メルヴィルの黙示-『ピェール』を中核として [単行本]
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メルヴィルの黙示-『ピェール』を中核として [単行本]



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出版社:その他
販売開始日: 2026/09/25
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メルヴィルの黙示-『ピェール』を中核として [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに(牧野有通)

    本論集について(髙尾直知)


    第Ⅰ部 『ピェール』と他のメルヴィル作品

    ◉第一章 スター作家の運命
         -雑誌文学者メルヴィル(巽 孝之)

    ◉第二章 『ピェール』に映る自画像
         -「熱帯の夏」の衣装とその脱衣(大川 淳)

    ◉第三章 メルヴィルの描く父の肖像
         -『レッドバーン』から『ピェール』へ(竹内美佳子)

    ◉第四章 偽りの試みとハルモニア
         -『白鯨』から『ピェール』への移行(関根全宏)

    ◉第五章 沈黙または音楽の発見
         -『ピェール』と「バートルビー」における人間の了解不可能性について(高橋利明)

    ◉第六章 貧困の美学(ポヴァティレスク)
         -『ピェール』と「コケッコッコー!」における慈愛と慈善(斎木郁乃)

    ◉第七章 「狂気の詩人が詠いあげる午後」
         -『ピェール』の詩、「ピアザ」の詩学(小南 悠)

    ◉第八章 「世界でもっとも真実を伝える本は嘘である」
         -『ピェール』における虚構の戦略(笠根 唯)

    ◉第九章 サドル・メドウズからエルサレムへ
         -メルヴィルの詩心の水脈を探して(宇野雅章)


    第Ⅱ部 『ピェール』の歴史性・政治性

    ◉第十章 先住民の小道を辿って
         -イザベルのモホーク族の系譜(大島由起子)

    ◉第十一章 アサイラム、あるいはアナクロニズム
         -『ピェール』における他者の居場所(古井義昭)

    ◉第十二章 『ピェール』における沈黙と音楽
         -ベートーヴェン風のワルツが表すもの(真田 満)

    ◉第十三章 花から根へ
         -『ピェール』の植物的文体(ボタニカル・スタイル)(小椋道晃)

    ◉第十四章 ピェールはなぜ「声」に心を動かされたのか
         -活字文化と「声」の文化に挟まれるピェール(藤本幸伸)

    ◉第十五章 真の作家はだれか
         -『ピェール』にみる作家主権とアメリカ民主主義の連関(田ノ口正悟)

    ◉第十六章 肖像を経験すること
         -『ピェール』における〈真理を告げる芸術〉(上原正博)

    ◉第十七章 イーゼルと緑の蔓
         -『白鯨』から『ピェール』への系譜(小川恭佑)

    ◉第十八章 大西洋をつなぐボヘミア
         -『ピェール』とラファエル前派の共振(貞廣真紀)

    ◉第十九章 『ピェール』における黙示録表象
         -近代白人文明への警告(西浦 徹)


    第Ⅲ部 『ピェール』と他のアメリカ人作家

    ◉第二十章 『ピェール』における家庭小説批判
         -同時代作家間の住まいの描写の比較を手がかりに(辻 祥子)

    ◉第二十一章 『ピェール』とホーソーンの暗闇
         -メルヴィルの創作原理と黙示録の変奏(鈴木一生)

    ◉第二十二章 感傷の黙示録
         -『ピェール』と『七破風の屋敷』(髙尾直知)

    ◉第二十三章 暗い家
         -『ピェール』とフォークナー作品をつなぐ(牧野有通)


    おわりに  第十回国際メルヴィル会議から十年が過ぎて(巽 孝之)


    主要『ピェール』研究紹介(大島由起子)
  • 出版社からのコメント

    難解をもって知られる問題作『ピェール』を覆う「曖昧性」=黙示への応答
  • 内容紹介

    日本メルヴィル学会10周年記念出版
    The Decennial Publication of the Melville Society of Japan

    本論集では、メルヴィル作品の文脈、19世紀アメリカの政治的歴史的文脈、
    そしてアメリカ文学史的文脈という三つの視点から、
    難解をもって知られる問題作『ピェール』を多角的、総合的に論じる。

