「移民問題」のモヤモヤをときほぐす社会学 [単行本]

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「移民問題」のモヤモヤをときほぐす社会学 [単行本]

鄭康烈(著・文・その他)


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価格:¥2,090(税込)
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出版社:大和書房
販売開始日: 2026/11/11
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「移民問題」のモヤモヤをときほぐす社会学 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    ▼第1章 多国籍化していくまちの風景 どのようにして、外国人は増えたのか
    かれらは、なぜ日本にいるのか
    わたしのまちのエスノグラフィ/ひとくくりに「外国人」というけれど…(短期滞在者/中期滞在者/長期滞在者)/日本は外国人をどう受け入れてきたか(Ⅰ期 戦後~1980年代/Ⅱ期 1980年代後半~)/制度の外側の外国人/移民が増えて、なにが問題なのか?/「日本に差別なんてあるの?」/「移民問題」の誤解と偏見を揺さぶる

    ▼第2章 偏見は私のなかにもある なぜ「怖い」と感じてしまうのか?
    ある日、深夜のコンビニで…
    「カテゴリー」が現実を単純化する/ステレオタイプのはたらき/偏見はなぜ悪なのか(偏見を受けることに慣れてしまう/偏見が人の命を奪う/偏見が形成されやすい条件/政治と偏見)/偏見は払しょくできるものなのか(克服のためのステップ/「例外化」を乗り越えるために/上位カテゴリーをつくり出す)

    ▼第3章 マナーの〝悪い〞外国人? 文化の概念から考える
    外国人のふるまいが気になる…
    社会集団に共有される文化/ふるまいのコードからの逸脱/二つの文化が接触するときに(ゴミの出し方、あるいは車内のマナー/だれもが逸脱者になりうる)/「文化」をまなざすときの注意点(共通性にも目を向けてみる/文化のダイナミズム/集団主義の誤謬/「洗練された文化」と「粗野な文化」)/外国人の「迷惑行為」を再考する

    《コラム1》体験型ツーリズムが「観光の文化」をつくる

    ▼第4章 テレビはどう報道したか マスメディアの表象の責任を問う
    「容疑者は、外国人とみられます」
    「意味の動物」としての人間/情報化社会の到来とマスメディア/構築主義の社会像/テレビニュースを解剖する(ニュースに意味を埋め込む/ニュースから意味を読み取る/ニュースの送り手と受け手のやりとり/スキーマとデコーディング)/「外国人窃盗団」の構築/マスメディアとどう向き合うか

    《コラム2》ニューメディアの「表象の責任」

    ▼第5章 「生粋の日本人」とはだれか? 人種概念を問い直す
    人びとが信じる「血の論理」
    「人種化」されたカマラくん/人種は存在するのか(肌の色の濃さに意味はあるか/顕微鏡のなかの「人種」)/人種という考え方はどこから来たのか?(反ユダヤ主義、白人至上主義と人種/アカデミズムの世界では)/日本に目を向けると…(アイヌ、琉球、朝鮮とのかかわり)/科学による「人種」の否定(日本における反人種主義の動き)/現代も機能し続ける「人種」(「特権」を享受するマイノリティ?/「在日特権」言説)/抵抗としての「人種」/人種神話を手放す

    ▼第6章 「日本人ファースト」への熱狂 国民国家とそのジレンマ
    外国人は不当に優遇されている?
    新しい共同体としての国民国家/ナショナリズムという不思議(「国民」のつくり方/伝統の創造/学校制度/戦争と徴兵制/国民は想像を介してつながっていく)/ハードなシステムとしての「国家」(暴力によって秩序がもたらされる?)/外国人の権利を保障する(旧植民地出身者への補償/普遍的人権の原理)/日本人だけで生活は完結しうるか(社会的分業という営み)/社会的分業のグローバル化(外国人の貢献に目を向ける)/鎖国・開国論争、再び/変化への戸惑いが「脅威」を生む

