ハンニバル―地中海世界の覇権をかけて（講談社学術文庫） [電子書籍]

ハンニバル―地中海世界の覇権をかけて（講談社学術文庫） の 商品概要

• エブロ河を越えアルプスを越え、南イタリアの地カンナエでローマ軍団を打ち砕いたハンニバル。戦いに勝ちながら、最終的にローマという果実を刈り取らなかったのは何故なのか――。地中海世界の覇権をかけて大国ローマを屈服寸前まで追いつめたカルタゴの勇将、アレクサンドロス・カエサル・ナポレオンに比肩する天才の戦略と悲劇的な生涯を描く。（講談社学術文庫）
  

• 目次

  はじめに
  序
  　　ハンニバルとわれわれ／ハンニバル像の語るもの
  I　カルタゴの栄光
  　１　カルタゴ、西地中海世界の覇者に
  　　ビュルサの丘から港あとに／大きな「新しい町」／地中海世界に力をのばして／他
  　２　カルタゴ的なもの
  　　「カルタゴ人は蛮人ではない」／実質は貴族政体／非政治的なカルタゴ人／他
  II　獅子の子として
  　１　カルタゴの救世主、ハミルカル
  　　新しい道への萌芽／兵士に選ばれた将軍／誓いをたてて／なぜ、スペインに／他
  　２　開戦の前夜
  　　エブロ条約／条約をふまえ、超えて／スペインの野とハンニバル／軍隊とギリシア的教養
  III　地中海世界の覇権をめざし
  　１　アルプスを越えて
  　　復讐戦か？／戦争の口火／サグントゥム問題／サグントゥム攻囲戦／決裂／他
  　２　イタリアの野をかけめぐり
  　　最初の小競合／満を持して／トレビアの戦闘／アペニンを越えて／他
  IV　戦局の転換
  　１　カンパニアを舞台に
  　　なぜローマを衝かないのか／不退転の決意／カプアとの同盟条約／全地中海的なプラン／他
  　２　ヘレニズム世界と
  　　フィリッポス五世と結んで／条約の意味するもの／動揺するシラクサ／他
  ほか
  

ハンニバル―地中海世界の覇権をかけて（講談社学術文庫） の商品スペック