    作品全体を覆う「曖昧性」=黙示への応答
  • 著者について

    牧野有通 (マキノアリミチ)
    牧野有通=メルヴィル研究家。元明治大学文学部教授。アイオワ大学大学院英文科修士課程修了(MA)、東京大学大学院英文学専攻博士課程単位取得退学。日本メルヴィル学会会長、MLAアメリカ・メルヴィル協会会長を歴任。主要業績:『世界を覆う白い幻影-メルヴィルとアメリカ・アイディオロジー』、南雲堂、1996。編著Melville and the Wall of the Modern Age. Nan‘un- do, 2010。共訳『フォークナー全集』第一巻、第二十五巻、第二十六巻、冨山房、各1990,1984,1997。

    巽孝之 (タツミタカユキ)
    巽孝之=慶應義塾大学名誉教授/アメリカ文学思想史専攻/コーネル大学大学院博士課程修了(Ph.D., 1987)/単著に『ニュー・アメリカニズム──米文学思想史の物語学』(青土社、1995年度福沢賞)、『リンカーンの世紀──アメリカ大統領たちの文学思想史』(青土社、2002年/増補新版、 2013年)、『モダニズムの惑星──英米文学思想史の修辞学』(岩波書店、2013年)、『メタファーはなぜ殺される──現在批評講義』(松柏社、 2000年)、『盗まれた廃墟──ポール・ド・マンのアメリカ』(彩流社、2016年)、Full Metal Apache(Duke UP, 2006年)、 Young Americans in Literature (Sairyusha, 2018)。編訳にラリイ・マキャフリイ『アヴァン・ポップ』(筑摩書房、1995年/北星堂、2007年)、共編に The Routledge Companion to Transnational American Studies (Routledge, 2019)他多数。

    髙尾直知 (タカオナオチカ)
    髙尾直知=中央大学文学部教授
    主な業績:『ロマンスの倫理と語り─いまホーソーンを読む理由』(共編著、開文社出版、2023年)、「「罪と美徳の両方の魅惑を」─第一次アフリカ艦隊(1843-1845)とリベリア植民地における」(『アメリカ研究』57号、2023年、145-63頁)、『〈嘆き(モーニング)〉はホーソーンによく似合う』(中央大学出版部、2020年)など。

    大島由起子 (オオシマユキコ)
    大島由起子=福岡大学人文学部教授
    【主な業績】『メルヴル文学に潜む先住民-復讐の連鎖か福音か』(彩流社、2017年)、「『ピエール』のイロコイの松、イザベラの松-ブラント姉弟のいた風景の地霊」(『エコクリティシズム・レヴュー』第7号、2014年、15-25頁)、“The Red Flag of the Pequod/Pequot: Native American Presence in Moby-Dick” (Melville Among the Nations: Proceedings of an International Conference, Volos, Greece, July 2-6, 1997, Kent State UP, 2001)など。

    上原正博 (ウエハラマサヒロ)
    専修大学国際コミュニケーション学部教授
    【主な業績】「人新世におけるメルヴィルの詩的想像力」(『現文研』第102号、2026年、22-34頁)、「ホーソーン的ロマンスの雰囲気について-序文再読」(『ロマンスの倫理と語り-いまホーソーンを読む理由』開文社出版、2023年)、「技術と主体-『レミーのおいしいレストラン』に表象される労働」(『アメリカン・レイバー-合衆国における労働の文化表象』彩流社、2017年)など。

メルヴィルの黙示-『ピェール』を中核として [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:小鳥遊書房
著者名:牧野有通(著)/巽孝之(著)/髙尾直知(著)
発行年月日:2026/09
ISBN-10:4867801119
ISBN-13:9784867801116
判型:規小
発売社名:小鳥遊書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:480ページ
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