小さなアイヌ語図鑑 [単行本]
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小さなアイヌ語図鑑 [単行本]
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小さなアイヌ語図鑑 [単行本]

中川 裕(監修)


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出版社:三才ブックス
販売開始日: 2026/10/24
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小さなアイヌ語図鑑 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「信仰」「動物」「自然と時間」「暮らし」「地形・地名・人の呼び名」「習慣」「歌・踊り・物語」「おまじない・なぞなぞ・決まり文句」の8つのテーマから、アイヌ語と文化や考え方を、写真やイラストとともに紹介。
  • 目次

    本書の主な内容]

    ★1章:信仰
    伝統的なアイヌの世界観では、この世界のすべてのものに魂があると考えています。その中で精神・意志をもって活動している人間以外のものを「カムイ」と呼びます。この世界は人間とカムイと、意志をもたないそれ以外のものの3つでできているのです。そして人間とカムイの関係が良好であることこそが、人間の幸せにも、この世界の繁栄にもつながると考えられてきました。多様なカムイたちの姿を通して、人間をとりまくあらゆるものとともに生きるアイヌの世界観をひもといていきます。

    ★2章:動物
    山の獣たち、空を飛ぶ鳥たち、海や川を泳ぐ魚や海獣たちとの交流は、特に人間が生きるために欠かせないものです。人間は彼らから食べものとなる肉や毛皮などを贈りものとして受け取り、人間はそのお返しにお酒やイナウ(木幣)や米の団子などを贈ります。それだけではなく、彼らは人間に危険が迫っていることを知らせてくれたり、獲物のいる場所を知らせてくれたり、さまざまな恩恵を人間に与えてくれます。それゆえにアイヌは彼らの声や行動にいつも注意を払っているのです。

    ★3章:自然と時間
    かつてアイヌの人たちは、春になれば芽を吹き茎や葉を伸ばす数々の山菜を採集し、夏になれば川をのぼるマスを突き、秋になればサケを捕り、木々がつける実を集め、雪に埋もれる冬になれば巣穴にこもるクマを狩りに山に入りました。このようにして豊かな時間の流れに身を任せて暮してきたのです。雨も風も雪もみんなカムイがもたらしてくれるものであり、カムイとともに一日を過ごし、一年を送ってきたその営みを、草や木のカムイを中心に見ていきましょう。

    ★4章:暮らし
    かつてアイヌの人々は、家や舟から、臼や杵、弓や矢、着るものや履くものまで、生活に必要なあらゆるものを、自分たちの周りにある木や草から自らの手ですべて作り上げていました。そして、それらを使って鳥や獣を狩り、魚を捕り、山菜を採取し、運び、加工し、貯え、その食材を調理してさまざまな料理を作っては、自ら作った器に盛って食べ、豊かに暮らしてきたのです。その暮らしの一端を、彼らが作った生活用具を中心に見ていくことにしましょう。

    ★5章:地形・地名・人の呼び名
    今、アイヌ語に触れることができる一番の機会は、北海道を旅していろいろな地名に出会うときでしょう。北海道の地名の8割はアイヌ語起源だと言われています。そしてアイヌ語の地名は地形や生えている植物の他、そこがいつも何をするところだったのかというような、その土地の特徴を日常の言葉で表現したものです。そのため同じ特徴をもつところには、同じような名前がつけられていました。つまり地名からそこがどんなところであったのかを知ることができるのです。

    ★6章:習慣
    習慣というのは文化によって大きく違います。欧米人は靴をはいたまま居間に入りますが、日本では靴を脱ぎます。昔のアイヌの人たちも靴を脱いで上がりましたが、玄関に入ってからではなく家の入口の前で脱ぐのが普通でした。雪などを家の中に入れないようにするためです。お客さんの前で膝を抱えて座るのは無作法な気がしますが、昔のアイヌの女性にとってはごく当たり前の座り方でした。この章では、そのような習慣の違いについて見ていくことにしましょう。

    ★7章:歌・踊り・物語
    アイヌには楽器の種類はあまり多くありませんが、その代わり歌と踊りをさまざまな形で発展させてきました。中でも女性が車座になって歌うウポポ(座り歌)は、世界でも珍しい輪唱による民族音楽です。また、アイヌは長い間文字を書くという習慣をもちませんでしたが、その代わりに口伝えで物語を伝承してきました。神謡、英雄叙事詩、散文説話などいろいろな形式で語られた膨大な記録が残されていますし、今それを語り継ごうとする人たちも大勢います。

    ★8章:おまじない・なぞなぞ・決まり文句
    最後はいろいろなアイヌ語の表現を紹介しましょう。昔のアイヌの人たちはカムイに取り囲まれて暮していたので、ちょっとしたときにカムイにお願いをする言葉が口に出てきます。そのような「おまじない」の言葉をこの章では紹介します。また、なぞなぞもたくさん記録されていますので答えを考えてみましょう。そして物語の中などでは、たくさんの決まり文句が使われてきました。これを覚えておけばアイヌの物語がもっと楽しく読めるようになることでしょう。

    ★コラム
    アイヌの世界観/アイヌ語起源の動物の名前/1日の流れ/家族の呼び名/数の数え方/アイヌの化け物
  • 内容紹介

    アイヌ語を知ると、世界の見え方が少し変わる。

    北海道を中心に、古くから日本列島で話されてきたアイヌ語。日本語の方言ではなく、日本語とはまったく異なる言語です。現在では話せる人がごくわずかとなっていますが、近年は若い世代を中心に、言葉を受け継ぎ、復興させようとする活動が盛んに行われています。

    アイヌの人々は、動物や植物、火や水、家や舟、道具にいたるまで、身のまわりのあらゆるものに魂があると考えてきました。自然の恵みに感謝し、必要以上に木を伐らず、川を汚さず、人間も自然の一部として暮らす――。そんな世界観は、アイヌ語の一つひとつの言葉のなかにも息づいています。

    本書では、「信仰」「動物」「自然と時間」「暮らし」「地形・地名・人の呼び名」「習慣」「歌・踊り・物語」「おまじない・なぞなぞ・決まり文句」の8つのテーマから、アイヌ語とそこに込められた文化や考え方を、美しい写真やイラストとともに紹介します。
    言葉を知ることは、その言葉を使ってきた人々の世界の見方を知ること。
    アイヌ語に触れながら、自然と人との関わりや、日本列島に息づいてきたもうひとつの文化を知るための、小さな図鑑です。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中川 裕(ナカガワ ヒロシ)
    千葉大学名誉教授。アイヌ語研究の第一人者。専門は、言語学、アイヌ語学、アイヌ口承文芸学。1995年『アイヌ語千歳方言辞典』(草風館)を中心としたアイヌ語・アイヌ文化の研究で金田一京助博士記念賞を受賞。2025年に第8回井上靖記念文化賞を受賞

小さなアイヌ語図鑑 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:三才ブックス
著者名:中川 裕(監修)
発行年月日:2026/10/01
ISBN-10:4866735120
ISBN-13:9784866735122
判型:新書
発売社名:三才ブックス
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会科学総記
言語:日本語
ページ数:240ページ
縦:16cm
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