    ▼第7章 「不法は不法なのだ」を考える 移民・外国人の安全保障化と権利保障
    不法就労をする、あるクルドの青年
    「不法は不法なのだ」に感じる二つのモヤモヤ/「法を逸脱する」とはどういうことか?(法とはなにか/法のタイプと機能/形式的・実質的な線引き/みんながそうみなすから「不法」になる/逸脱の判定と非人間化/「外国人であること」の加重効果)/安全保障化の進行(移民の安全保障化/安全保障化と近代、テロリズム)/日本で移民が「脅威」とみなされていくまで(移民と犯罪を結びつける言説)/国家が権利を与える根拠(シティズンシップ論が問うたこと/グローバル化時代のシティズンシップ/なにを根拠に権利を付与するのか/移動の自由は基本的権利か?/貢献への見返りとしての権利/ステークホルダーであること)/「正しさ」で思考を封じる前に

    《コラム3》人が人でなくなるとき―ウィシュマ・サンダマリさん事件

    ▼第8章 外国人の定住でなにが起こるか 制度の開放性と集住地域の再編
    外国人の増加=並行社会?
    制度とはなにか?(制度は、機会を提供する/制度が個人を苦しめる?)/在日コリアンの場合(集住地域としての朝鮮部落/労働市場に立ちはだかる差別の壁/教育制度への同化と適応/差別の緩和による制度の開放化/集住から分散へ)/ブラジルからの日系移民の場合(雇用の不安定性と流動化/学校への適応のしづらさ/維持される集住地域、試みられる共生)/受け入れ社会の構造に目を向けること

    《コラム4》移民がつくるオルタナティブな制度

    ▼第9章 共生に向けたアプローチ 同化主義と多文化主義
    外国人との共生、じゃあどうすれば?
    社会を成り立たせる三つの理念/基本的な理念への二つのアプローチ/同化主義のアプローチ(「郷に入っては郷に従え」/「望まない同化」という問題/同化は外国人だけの問題ではない/同化主義の限界と、次なるアプローチ)/多文化主義のアプローチ(「みんな違ってみんないい」/問われる、まなざす側の姿勢/文化の多様性はどこまで認められるか/多文化主義は「死んだ」のか)/私たちに託された問い

    ▼終章 共生社会はいかに可能か 関係構築のファシリテーションと「私たちの文化」
    いま私たちに必要なものはなにか
    「共生」のための理念/共創のプロジェクトを立ち上げる(鍵となる、ファシリテーション/「集まる場所が必要だ」/人びとの関係構築をうながす技法/関係性をひっくり返す/余白を大事にする、可視化する、みんなで創っていく/「私たちの文化」の創発)/共創のプロジェクトの実例/①「反うわさ戦略」(「反うわさエージェント」の役割)/②「モン・フルー・プロジェクト」(人種・階級の分断を越えてゆく)/③越境人たち、六月の祭り(「六月の祭り」が人びとを変えていく)
  • 内容紹介

    「不法は不法なのだから」「日本人が優先されて当たり前」――
    よく聞くその「もっともらしい言葉」に、心がざわつくのはなぜだろう?

    クルド系住民を巡る言説や入管問題、テレビで「外国人犯罪」報道が放送されるしくみまで。
    社会学者で在日コリアン三世でもある著者が、SNSやときにリアルな場でみられる攻撃的な言葉に隠された「無自覚な排除」のメカニズムを、つとめて理性的かつ建設的に解きほぐします。

    深夜のコンビニで著者が感じたリアルな「警戒感」や葛藤など、自身の体験も率直に告白しながら綴られる誠実な言葉。排除でも、ただ放置する多文化主義でもない。対話を通じて、足元から「私たちの新しい文化」を創り出すための、やさしく、深い、等身大の社会学入門です。
  • 著者について

    鄭康烈 (チョン・ガンヨル)
    法政大学社会学部社会学科専任講師。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科研究員(日本学術振興会特別研究員PD)を経て現職。専門は国際社会学、移民研究、在日コリアン研究。著書に『新自由主義の時代の在日コリアン――オールドカマー移民の分極化と交差性』(青弓社)、共著に『越境する平和学――アジアにおける共生と和解』(法律文化社)など。

「移民問題」のモヤモヤをときほぐす社会学 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名: 大和書房
著者名:鄭康烈(著・文・その他)
発行年月日:2026/11/11
ISBN-13:9784479394884
判型:46判
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:336ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:310g
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