建築家のための土地学講義-土地の取得から事業運営まで、地域で実践する8つのプロジェクト [単行本]
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建築家のための土地学講義-土地の取得から事業運営まで、地域で実践する8つのプロジェクト [単行本]

青木 公隆(著・文・その他)


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出版社:学芸出版社
販売開始日: 2026/10/26
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建築家のための土地学講義-土地の取得から事業運営まで、地域で実践する8つのプロジェクト の 商品概要

  • 目次

    序論:投資・所有・運営の視点から土地への実践を読むために
    ・投資の視点――「貨幣投資」と「関係人口」を組み合わせる
    ・所有の視点――「空間の開き方」と「権利の分配度」を組み合わせる
    ・運営の視点――「意思決定の主体」と「更新可能性」を組み合わせる

    事例編
    CASE 1:堅実な収支計画で設計を支える
    ――路地文化の街へ段階的に生み出す商いの場
    /KITAYON(寶神尚史)
    ・路地の文化と個人商店の街
    ・建築の成立条件を自ら引き受ける
    ・三つの土地、三つの建築
    ・収支計画とキャッシュフローが育てる建築
    ・街のなかを歩く行為自体を引き込む路地
    ・建築を街へと開く構造形式の選択
    ・街の風景として慎重に決めるファサード
    ・建築の「品格」――細部がつくる街からの信頼
    ・街をゆっくりと育てる更新の在り方
    ・「群」として捉えることで変わる運営
    ・土地を所有することで、設計は続く

    CASE 2:改修しながら用途と空間を組み替える
    ―― 一体化した入居と運営で築く地域との関係
    /SMI:REYOYOGI(進藤強)
    ・小さく貸すことから始まった実践
    ・小さな用途の挿入が生んだ波及効果
    ・建築家からオーナーへ
    ・取得した建物の課題を「整備する余地」として読み替える
    ・小さな区画ごとに用途を重ねながら改修する
    ・所有物件に隣接した再建築不可物件を連動させる一体的再編
    ・入居者であり運営者でもあるという意識を生む仕組み
    ・住む・働く・泊まる、そして学を重ねる運営
    ・地域との関係をつくり直す
    ・未完成であること、自走すること

    CASE 3:ファンド組成を絡めて遊休不動産を再生・運営する
    ――密集市街地に点在する複合施設
    /せんつく(青木公隆)
    ・路地と木造密集市街地の歴史的背景
    ・建築家が地域に関わるという選択
    ・「せんつく1」の誕生と運営開始
    ・「せんつく」の運営が建築を更新する
    ・更新されない理由が集積する空き家
    ・空き家再生とファンド組成を同時に行う
    ・公共性を内包する「せんつく2」――目的がなくても居場所になり得る場所をつくる
    ・離散的な点がつながる都市像
    ・銭湯のあいだに「せんつく3」を置く
    ・なぜ土地を所有するのか――建築・運営・都市をつなぐために

    CASE 4:多様なルートで取得した空き家を分散拠点化する
    ――郊外団地でさぐる組織の働き方
    /ハヤシハウス(黒沢健一)
    ・未完のまま使い継がれた現場の集合としての団地
    ・アイデンティティとしての郊外
    ・初めて取得した空き家を団地全体の共有資源へ
    ・空き家取得の三つの回路
    ・ハヤシハウス――能動的な取得から拠点化へ
    ・分散拠点が支える組織の働き方
    ・地域への開きと限定的な公共性
    ・状況へのリアクションがつくる「明日の郊外団地」

    CASE 5:空洞化した海際集落と人を建築でつなげる
    ――多様な人々を巻き込み、育てる自治
    /Re「」SHIMIZU-URA PROJECT(伊藤智寿)
    ・開発されない条件不利地に移住する
    ・状況に応じて更新される、ゴールを決めないプロジェクト
    ・不特定多数ではなく、特定多数に向けて場をひらく
    ・空き家群から生まれる多様な場所
    ・同時並行で改修が行われていく空き家群
    ・集落の敷地境界をほどき、つなげる「ろま」
    ・建築を接点にして地域に関わる人を呼び込む
    ・所有・使用・分配の再設計
    ・集落の時間を取り戻し、自治をつくる

    CASE 6:廃屋の修繕を一軒から路地単位へ広げる
    ――労働を運営に組み込むアーティストの村
    /バイソン(西村周治)
    ・坂の上に発生した空き家群とバイソン
    ・自ら買い、直し、運営する
    ・一軒から路地単位へ──修繕が生んだ取得の連鎖
    ・8割廃材による更新――壊さず、直しすぎない
    ・住居+αの再編――広さを活かす
    ・家賃と労働を組み込んだ運営構造
    ・循環する資金と社会還元
    ・修繕から生まれる村

    CASE 7:用途・施工・建築の境界が揺らぐ公共的な場を運営する
    ――専有・共有を固定しない長屋
    /ヨルン(山口陽登)
    ・表が裏に転じた一条通り商店街
    ・空き家になることが決まっていた長屋
    ・建築をつくる上での権利を100%持つ
    ・契約と空間の可変性
    ・長屋の露出した側面をファサードにする
    ・プロとアマチュアの境界を編み直す
    ・所有が拡張する視点――建築からエリアへ
    ・滲むファサードと自発的公共空間
    ・なぜ土地を所有するのか――公共を私的に立ち上げるために

