徳富蘇峰終戦後日記―『頑蘇夢物語』 （講談社） [電子書籍]

徳富蘇峰終戦後日記―『頑蘇夢物語』 （講談社） の 商品概要

• 明治・大正・昭和を通じた大言論人・徳富蘇峰。平民主義を唱道して論壇に登場、一転して帝国主義の使徒となった蘇峰は、戦後、戦犯に指名されたが、終戦直後からその心境を赤裸々に綴った日記を残した。玉音放送の三日後より記録された日記は、無条件降伏への憤り、東條、近衛など政府首脳や軍部への批判、超然たる態度に終始した昭和天皇への苦言と戦争の行方を読み誤った自らの悔悟が率直に語られてた第一級の歴史史料である。
  

• 目次

  『頑蘇夢物語』一巻
  一　敗戦空気濃化と予／二　陛下の玉音を謹聴して／三　敗戦論者の筋書／四　万世太平の真諦／五　毎日社長と会見／六　皇室を戦争に超然たらしむ／七　自ら吾が愚に驚く（一）／八　自ら吾が愚に驚く（二）／九　毎日新聞引退完了／一〇　敗戦の原因（一）／一一　敗戦の原因（二）／一二　敗戦の原因（三）／一三　敗戦の原因（四）／一四　敗戦の原因（五）／一五　敗戦の原因（六）／一六　敗戦の原因（七）／一七　敗戦の原因（八）／一八　敗戦の原因（九）／一九　敗戦の原因（一〇）／二〇　敗戦の原因（一一）
  『頑蘇夢物語』二巻
  二一　戦争犯罪者と戦争挑発者●駐日米国大使と会見の顛末／二二　和平工作と鈴木前首相／二三　盗人猛々し侵略国呼ばわり／二四　日本は侵略国に非ず／二五　日本の地理的条件／二六　自　嘲／二七　朝鮮及び台湾との別離／二八　看板の塗替／二九　日本の心的去勢／三〇　勝つべき戦争に自ら敗る／三一　天皇尊厳の冒涜と支配階級の幇間化／三二　軍官を糾弾す／三三　官界の流弊を抉る／三四　統制経済の失敗と食糧政策の貧弱
  『頑蘇夢物語』三巻
  三五　日本軍人と降伏／三六　陛下のマ元帥御訪問まで／ほか
  

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