岩波茂雄と出版文化-近代日本の教養主義(講談社学術文庫 2208) （講談社学術文庫） [電子書籍]

岩波茂雄と出版文化-近代日本の教養主義(講談社学術文庫 2208) （講談社学術文庫） の 商品概要

• 岩波茂雄が起こした岩波書店の興隆は、「学歴貴族」の栄光の時代に呼応しています。近代日本のアカデミズムは外来で急ごしらえであり、「前衛」という言葉で操作可能だと見抜いていたのが、岩波茂雄であり、日本のインテリの底の浅さを見抜いています。教育社会学者の竹内洋氏は、日本のアカデミズムのありようと出版産業の構造を、問い直し、解明します。一冊で二冊分の内容を持っています。（講談社学術文庫）
  

• 目次

  学術文庫版イントロ　村上一郎と『岩波茂雄』（竹内　洋）
  
  岩波茂雄　成らざりしカルテと若干の付箋（村上一郎）
  　(一)　予断
  　(二)　信州人
  　(三)　岩波は何を避けたか？
  　(四)　岩波の“戦争と平和”
  　(五)　岩波と部下たち
  　(六)　岩波の光栄と悲惨
  　(七)　おわりに──「岩波文化」の今後
  
  参考文献の主たるもの
  岩波茂雄　年譜
  
  解説　岩波茂雄・岩波文化・教養主義（竹内　洋）
  

岩波茂雄と出版文化-近代日本の教養主義(講談社学術文庫 2208) （講談社学術文庫） の商品スペック