芹沢光治良の神と愛 [単行本]
    • 芹沢光治良の神と愛 [単行本]

    • ¥3,960119 ゴールドポイント(3%還元)
    • ただいま予約受付中!発売日以降のお届け日本全国配達料金無料

芹沢光治良の神と愛 [単行本]

鈴木 吉維(著・文・その他)


ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥3,960(税込)
ゴールドポイント:119 ゴールドポイント(3%還元)(¥119相当)
お届け日:ただいま予約受付中!発売日以降のお届け
日本全国配達料金無料
出版社:明治書院
販売開始日: 2026/11/20
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

芹沢光治良の神と愛 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに
    第一部 芹沢光治良と<神シリーズ>
    第一章 『神の微笑』に至るまで 
    中山みきとの邂逅/樹木との対話/療養所時代の闘病仲間/ジャック・シャルマン/天才ジャックの人物造形/妻の死/神意識の深化/憑依する中山みき/『神の微笑』に至るまで
    第二章 <神シリーズ>を読む
    <神シリーズ>について/神の思わく/実相の世界と天上の世界/現象の世界と実相の世界/人間の使命/修行ということ/良心を越える/革命ということ/<神シリーズ>の社会的意義/父子関係と神と子
    第三章 死生観と神意識
    神の実存/死生観・神意識の形成/死生観と神意識/死の予告/臨終について
    第四章 教団不信< 
    「信者」(「阿片」改題)/「宗教と文学について」講演会
    第五章 <神シリーズ>の評価 50
    批判的評価/肯定的評価/海外での評価/<神シリーズ>の虚構性/読者へのメッセージ/ニューエイジ運動
    第六章 <神シリーズ>の周辺 64
    丹波哲郎と大霊界/横尾忠則『原郷の森』

    第二部 芹沢文学における恋愛の意味
    第一章 大正デモクラシーを背景として
    青年時代の恋愛/有島武郎<草の葉会>/クロポトキン『パンの略取』/鶴見祐輔<火曜会>/河上肇『貧乏物語』/大正デモクラシーと恋愛/煩悶青年/恋愛の敗北
    第二章 恋愛の実相 
    安生鞠という人/東京女子大学時代/恋愛とドイツ行/留学前後/河合栄治郎と山本玄峰/ベルリン大学時代
    第三章 恋愛の終焉と結婚
    秋田への赴任/結婚に向けて/帰国後の鞠と芹沢/恋愛の終焉/その後のふたり
    第四章 平等思想の形成</br>
    天理教による男女平等思想/自己告発小説の意味するもの/「巴里に死す」における女性観/「巴里に死す」の執筆動機
    芹沢光治良略年譜
    参考文献 
    初出一覧
    あとがき 
    人名索引 
  • 出版社からのコメント

    芹沢光治良とその文学を理解するうえで最も重要な、神の存在と愛情の問題について論じる
  • 内容紹介

     芹沢光治良の作品は実生活から少しずつフィクションの世界に移行していくためか、読者は作品をそのまま事実と受け止めてしまうことがある。作者と作品とが密接に関係しているという感覚は、作者に接したことのある者であれば誰でも実感として納得するところである。

     作者の人間性や神概念の形成に大きな影響を与えたのは宗教的な環境である。天理教の家に生まれて父親が全財産を信仰に捧げ、祖父母・叔父叔母のもとで成長したため、教団に対しては否定的な感情を持っていたが、その一方で神の存在を疑うことはなかった。戦時中は聖書を精読し、渡欧に際してはローマ法王ピオ十二世に個人謁見するなど、生涯、神と宗教と信仰について考え続けた人である。

     昭和六十一(一九八六)年、九十歳のとき『神の微笑』を皮切りに<神シリーズ>と称される一連の作品を発表し、九十六歳で死去するまで毎年一冊ずつ書下ろし単行本を上梓した。刊行から四十年を経た現在、冷静に<神シリーズ>を分析することで、芹沢文学の根底に流れている神概念や人生観、人間観を考察していきたいと思う。

     六十三年に亘る作家生活を俯瞰すると、戦前の代表作である『巴里に死す』や自伝的作品である『男の生涯』『孤絶』『離愁』、戦後の代表作である『人間の運命』や『愛の影は長く』など、多くの作品に青年時代の恋人である女性が登場する。その女性は作者のなかで理想化されて永遠の存在となり、作品を理解するうえで重要な位置を占める存在である。それほど大きな影響を与えた安生(あんじょう)鞠(まり)という女性について、今まで東京女子大学の第一期生という以外わからないことが多かったが、このたび経済学者の河合栄治郎の日記を松井慎一郎跡見学園女子大学教授から提供していただき、多くのことが明らかになってきた。このときの体験が作者に時代の閉塞状況や差別、格差などの社会矛盾を考えさせる動機となり、後の作品に社会性をもたらす一因となった。その意味において青年期にありがちな失恋に終わることなく、極めて社会的な意味を持つできごとだったのである。時代状況と個人の置かれた状況との両面から考察していきたいと思う。

     芹沢は小説を書くことで読者を幸福にしたい、社会をよくしたいと考えていた。その信念を形成したのは、生まれたときから神とともに在り、その実在を疑わなかったことに加えて、多くの人から支援を受け、その愛情に支えられた人生であったからである。芹沢光治良とその文学を理解するうえで最も重要なことは、神の存在と愛情の問題である。これが『芹沢光治良の神と愛』と題した由縁でもある。
  • 著者について

    鈴木 吉維 (スズキ ヨシツナ)
    1958年、東京都生まれ。元神奈川県立高等学校教諭・総括教諭。
    現在、沼津市芹沢光治良記念館助言者。

芹沢光治良の神と愛 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:明治書院
著者名:鈴木 吉維(著・文・その他)
発行年月日:2026/11/20
ISBN-13:9784625454097
判型:46判
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:260ページ
他の明治書院の書籍を探す

    明治書院 芹沢光治良の神と愛 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!