依存する脳 欲望と執着の脳科学(SB新書) [新書]
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依存する脳 欲望と執着の脳科学(SB新書) [新書]

澤田 誠(著・文・その他)


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出版社:SBクリエイティブ
販売開始日: 2027/01/07
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依存する脳 欲望と執着の脳科学(SB新書) [新書] の 商品概要

  • 目次

    はじめに

    第1章 なぜ人は「やめられない」のか? 記憶と「依存」の関係
    「依存」のメカニズム
    機能① 報酬系/機能② 記憶/機能③ 習慣を作る神経回路
    「依存先」は報酬の種類と神経回路で決まる
    どの種類の報酬が利用されているか/どの神経回路が主導しているか
    依存と中毒を引き起こすのは「その人のせい」か?
    なぜ依存には形成と程度に個人差があるのか
    依存性は遺伝子で決まっている
    「セロトニン神経の働きを助ける遺伝子変異」による遺伝的依存傾向/「ドーパミン受容体遺伝子」と依存傾向の関連/「オキシトシンやパソプレシン受容体」による遺伝的依存傾向
    依存を進行させる「快楽と苦痛」――脳が求める「完璧な逃げ場」
    愛という「依存」――愛こそ依存である
    「愛」のメカニズム
    なぜ人は「愛」を求めるのか――特別扱いする脳
    愛と脳内神経物質の関係
    愛と記憶の関係
    記憶とは何か?/愛を構成する非陳述記憶/愛を意味づける陳述記憶とデフォルトモードネットワーク

    第2章 推しという「まやかし」にハマる脳
    ケース1 シャンパンコールの底
    ケース2 秋葉原発、北関東行き
    「推し」という偶像と脳
    「社会脳」が偶像へ愛を与える
    「恋愛」と「推し」の脳の違い
    「推し」が「恋愛対象」に変わるとき、脳では何が起きているのか
    アイドルにハマる脳で起きていること
    健全な推し活と「依存」の境界
    独占できないものを独占したい脳の形
    独占欲を形成する脳の中

    第3章 セックスに溺れる脳
    ケース3 性衝動に振り回される
    セックスをしているときの脳――「快楽」「愛着」「本能」を統合する脳の大規模ネットワーク
    扁桃体が刺激を評価する/ドーパミン濃度が限界まで高まり前頭前皮質の活動が低下する/オーガズムでは「つながるシステム」に関わる脳内物質が増加する/海馬が行為を鮮明な記憶として残す/高度な興奮によって脳が焼き切れないようにするための保護システム
    性的快楽と愛情の天秤――「欲しい」と「一緒にいたい」は脳の中でどう違うのか
    「体だけの関係」における脳の中/感情が先か、快楽が先か? セックスを愛と勘違いする脳
    なぜ人は「忘れられない相手」を作るのか――性的快楽と記憶の関連
    生存と繁殖に重要な情報か?/「感情的な記憶」から重要度を測る/性的快楽と記憶のメカニズム
    「愛のないセックス」にハマる脳――セックス依存症はなぜ起こるのか
    AVに溺れる脳――「真新しさ」への依存
    「ポルノ依存症」と「セックス依存症」の脳の違い
    オナニーにハマる脳――なぜ自慰行為は習慣になりやすいのか
    感情調整の手段/習慣化による刺激の飢餓感

    第4章 共依存という「脅迫的記憶」に囚われる脳
    ケース4「よかれと思って」が作り出す出口のない密室
    「あなたには私しかいない!」共依存に囚われる脳
    脳の働きによる〝共依存の形〟の違い
    不安軽減型の共依存/報酬追求型の共依存/自己価値補償型の共依存/境界喪失型の共依存/習慣化型の共依存

    なぜ執着から逃れられないのか――共依存という強迫観念の芽生え
    共依存する脳は「育成環境」で生まれる/共同調節が形成されない原因/遺伝的な依存の素質は環境で変えられる
    DVで共依存が生まれるメカニズムーー恐怖と報酬による脳のハッキング
    DVはどのように起こるのか/DVで共依存が生まれるメカニズム/暴力を振るった後の脳
    共依存において支配・被支配の関係は必須なのか

    第5章 記憶で依存性は変えられる
    ケース5 光の軌跡
    遺伝による依存性は「経験と記憶」により変化する
    依存・遺伝子・記憶の密接なループ
    「記憶の書き換え」で依存症を変える可能性
    アプローチA:記憶の再固定化の阻害/アプローチB:消去学習の遺伝子的促進 (Extinction Learning)/アプローチC:光遺伝学(Optogenetics)による回路のリセット
    依存からの脱出
    遺伝子変異の組み合わせによる依存症ゲノム解析/「自分ではどうしようもできない」ことを自覚する/環境と考え方を変える/心理的アプローチ/医学的アプローチ/自助グループ

    おわりに
  • 内容紹介

    セックス依存、共依存、恋愛依存、推しへの依存……
    “抜け出せない”のは脳のせい。

    社会問題になり得る脳と中毒の関係を徹底解剖!
    “やめたくてもやめられない”は「記憶」で書き換えられるか――?

    「依存」と聞くと、ギャンブルやアルコール、薬物へのそれを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
    しかし依存、つまり「やめたくてもやめられない」という現象は、誰もが日常的に経験しています。特に、パートナーや親子、友人などには何かしら執着しているところや、期待している自分が思い当たるはず。それらは、単なる個人の性格などではなく、全て脳がコントロールしています。

    “依存”というかしこまった言葉を見ると「自分は該当しない」という方も多いかもしれませんが、本当にそうでしょうか? 些細な「期待していることをパートナーがしてくれなかった」「自分はこんなに大切にしているのに同等の扱いや思いを返してくれない」「あの人なしでは何もできない」「したくないのにやってしまう」――。これらは全て依存と言えるのです。
    恋愛依存、推しへの依存、共依存、セックス依存症……これらの依存性が高まるとき、脳では何が起こっているのでしょうか? そして、依存の発症や依存性の高低は何が決めるのか。依存性は遺伝によって決まるのか、記憶によって変えられるのか。
    本書ではそんな身近な依存や中毒を、脳科学から解説します。あなたの自覚していなかったあの気持ち、身近な人のあの感情のメカニズムがわかるはず!
  • 著者について

    澤田 誠 (サワダマコト)
    1958年香川県生まれ。東京工業大学大学院総合理工学研究科博士後期課程生命化学専攻修了。理学博士。専門は神経化学、神経薬理学。米国国立衛生研究所ポストドクトラルフェロー、科学技術振興事業団「さきがけ研究21」研究員、藤田保健衛生大学(現 藤田医科大学)総合医科学研究所教授等を経て、2005年名古屋大学環境医学研究所教授に。2012年同所所長に就任。脳の免疫機能を担うグリア細胞の一種ミクログリアの研究を20年以上にわたり行っている。趣味はテニス、映画鑑賞。出身高校は神奈川県立横浜翠嵐高等学校。

依存する脳 欲望と執着の脳科学(SB新書) [新書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:SBクリエイティブ
著者名:澤田 誠(著・文・その他)
発行年月日:2027/01/07
ISBN-13:9784815639785
判型:新書
発売社名:SBクリエイティブ
対象:一般
発行形態:新書
内容:生物学
言語:日本語
ページ数:256ページ
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