"玉砕"の軍隊、"生還"の軍隊―日米兵士が見た太平洋戦争（講談社学術文庫） [電子書籍]

"玉砕"の軍隊、"生還"の軍隊―日米兵士が見た太平洋戦争（講談社学術文庫） の 商品概要

• 「降伏は名誉」とする米兵と、捕虜となることを恥、自決を名誉と考える日本兵。「バンザイ突撃」は、「９時から５時まで戦う」米兵の目には自殺行為にしか映らなかった。究極の文化衝突の場、戦場で両軍兵士は何を目にし、互いの認識をどう変えたのか――。日米元兵士への緻密なインタビュー調査を通して、「兵士」の誕生から戦地における彼らの思想と行動までを比較文化的観点から探究。「戦闘の社会学」が解明する、戦場の真実。（講談社学術文庫）
  

• 目次

  はしがき
  
  序　章　戦争と死
  
  第一章　軍隊と社会
  　１　「動員社会ニッポン」の成立
  　２　志願社会アメリカ
  
  第二章　市民から兵士へ
  　１　日本兵の誕生──入営までの社会過程
  　２　日本兵の兵営生活と訓練
  　３　アメリカ兵の誕生──入営までの社会過程
  　４　アメリカ兵の兵営生活と訓練
  
  第三章　戦場の日本軍兵士たち
  　１　戦闘動員
  　２　戦闘組織と戦術
  　３　戦闘意欲
  　４　指揮と統率
  　５　「玉砕」の思想
  
  第四章　戦場の米軍兵士たち
  　１　戦闘動員
  　２　戦　闘
  　３　戦闘意欲
  　４　指揮と統率
  　５　「生還」の思想
  
  第五章　玉砕の軍隊と生還の軍隊
  　１　玉砕と生還の思想と行動
  　２　帰還兵の共通点
  
  原本あとがき
  文庫版へのあとがき
  参考文献
  

"玉砕"の軍隊、"生還"の軍隊―日米兵士が見た太平洋戦争（講談社学術文庫） の商品スペック