ブラームス 交響曲への道-創作の軌跡と探求 [単行本]
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ブラームス 交響曲への道-創作の軌跡と探求 [単行本]

西原 稔(著・文・その他)


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出版社:音楽之友社
販売開始日: 2026/12/14
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ブラームス 交響曲への道-創作の軌跡と探求 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに

    序章
    1 ブラームスと新ドイツ派――守旧派と革新派の対立の構図
    2 ブラームスらによる「抗議文」の寄稿と反論
    3 「党派」とブラームス
    4 「全ドイツ音楽協会」とブラームス
    5 《ドイツ・レクイエム》の成功とブラームスの転機

    第1章 ブラームスの創作の底流――マルクスセン、シューマン、ヨアヒム
    1 マルクスセンのもとでのベートーヴェン受容
    2 ブラームスのシューマン受容
    ハンブルク時代のシューマン受容
    シューマン訪問の経緯
    シューマン訪問後のシューマン受容
    ブラームスによるシューマンの作品校訂と出版
    3 ブラームスとヨアヒム
    作曲家ヨアヒム
    ヨアヒム作品について
    ◎《ヴァイオリン協奏曲第1番》
    ◎《ハムレット序曲》
    ◎《ヘブライの旋律》
    ◎《自作の主題による変奏曲》
    ◎《ヴァイオリン協奏曲第2番》
    ◎《ノットゥルノ》
    ブラームスによるヨアヒム作品の受容
    ヨアヒムとの添削学習

    第2章 《セレナード第1番》と古典派の理想
    1 セレナードの歴史的な意義
    2 デトモルト宮廷楽団の演奏レパートリー
    3 《セレナード第1番》の創作過程
    4 セレナードの楽器編成と交響曲の理想
    5 ハイドン《交響曲第104番》からの影響
    6 ベートーヴェン《交響曲第2番》の研究
    7 《セレナード第1番》のオーケストレーション
    8 《セレナード第1番》への評価


    第3章 《ピアノ協奏曲第1番》における革新
    1 第1楽章のオーケストレーションの独自性
    2 第1楽章の第2主題とコラール
    3 第2楽章の自筆譜に書きこまれた「ベネディクトゥス」の詩句とパレストリーナの《教皇マルチェルスのミサ曲》との関連性
    4 《ピアノ協奏曲第1番》のオーケストレーションの推敲

    第4章 《埋葬の歌》におけるトロンボーンの使用とオーケストレーション

    第5章 《セレナード第2番》とバッハ受容
    1 《セレナード第2番》のオーケストレーション
    2 バッハの《カンタータ第21番》第3曲との関係
    3 《セレナード第2番》と《交響曲第2番》

    第6章 シューベルトの歌曲のオーケストラ編曲
    1 《御者クロノスへ》
    2 《タルタルスの亡霊たち》
    3 《メムノン》
    4 《ひめごと》
    5 《老人の歌》

    第7章 新しい響きの開拓――《ドイツ・レクイエム》、《運命の歌》、《アルト・ラプソディー》におけるオーケストラ表現の試み
    1 《ドイツ・レクイエム》における死と救済の表現
    2 《運命の歌》における天上と地上の表現
    3 《アルト・ラプソディー》における愛する父と竪琴の表現

    第8章 《ハイドンの主題による変奏曲》の創作とその意義
    1 《ハイドンの主題による変奏曲》の創作の位置づけ
    2 主題原曲の〈聖アントニウスの賛歌〉の表現
    3 《ハイドンの主題による変奏曲》と《パッサカリア》
    4 各変奏の構成
    第1変奏
    第2変奏
    第3変奏
    第4変奏
    第5変奏
    第6変奏
    第7変奏
    第8変奏
    第9変奏 フィナーレ
    5《ハイドンの主題による変奏曲》に対する評価
    6《ハイドンの主題による変奏曲》から交響曲へ

    第9章 《交響曲第1番》
    1 それまでの創作の集積としての《交響曲第1番》
    《交響曲第1番》と《ピアノ協奏曲第1番》
    《交響曲第1番》の中間楽章と2曲のセレナード
    《交響曲第1番》第4楽章におけるホルン
    2 シューマン《マンフレート》序曲からの影響の可能性
    3 第4楽章における主要主題の源泉
    4 《交響曲第1番》のスケッチ、初期稿、改訂稿
    交響曲に対するブラームスの逡巡
     第2楽章のスケッチと初期稿
     第2楽章の初演稿
    第3楽章の初演稿と加筆改訂
    第4楽章の初演稿と加筆改訂
    《交響曲第1番》の校正刷への修正
    5 《交響曲第1番》に対する評価

    第10章 《交響曲第2番》――陽光と鋭い影のはざまで
    1 《交響曲第1番》と《交響曲第2番》
    2 《交響曲第2番》への評価
    3 トロンボーンの鋭い影――モテット〈なにゆえに、悩むものに光を与えたのか〉との関連
    4 《交響曲第2番》第1楽章と《セレナード第2番》
    5 第1楽章における2度音程の基礎動機
    6 第1楽章と第4楽章における主題の循環的使用
    7 《交響曲第3番》のさまざまな表現
    第1楽章における自作歌曲の引用
    第2楽章における《セレナード第2番》からの借用の可能性
    第3楽章におけるレントラーの表現

