右派と対話する―ドイツ発、もう少しましに"争う"ための試み [単行本]
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右派と対話する―ドイツ発、もう少しましに"争う"ための試み [単行本]



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出版社:みすず書房
販売開始日: 2026/10/20
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右派と対話する―ドイツ発、もう少しましに"争う"ための試み の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ドイツに極右政党が台頭して久しい。それが警戒されるのはナチ極右政権の過去があるためで、ナチの否定は戦後ドイツ民主主義の礎となっている。国家や郷土を重視する右派思想は自民族中心主義に流れることがあり、その極北がナチの人種政策であり、ユダヤ人大量虐殺だった。このような歴史を踏まえつつ、本書の右派概念は独自だ。右派とはある種の思想だけを指すのではなく、著者が「言語ゲーム」と呼ぶものを行なう人びとを指す。たとえば、誰かが「ナチスは良いこともした」「女は家庭に戻れ」「外国人は出て行け」と主張するだけでも、言語ゲームは起動する。それを聞いた人が激怒して糾弾すると、責められた側は「言論を弾圧された」という、ある意味最強の被害者ポジションを手に入れ、そこに籠城する。右派が抱く問題意識は、移民問題もEUの是非も、それ自体はまっとうな論題になりうる。右派と左派は意見を戦わせばいい。ただし、ゲームが仕掛けられ、その挑発に易々と乗っていては、対話は難しい。提言は「25の黄金律」(著者からのお願い。ここだけスマホで撮って済ませないで!)に集約されている。よりましな〈争い〉への触発は、ときに文学的、ときに憲法講義的で、カラフルな語りの細部に宿る。ドイツで2017年に刊行されるや大議論を呼んだベストセラー。邦訳版は、反響を総括する章を加えた2025年の新版に基づく。
  • 目次

    ペーパーバック版のための序文――もしくは、「では、タイトルについて語ろう」
    1788年もしくは嵐の前の静けさ――手引きのための導入
    A 力への意志――なぜ右派と対話するのか?
    B 批判と自己批判――右派は私たちとどのように対話するのか?
    C 冒険心――右派とどのように対話するのか?
    D 二歩前進、一歩後退――右派と何について対話するのか?
    パーリー(敵同士の対話)――別の言語ゲームの提案
    疾走する現在の鼓動に触れて――2017年から24年にかけての、右派の言語ゲームのシフトについて  ダニエル=パスカル・ツォルン
    「ロールプレイを揺さぶる」  ベンヤミン・モルデンハウアーとのインタビュー
    「君が右派であることは問題じゃない。問題なのは、君が右派であるそのありようだ」  『シュピーゲル』紙フラウケ・ベーガーとのインタビュー

    訳者あとがき
  • 出版社からのコメント

    右派の「言語ゲーム」にどう応じる? 今よりましな対話は可能? ナチの過去を負い極右政党の台頭するドイツで大議論を呼んだ試み。
  • 内容紹介

    ドイツに極右政党が台頭して久しい。それが警戒されるのはナチ極右政権の過去があるためで、ナチの否定は戦後ドイツ民主主義の礎となっている。国家や郷土を重視する右派思想は自民族中心主義に流れることがあり、その極北がナチの人種政策であり、ユダヤ人大量虐殺だった。
    このような歴史を踏まえつつ、本書の右派概念は独自だ。右派とはある種の思想だけを指すのではなく、著者が「言語ゲーム」と呼ぶものを行なう人びとを指す。
    たとえば、誰かが「ナチスは良いこともした」「女は家庭に戻れ」「外国人は出て行け」と主張するだけでも、言語ゲームは起動する。それを聞いた人が激怒して糾弾すると、責められた側は「言論を弾圧された」という、ある意味最強の被害者ポジションを手に入れ、そこに籠城する。
    右派が抱く問題意識は、移民問題もEUの是非も、それ自体はまっとうな論題になりうる。右派と左派は意見を戦わせばいい。ただしゲームが仕掛けられ、その挑発に易々と乗っていては、対話は難しい。提言は「25の黄金律」(著者からのお願い。ここだけスマホで撮って済ませないで!)に集約されている。よりましな〈争い〉への触発は、ときに文学的、ときに憲法講義的で、カラフルな語りの細部に宿る。
    ドイツで2017年に刊行されるや大議論を呼んだベストセラー。邦訳版は、反響を総括する章を加えた2025年の新版に基づく。



    対話はむずかしい。気がつくと罵り合いになっている。悪いのは相手だ、いや、それとも自分か――。まずは敵を必要とする「反作用的な語り」と、「お決まりの反応」を解除することから始めよう。

    人格と発言を区別せよ/挑発に乗るな/自分の道徳的な脊髄反射を疑え/予測可能な人間になるな/相手のほうが正しいのかもしれない/正しくあることは美徳ではない/敵を必要としている人間は避けよ/笑いのない議論はよい議論ではない/……(「25の黄金律より」)

    〈今日「右派的」と呼ばれる現象のほぼすべては、語りの一形式として、より正確に言えば「反作用的な語り」として理解することができます。右派的言説とは、危機に瀕した民主主義の公共圏への反作用なのです〉(本文より)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    レオ,パー(レオ,パー/Leo,Per)
    1972年生まれ。歴史研究者、作家。2009年にドイツにおける反ユダヤ主義の歴史の研究によりベルリン・フンボルト大学で博士号取得。2014年発表の小説『洪水と土地』でライプツィヒ・ブックフェア賞候補

