訳)(クレイン)で第1回日本翻訳大賞、ハン・ガン『別れを告げない』(白水社)で第76回読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞

    宋 恵媛(ソン ヘウォン)
    博士(学術)。『密航のち洗濯 ときどき作家』(共著、講談社)で第46回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞
  • 著者について

    孫昌渉 (ソン チャンソプ)
    (손창섭 ソン・チャンソプ)
    作家。1922年、平壌に生まれ、14歳で単身で満洲へ、さらに翌年に日本に渡る。苦学して進学し、日本大学にも在籍した。朝鮮解放後の1946年に半島に戻り、越北して平壌で教師をする。1948年に越南してソウルで教師、雑誌記者などの職に就きながら創作を始める。朝鮮戦争中の1949年に釜山に避難。休戦後はソウルに戻って執筆活動を続けた。短編「公休日」(1952)と「死縁記」(1953)を『文芸』誌に発表して注目を浴び、越南民の避難生活を描いた「雨の降る日」(1953)、続く「生活的」(1953)、「血書」(1955)、「人間動物園抄」(1955)、「剰余人間」(1958)などの作品により、朝鮮戦争後の韓国文壇を代表する作家の一人となった。「剰余人間」で第4回東仁文学賞を受賞。1973年に日本に移住。移住後の1976年に長編『流氓』を『韓国日報』に連載。2010年に東京で逝去。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

    斎藤真理子 (サイトウ マリコ)
    (さいとう・まりこ)
    韓日翻訳家。1960年、新潟市生まれ。パク・ミンギュ『カステラ』(共訳)(クレイン)で第1回日本翻訳大賞、ハン・ガン『別れを告げない』(白水社)で第76回読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞。他の訳書に、チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』(河出書房新社)、チョン・ミョングァン『鯨』(晶文社)、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)、李箱『翼 李箱作品集』(光文社)、チョン・スチャン『羞恥』(みすず書房)など多数。著書に『増補新版 韓国文学の中心にあるもの』(イースト・プレス)、『本の栞にぶら下がる』(岩波書店)、『隣の国の人々と出会う』(創元社)など。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

    宋恵媛 (ソン ヘウォン)
    (ソン・ヘウォン)
    博士(学術)。著書に『「在日朝鮮人文学史」のために』(岩波書店、ソミョン出版[韓国])、『越境の在日朝鮮人作家 尹紫遠の日記が伝えること』(共著、琥珀書房)。『密航のち洗濯 ときどき作家』(共著、講談社)で第46回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。編著に『在日朝鮮女性作品集』(全2巻)、『在日朝鮮人文学資料集 1954-71』(全3巻)(以上、緑蔭書房)、『在日朝鮮人作家 尹紫遠未刊行作品選集』(琥珀書房)など。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

流氓(ユメン) [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:孫 昌渉(著)/斎藤 真理子(訳)/宋 恵媛(解説)
発行年月日:2026/10/09
ISBN-10:4622098814
ISBN-13:9784622098812
判型:B6
発売社名:みすず書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学小説
言語:日本語
ページ数:480ページ
縦:20cm
重量:500g
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