    第11章 《大学祝典序曲》と《悲劇的序曲》
    1 19世紀の演奏会用序曲の系譜
    2 《大学祝典序曲》の創作過程
       〈我らは立派な校舎を建てた〉の引用
       〈みんな黙れ!〉の引用
       〈その高みから来るのは何?〉の引用
       〈喜びの歌〉の引用
    3 《悲劇的序曲》における革新的な試み
    《悲劇的序曲》の創作過程
    「モットー」の思想
    主題のシンメトリーの構成
    《アルト・ラプソディー》との関連

    第12章 《ピアノ協奏曲第2番》におけるオーケストレーションの革新
    1 《ピアノ協奏曲第2番》と他の作品との関連
    2 第2楽章の主題における多彩な表現
    3 第3楽章での自作歌曲の引用

    第13章 《交響曲第3番》におけるシンメトリーの思想
    1 《交響曲第3番》の作曲過程
    2 《交響曲第3番》の作品構成の論理
    シンメトリーと循環形式の手法
    「モットー動機」の思想
    主題のシンメトリー的構造
    3 カルベックの述べる『彼の人生と芸術のライトモテーフ』
    4 《交響曲第3番》における多様な表現
    第1楽章における調の表現
    第2楽章におけるセレナード的な表現
    第4楽章における主題変形の手法
    第4楽章における教会旋法の表現
    6 《交響曲第3番》におけるシューマンとヴァーグナーからの影響の可能性
    シューマン《交響曲第3番》からの影響の可能性
    ヴァーグナー受容の可能性
    7 《交響曲第3番》における正誤表の問題
    8 《交響曲第3番》への評価と受容

    第14章 《交響曲第4番》
    1 ブラームスの創作史における《交響曲第4番》
    2 《交響曲第4番》第1楽章における3度下行の動機
    3 《交響曲第4番》と教会旋法
    第1楽章の主題と教会旋法
    第2楽章と第3楽章における旋法的表現――シュッツとジョヴァンニ・ガブリエーリとの影響関係
    4 第4楽章とバッハの《カンタータ第150番 主よ我は汝を求む》
    5 《交響曲第4番》における循環主題
    6 破棄された第1楽章の前奏
    7 エリーザベトの《交響曲第4番》解釈
    8 作品に対する評価

    終章 ブラームスの残響

    あとがき

    ブラームス資料集

    注

    主要参考文献
  • 内容紹介

    なぜブラームスは、最初の交響曲の完成に二十年以上もの歳月を費やしたのか。

    マルクスセンやヨアヒムに作曲を学び、ガブリエーリ、シュッツ、バッハ、ハイドン、ベートーヴェン、シューベルト、シューマンらの作品を研究したブラームス。クララ・シューマンやグリム、ビューロー、エリーザベトら周囲の意見に耳を傾け、作曲上の課題に粘り強く向き合った。完成後や初演後にも手を入れ続けたその姿勢は、音楽表現へのあくなき探求心のあらわれである。

    本書では、セレナード、ピアノ協奏曲、変奏曲、歌曲の管弦楽編曲、管弦楽付き声楽曲、序曲、そして四つの交響曲を取り上げる。楽譜や書簡を手がかりに、各作品の成立過程や背景、作品相互の影響関係をたどり、ブラームスが何を作曲上の課題としたのかを明らかにし、四つの特徴を示す。

    豊富な譜例や資料とともに読める、ブラームスの音楽的思考の核心に迫る一冊。
  • 著者について

    西原 稔 (ニシハラ ミノル)
    山形市出身。桐朋学園大学名誉教授。シューマンおよびブラームスを中心に、とくに近代ドイツ音楽をさまざまな見地から研究。『音楽家の社会史』『聖なるイメージの音楽』『音楽史ほんとうの話』『ブラームス』『シューマン 全ピアノ作品の研究 上・下』(ミュージック・ペン・クラブ賞受賞)『《ドイツ・レクイエム》への道 ブラームスと神の声・人の声』『神と向かい合った作曲家たち ミサ曲とレクイエムの近代史1745-1945』(以上、音楽之友社)、『ブラームスの協奏曲とドイツ・ロマン派の音楽』(芸術現代社)、『「楽聖」ベートーヴェンの誕生』(平凡社)、『ピアノの誕生』『クラシック 名曲を生んだ恋物語』(講談社)、『クラシックでわかる世界史』『ピアノ大陸ヨーロッパ』(以上、アルテスパブリッシング)、『世界史でたどる名作オペラ』(東京堂出版)などの著書のほか、訳書等もある。

ブラームス 交響曲への道-創作の軌跡と探求 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:音楽之友社
著者名:西原 稔(著・文・その他)
発行年月日:2026/12/14
ISBN-13:9784276130364
判型:A5
発売社名:音楽之友社
対象:教養
発行形態:単行本
内容:音楽・舞踏
言語:日本語
ページ数:288ページ
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