    シュタインバイス,マクシミリアン(シュタインバイス,マクシミリアン/Steinbeis,Maximilian)
    1970年生まれ。法学部を卒業後、1999年までフリーのジャーナリストとして活動。その後『ハンデルスブラット』紙の編集者・特派員として2008年まで勤務。2009年に公法に関するポータルサイト「憲法ブログ」を立ち上げ、以来その編集長を務めている。フリーの法律・政治ジャーナリストとしても活動しており、『南ドイツ新聞』『シュピーゲル・オンライン』やドイチュラント・ラジオなどで記事を執筆。2022年にドイツ弁護士協会メディア賞受賞

    ツォルン,ダニエル=パスカル(ツォルン,ダニエルパスカル/Zorn,Daniel-Pascal)
    1981年生まれ。哲学者、評論家。2015年にハイデガーとフーコーに関する研究でアイヒシュテット=インゴルシュタット・カトリック大学にて博士号取得。2020年以降、ヴッパータール大学などで非常勤講師を務める

    小野寺 拓也(オノデラ タクヤ)
    1975年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。昭和女子大学人間文化学部を経て、東京外国語大学総合国際学研究院教授。専門はドイツ現代史

    西山 暁義(ニシヤマ アキヨシ)
    1969年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。博士(文学)。共立女子大学国際学部教授。専門はドイツ近現代史
  • 著者について

    パー・レオ (パー レオ)
    (Per Leo)
    1972年生まれ。歴史研究者、作家。2009年にドイツにおける反ユダヤ主義の歴史の研究によりベルリン・フンボルト大学で博士号取得。2014年発表の小説『洪水と土地』でライプツィヒ・ブックフェア賞候補。復刊された雑誌『ヴェルトビューネ』発行人を2025年から務める。単著に『涙なき悲哀――想起の文化のあとで』(2021)、『最後の一歩手前の弛緩――ナチズムの残存をめぐるテクスト』(2023)、『まだもうない――ルール地方の時間』(2023)(いずれも未邦訳)などがある。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

    マクシミリアン・シュタインバイス (マクシミリアン シュタインバイス)
    (Maximilian Steinbeis)
    1970年生まれ。法学部を卒業後、1999年までフリーのジャーナリストとして活動。その後『ハンデルスブラット』紙の編集者、特派員として2008年まで勤務。2009年に公法に関するポータルサイト「憲法ブログ」を立ち上げ、以来その編集長を務めている。フリーの法律・政治ジャーナリストとしても活動しており、『南ドイツ新聞』『シュピーゲル・オンライン』やドイチュラント・ラジオなどで記事を執筆。2022年にドイツ弁護士協会メディア賞受賞。著書に『傷つきやすい民主主義――ポピュリストによる乗っ取りに抗する戦略』(2024、未邦訳)、『右派と対話する』(共著、2017、新版2025、小野寺・西山訳、みすず書房)がある。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

    ダニエル=パスカル・ツォルン (ダニエルパスカル ツォルン)
    (Daniel-Pascal Zorn)
    1981年生まれ。哲学者、評論家。2015年にハイデガーとフーコーに関する研究でアイヒシュテット=インゴルシュタット・カトリック大学にて博士号取得。2020年以降、ヴッパータール大学などで非常勤講師を務める。単著に『民主主義者のための論理学』(2017)、『哲学入門』(2018)、『暴力の秘密――なぜ我々はそこから逃れられないのか、それでも何ができるのか』(2019)など多数(いずれも未邦訳)。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

    小野寺拓也 (オノデラ タクヤ)
    (おのでら・たくや)
    1975年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。昭和女子大学人間文化学部を経て、現在、東京外国語大学総合国際学研究院教授。専門はドイツ現代史。著書に『野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵」――第二次世界大戦末期におけるイデオロギーと「主体性」』(山川出版社、2022/2012)、『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(田野大輔との共著、岩波書店、2023)、訳書にS・ナイツェル/H・ヴェルツァー『兵士というもの――ドイツ兵捕虜盗聴記録に見る戦争の心理』(みすず書房、2018)、J・プランパー『感情史の始まり』(共訳、森田直子監訳、みすず書房、2020)、R・ミュールホイザー『戦場の性――独ソ戦下のドイツ兵と女性たち』(共訳、姫岡とし子監訳、岩波書店、2015)などがある。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

    西山暁義 (ニシヤマ アキヨシ)
    (にしやま・あきよし)
    1969年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。博士(文学)。共立女子大学国際学部教授。専門はドイツ近現代史。主要業績に、『ヨーロッパ史講義』(近藤和彦編、共著、山川出版社、2015)、『ドイツ史研究入門』(木村靖二、千葉敏之と共編著、山川出版社、2014)、EUROPA notre histoire: L'héritage européen depuis Homère(Étienne François、Thomas Serrierらと共編著、Éditions Les Arènes, 2017)。訳書に、J・プランパー『感情史の始まり』(共訳、森田直子監訳、みすず書房、2020)、G・クルマイヒ『ジャンヌ・ダルク――預言者・戦士・聖女』(共訳、加藤玄監訳、みすず書房、2024)、J-J・ベッケール/G・クルマイヒ『仏独共同通史 第一次世界大戦』(上)(下)(剣持久木との共訳、岩波書店、2012)などがある。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

右派と対話する―ドイツ発、もう少しましに"争う"ための試み の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:パー レオ(著)/マクシミリアン シュタインバイス(著)/ダニエル=パスカル ツォルン(著)/小野寺 拓也(訳)/西山 暁義(訳)
発行年月日:2026/10/16
ISBN-10:4622098784
ISBN-13:9784622098782
判型:B6
発売社名:みすず書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:280ページ
縦:19cm
重量:360g
その他: 原書名: MIT RECHTEN REDEN Ein Leitfaden〈Leo,Per;Steinbeis,Maximilian;Zorn,Daniel-Pascal〉
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