キリストの聖顔―伝承・信仰・芸術 [単行本]
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キリストの聖顔―伝承・信仰・芸術 [単行本]



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出版社:教育評論社
販売開始日: 2026/11/04
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キリストの聖顔―伝承・信仰・芸術 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    トリノの聖骸布からリジューのテレーズ、ルオーまで。傷ついたキリストの顔を見つめる〈聖顔の信心〉はどのように形成され、受け継がれてきたのか。受難の神秘や信心業の実践をめぐるテクスト、芸術作品を通してその歴史をたどる。
  • 目次

    第1章 聖なる布をめぐる伝承
    1 聖骸布の歴史――イエスの埋葬から現在まで
     イエスの埋葬/エデッサの肖像/エデッサからコンスタンティノープルへ/ローマの〈ヴェロニカ〉/第四回十字軍/一五〇年の空白/リレの聖骸布/トリノへ
    *〈トリノの聖骸布〉のフランス語名称について

    2 中世の受難詩・受難劇の中の聖顔布と聖骸布  
     物語の素材/受難詩・受難劇へ

    3 信心業〈十字架の道行き〉におけるヴェロニカと埋葬布  
     祈禱書に見る〈十字架の道行き〉/アンナ=カタリナ・エムリック『痛ましきご受難』
    *ヴェロニカとイエスの容貌

    第2章 〈聖顔の信心〉の形成と継承――兄弟会、信心会、修道会
    1 ナントの聖ヴェロニカ兄弟会
     聖ヴェロニカ兄弟会の歴史/手引書『聖ヴェロニカへの信心』(一六九四)

    2 トゥールの聖顔の大信心会
     カルメル会修道女聖ピエールのマリー/トゥールの聖顔と大信心会の創設/『聖ヴェロニカへの信心』の再版/トゥールにおける出版物

    3 カルメル会修道女リジューのテレーズ
     トゥールからリジューへ/テレーズにおける〈聖顔の信心〉
    *ドミニコ会とカルメル会

    第3章 聖顔を見つめた芸術家たち
    1 音楽と聖顔――ギヨーム・デュファイ
     ローマ式典礼聖歌/ギヨーム・デュファイ《スラファセパル》/トマス・ア・ケンピスとキリストの青い顔
    *磔刑図のキリストと聖骸布
       
    2 文学と聖顔――クローデルとシュアレス
     ポール・クローデル――トゥールの聖顔からトリノの聖骸布へ/アンドレ・シュアレス――「この苦しむ人を見よ」

    3 絵画と聖顔――ジョルジュ・ルオー
     聖顔の画家/聖骸布とルオーの《聖顔》/《聖顔》第一作前後の劇的変化/ルオーの《聖顔》の「型」/銅版画集『ミセレーレ』/ 『受難』――木版画と油彩/キレネのシモンをめぐって
    *この〈顔〉が、ルオーによって顕現し

    フランスの〈聖顔の信心〉を訪ねて
  • 出版社からのコメント

    受難のキリストの顔を見つめる信心はどのように受け継がれてきたのか。伝承や信仰の手引書、芸術作品などを通してその歴史を辿る。
  • 内容紹介

    トリノの聖骸布からリジューのテレーズ、ルオーまで――
    傷ついたキリストの顔を見つめる〈聖顔の信心〉はどのように形成され、受け継がれてきたのか。受難の神秘や信心業の実践をめぐるテクスト、芸術作品を通してその歴史をたどる。

    ■「はじめに」より
    〈聖顔〉とは何だろう。フランス語で《Sainte Face》、英語では 《Holy Face》、キリストの〈聖なる顔〉のことであるが、威厳ある栄光の神の顔ではなく、とくに受難の顔、白い布に浮かび上がった受難のキリストの傷ついた顔を指す。(⋯)現代において、〈聖顔の信心〉(聖顔への信心を、本書ではこう表記する)は、フランス、イタリア、スペイン、カナダ、アメリカなどで見られるが、この信心への入り口となっている主要な人物として、フランスの聖女リジューのテレーズと、画家ジョルジュ・ルオーがいる。(⋯)
    テレーズが見つめていたのは、〈トゥールの聖顔〉と呼ばれる聖画であり、ルオーが見つめていたのは、テレーズの死後、写真公開された〈聖骸布〉の複製であった。聖骸布は、キリストの亡骸を包んだ埋葬布にキリストの姿が写し出されたとされる比類なき聖遺物で、二千年の歴史をくぐり抜け、現在、イタリアのトリノで厳重に保管され、特別な機会にのみ一般公開されている。トゥールの聖顔のほうは、ローマの〈ヴェロニカ〉(真のイコン)と呼ばれる〈聖顔布〉の複製であるが、聖骸布の写真公開以前には、キリストの顔が刻印された貴重な聖遺物として崇敬されていた。〈ヴェロニカ〉は、ローマの〈聖顔布〉の呼び名でもあるが、イエスに布を差し出した女性の名としても用いられてきた。彼女は、中世の受難劇と、カトリックの信心業〈十字架の道行き〉において、ゴルゴタの丘に向かう途上のキリストに布を差し出した人物として登場し、受難のキリストへのあわれみと愛を示した女性として、人々の心に記憶されてきた。今日でもヴェロニカは、信心業〈十字架の道行き〉の祈りの中で、イエスに布を差し出した女性として黙想されており、美術館や教会では、聖顔布を掲げるヴェロニカの姿が、絵画や彫刻をとおして、折に触れ、目の前に立ち現れる。

    本書の目的は、フランスにおける聖顔の信心とは何か、聖顔の信心がどのように形成され、聖顔を見つめる信仰がどのように表現されてきたかを探ることにある。威厳に満ちた栄光の神ではなく、人々の侮辱と暴力を引き受け、傷つき苦しむキリストを見つめ、信仰の対象とする心性は、どのようにして生まれ、どのような土壌で、どのように醸成されていったのか。胸を刺す痛ましいキリストの顔は、それを見つめる芸術家たちにどのような反応を引き起こし、どのような音楽、文学、絵画を生み出させたのか。(…)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    大須賀 沙織(オオスガ サオリ)
    東京都立大学人文社会学部フランス語圏文化論教室准教授。早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻修士課程修了、パリ第4(ソルボンヌ)大学博士課程修了、博士(文学)
  • 著者について

    大須賀沙織 (オオスガサオリ)
    東京都立大学人文社会学部フランス語圏文化論教室准教授。早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻修士課程修了、パリ第4(ソルボンヌ)大学博士課程修了、博士(文学)。
    著書に、Séraphîta et la Bible : sources scripturaires du mysticisme balzacien, Paris, Honoré Champion, 2012. 訳書に、ギュイヨン夫人『短く簡単な祈りの方法――内的祈りの手引き』(教文館、2022年)、ギュイヨン夫人『雅歌註解――神と魂との霊的婚姻をめぐる神秘的解釈』(教文館、2025年)。

キリストの聖顔―伝承・信仰・芸術 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:教育評論社
著者名:大須賀 沙織(著)
発行年月日:2026/11/06
ISBN-10:4866241403
ISBN-13:9784866241401
判型:A5
発売社名:教育評論社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:304ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:3cm
重量:500g
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