見えない海上封鎖 [単行本]
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見えない海上封鎖 [単行本]
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見えない海上封鎖 [単行本]

山地秀樹(著・文・その他)


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出版社:並木書房
販売開始日: 2026/12/07
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見えない海上封鎖 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに──海峡を封鎖しなくても、船は止められる


    第1章 ホルムズ海峡はなぜ「封鎖」されたのか

    1、海峡から船はなぜ消えたのか──攻撃、逆封鎖、停戦崩壊

    米・イスラエルの対イラン攻撃と通航激減/アメリカが仕掛けた「逆封鎖」/いったん開いた海峡は、なぜ再び閉じたのか/交渉停滞と長期化する海峡危機/リスクとコストを織り込んだ通航の回復と再縮小

    2、軍事力と市場が生んだ「見えない封鎖」

    軍事的勝利は、政治的勝利ではない/なぜ海峡を封鎖せずに、世界経済を揺さぶれたのか/海峡を開けるだけでは船は戻らない/「開いている海峡」を船が通らないという現実

    3、船を動かす「最後の保険」──危機に国家は市場を支えられるか

    民間保険が引いたとき、国家が前に出る/日本は危機にどう対応したのか/日本にない「最後のセーフティー・ネット」/日本政府による新たな法整備/保険があれば、船は本当に動くのか/シーレーンを守るのは軍艦だけではない


    第2章 自由な海を失えば、日本はどうなるのか

    1、海上輸送が支える日本という国

    貿易なしには日本経済は成り立たない/日本の貿易の99・6パーセントは海を渡る/海の「見えない道路」──シーレーンとは何か/太平洋戦争が示した「海の生命線」の喪失

    2、シーレーンの脆弱性は消せるのか

    日本を支える3つの主要シーレーン/多角化しても、迂回しても「海」からは逃れられない/「自由な海」は誰が守ってきたのか


    第3章 「自由な海」は誰が作ったのか

    1、古代──海上交通を制する者が国家の命運を握った

    穀物輸送路を断たれたアテネ/地中海を「我らの海」にしたローマ

    2、中世──港と交易網を押さえた者が海を動かした

    ベネチア──港と補給拠点が築いた海上交易網/ハンザ同盟──海を占領せずに交易を支配する

    3、「海は誰のものか」──自由海論と閉鎖海論

    ポルトガルとスペインは世界の海を分割しようとした/グロティウス──「自由な海」は国益から生まれた/イギリスは「閉鎖された海」を主張した/国家間競争から「自由な海」が生まれた

    4、イギリス海軍が「自由な海」を現実にした

    航海法と私掠船──国家は自国の貿易をどう守ったか/海上覇権はオランダからイギリスへ/イギリス海軍が支えた「自由な海」

    5、アメリカが支えた「自由な海」という国際公共財

    海洋覇権はイギリスからアメリカへ/冷戦がシーレーン防護を国家戦略にした/「自由な海」は世界の公共財になった/揺らぎ始めた戦後の海洋秩序/歴史が示す──「自由な海」は当然ではない

    6、なぜ現代の海運は「危険」に敏感なのか

    国家単位の海運から、国境を越える海運へ/海運はなぜ「リスク」に敏感になったのか/一つのリスクが業界全体へ伝播・増幅する/紅海とホルムズが示した「物理的封鎖なき航路変更」/海峡を封鎖しなくても船は止められる