    CASE 8:隣地取得で山間集落の建物群をつなぐ
    ――住むことで生まれる設計と運営への意識
    /静原村の家・事務所・宿泊棟(森田一弥)
    ・職人の技術と制度が残した集落
    ・山間集落に拠点を置き、建築に関わる
    ・築100年の古民家取得と住みながらの改修
    ・隣地取得によって広がった段地の建物群
    ・地域活動を契機とした空き家取得と宿への転用
    ・請負型施工から部分的な自主施工への転換
    ・宿の運営を通じて継続する建築への関与
    ・分散した建物群を歩いてつなぐ集落の日常
    ・現場にある材料から即興的に導かれる設計判断
    ・集落に拠点を持ち、所有を通じて関わり続ける


    講義編
    1:建築家たちはどのように土地に関わるか
    ・近代の建築家・都市計画家にとっての「土地」
    ・田園都市構想から浮かび上がる「土地の三配分」
    ・見過ごされてきた「制度」としての土地観
    ・土地固有の文脈が抽象化される危うさ――アンリ・ルフェーブルと空間の商品化
    ・土地の所有に責任が伴わなくなった現代――近代的所有権からの乖離
    ・「無責任な所有」は法制度で正せるか――日本における土地基本法の限界
    ・投資・所有・運営を現代の実践として捉え直す
    ・求められるのは3つの実践を統合する主体
    ・実践を阻む3つのジレンマを乗り越えるための制度設計
    ・建築家・施工者のポテンシャル――現代の土地問題に取り組める能力者

    2:投資のデザイン
    ・貨幣だけが投資ではない――「関係人口」という資源の厚み
    ・10万円の建物と、1・5億円の建物――投入する資源の違いが生む両極
    ・8事例をマップで見る――「投資金額」と「関係人口」を軸に
    ・貨幣投資が先行せざるを得ない場所で関係人口をどう育てるか
    ・関係人口が支えるのは「つくる速度」ではない
    ・貨幣と関係の間での模索
    ・マップをどう読むか――3つの視点
    ・「貨幣投資」と「関係人口」をどう組み合わせるか

    3:所有のデザイン
    ・外部環境に対する「防波堤」としての所有
    ・権利は集中させつつ空間を開く――多様な活動を受け止める意志
    ・開いた空間で自律性を育てる――場所の意味をともにつくるコミュニティ
    ・8事例をマップで見る――「空間の開き方」と「権利の分配度」を軸に
    ・所有以外の権利をどのように分配するか
    ・公的な性質と権利の分配のバランス――実践のために取りうる様々な出発点
    ・コモンズを目指して――途上にある実践をどう読むか
    ・このマップをどう見るか――3つの視点
    ・「空間の開き方」と「権利の分配度」をどう組み合わせるか

    4:運営のデザイン
    ・所有者が決める方が、かえって場は動く
    ・「ゴールを決めない」決断が俊敏な更新を可能にする――伊藤さんの運営
    ・計画の蓄積と対話の継続が運営の柔軟性を生む――寳神さんの運営
    ・8事例をマップで見る――「意思決定の主体」と「更新可能性」を軸に
    ・所有者が決めるが内容は固定しない――伊藤・進藤の実践
    ・「すべて決める」をゆっくり手放すなかで生まれた秩序――西村さんの特異な位置
    ・利用者との対話で意思決定の重心のバランスを取る――青木・山口・黒澤・森田
    ・このマップをどう読むか――3つの視点
    ・「意思決定の主体」と「更新可能性」をどう組み合わせるか

    おわりに
  • 出版社からのコメント

    建築の作り手が土地や建物を取得・所有し、改修・新築・運営へ踏み込む8つの実践から、投資・所有・運営を設計する視点を学ぶ。
  • 内容紹介

    空き家、狭小地、商店街、団地、長屋、古民家――
    都心から海際・山間集落まで、
    まちに関わる建築家たちによる
    土地の投資・所有・運営のデザイン

    ・金融機関と連携したファンド組成
    ・再建築不可物件との一体的な再編
    ・敷地境界をほどき、つなぐ空間の設計 etc.

    都心の狭小地、空き家、商店街、団地、海際集落など条件の異なる現場で、建築家や施工者が土地や建物を取得・所有し、改修・新築・事業運営へ踏み込む8つの実践を取材。建築を起点に投資・所有・運営をデザインする事例を紹介し、収支計画、権利調整、用途更新、地域との関係づくり等の視点から、講義編で横断的に読み解く

    図書館選書
    都心の狭小地、空き家、商店街、団地、海際集落で、建築家や施工者が土地や建物を取得・所有し、改修・新築・運営へ踏み込む8つの実践を取材。収支計画、権利調整、用途更新、地域との関係づくりから学ぶ、投資・所有・運営術
  • 著者について

    青木 公隆 (アオキ キミタカ)
    建築家・都市デザイナー、一級建築士、博士(環境学)。1982年アメリカ・テキサス州生まれ 2006年 東京理科大学工学部建築学科卒業 2008年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了 2008~2012年日本設計 2012年ARCO ARCHITECTS設立 2026年~青木公隆建築設計事務所に改称 現在、東京理科大学工学部建築学科准教授、青木公隆建築設計事務所。千住地域におけるせんつく02と03では、土地を取得し、自社事業として都市デザインを展開。

建築家のための土地学講義-土地の取得から事業運営まで、地域で実践する8つのプロジェクト の商品スペック

商品仕様
出版社名:学芸出版社
著者名:青木 公隆(著・文・その他)
発行年月日:2026/10/26
ISBN-13:9784761529949
判型:46判
発売社名:学芸出版社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:建築
言語:日本語
ページ数:288ページ
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