    第4章 日本のシーレーンはどう脅かされるのか

    1、シーレーンへの脅威とは「海上交通のコントロール」である

    海上交通を自国に有利にコントロールする/本書が考える「シーレーンへの脅威」

    2、チョークポイント──なぜ狭い海域が国家の力になるのか

    海上交通が集中する場所ほどコントロールしやすい/海峡でなくても海上交通はコントロールできる

    3、国家はどう海上交通をコントロールするのか

    制海権──海を使える状態を作る/通商破壊──商船を沈める/通商妨害──商船を止める・捕まえる・遮断する/通商管理──法・規制・情報で船を動かす

    4、なぜイランと中国を分析するのか

    ホルムズ海峡のイラン、南シナ海の中国/なぜロシアではなく、イランと中国なのか/威嚇するイラン、管理する中国


    第5章 南シナ海で進む「見えない海上封鎖」

    1、中国は南シナ海をどう支配してきたのか

    島を押さえ、海を監視する──実効支配の拡大/九段線から法執行へ──「中国の海」を既成事実化する

    2、中国は海上交通を「管理」する制度を整え始めた

    海警法──海上で強制力を行使する仕組み/海上交通安全法──外国船を把握・管理する仕組み/外国船を「把握」し、「強制」できる仕組み

    3、中国は商船をどこまでコントロールできるのか

    既存の制度は「通商管理」に転用できるのか/情報把握から通商妨害へ──4段階のエスカレーション

    4、「通商管理」は日本に何を迫るのか

    政府は認めない、海運会社は従う/海上交通が日本の政策選択を縛る/全面封鎖なしでも日本の物流は揺さぶられる

    5、日本は「従うか、止まるか」の二択を避けられるか

    まず日本船の実態を把握する/政府と海運業界で危機認識を共有する/海運会社に「従う以外」の選択肢をつくる/ルート迂回だけでは「通商管理」への答えにならない


    第6章 二つの危機から日本のシーレーンをどう守るか

    1、二つの危機にどう備えるか

    「激しい危機」と「静かな浸食」をともに見る/危機ごとに異なる備えを用意する

    2、国家は市場をどう支えるべきか

    危機の前に「動ける制度」をつくる/守るべきは「船が実際に航行し続けられる状態」


    おわりに──「自由な海」を当然と思わないために

    主要参考文献
  • 出版社からのコメント

    軍事封鎖なしに船は止まる!中東危機と中国の南シナ海「通商管理」を手がかりに、日本の生命線シーレーン防衛の盲点を突く
  • 内容紹介

    海峡は、封鎖されなくても船が止まる──。
    ホルムズ型の「急激な危機」と南シナ海型の「長期的な侵食」が、日本の息の根を止める!
    元・外務省海上安全保障政策室長が暴く、21世紀の「見えない海上封鎖」のリアル。

    【本書の読みどころ】
    貿易の99.6%を海上輸送に頼る日本。もし「海の道(シーレーン)」が断たれれば、エネルギーも食料も即座に枯渇する。
    しかし、私たちが恐れるべきは、軍艦による「武力封鎖」だけではない。

    「ミサイルが一発も飛んでこなくても、海峡から商船が消える」
    本書が解明するのは、現代海運が抱える最大の急所──「リスク感応性」だ。
    保険料の跳ね上がり、乗組員の契約拒否、運行規制……軍事衝突が起きずとも、民間市場が「リスク」に反応した瞬間、船は自ら航路を迂回し、日本のサプライチェーンは麻痺する。

    さらに、南シナ海で中国が進める「通商管理」の罠。
    島を要塞化し、国内法(海警法・海上交通安全法)を盾に外国船を「合法的にコントロール」する──。軍事力を使わずに海を支配する中国のしたたかな戦略に、日本は抗えるのか?

    【元・政策責任者だから書ける、圧倒的な現場感覚と危機感】
    著者は、2019年のホルムズ海峡タンカー攻撃事件で現地調査の陣頭指揮を執った元外務省の安全保障エキスパート。
    机上の空論を排し、「現場の海運実務」「国際法」「安全保障」を横断して導き出した、日本が今すぐ講じるべき防衛策とは。

    「第7艦隊がいるから安心」という神話はもう終わった。
    平和ボケの日本に警鐘を鳴らす、経済安全保障・地政学の決定版!


    【目次ダイジェスト】
    第1章 ホルムズ海峡はなぜ「封鎖」されたのか
    ──「開いている海峡」を船が通らない現実/船を動かす「最後の保険」
    第2章 自由な海を失えば、日本はどうなるのか
    ──貿易の99.6%は海を渡る/迂回しても「海」からは逃れられない
    第3章 「自由な海」は誰が作ったのか
    ──海洋覇権の歴史/なぜ現代の海運は「危険」に敏感なのか
    第4章 日本のシーレーンはどう脅かされるのか
    ──威嚇するイラン、法と規制で管理する中国
    第5章 南シナ海で進む「見えない海上封鎖」
    ──海警法と海上交通安全法/「従うか、止まるか」の二択を迫られる日本
    第6章 二つの危機から日本のシーレーンをどう守るか
    ──「激しい危機」と「静かな浸食」に国家はどう市場を支えるべきか
  • 著者について

    山地秀樹 (ヤマジヒデキ)
    山地秀樹(やまじ・ひでき)
    1962年香川県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、豪州国立大学修士課程修了。1986年外務省入省。安全保障・情報分野を中心に外交実務に携わり、2003年に安全保障専門官に認定。同年から2004年まで米ブルッキングス研究所客員研究員。その後、北米第一課企画官、海上安全保障政策室長(2019年に宇宙・海洋安全保障政策室長に改称)、セブ総領事等を歴任した。海上安全保障政策室長在任中の2019年には、ホルムズ海峡で発生したタンカー攻撃を受け、現地で被害船の調査に携わった。2025年外務省退職。現在、天理大学客員教授。

見えない海上封鎖 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:並木書房
著者名:山地秀樹(著・文・その他)
発行年月日:2026/12/07
ISBN-13:9784890634828
判型:46判
発売社名:並木書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会科学総記
言語:日本語
ページ数:172ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:1cm
重量:210g
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