幕末外交と開国（講談社学術文庫） [電子書籍]

幕末外交と開国（講談社学術文庫） [電子書籍] の 商品概要

• 無能無策な幕府が、黒船の「軍事的圧力」に屈し、不平等条約を強いられたという「日本史の常識」を検証。軍事衝突は起こり得るのか、交渉は何語で行うのか――。ペリー来航から和親条約締結までの一年間を日米の資料から追跡して見えてきたのは、幕府の高い外交能力と、平和的交渉の輝かしい成果だった。日本の近代外交と日米関係の原点を見直す。（講談社学術文庫）
  

• 目次

  はじめに
  第一章　一八五三年　浦賀沖
  　１　「最遠の国」からの使節
  　２　黒船見物とペリー艦隊
  　３　対外政策の変遷
  　４　ペリー来航の予告情報
  　５　ジョン万次郎の語るアメリカ
  　６　政治的課題
  第二章　アメリカ東インド艦隊
  　１　アメリカの政治状況
  　２　ペリー派遣の背景
  　３　ペリー派遣の目的と形式
  　４　アメリカの得た日本情報
  　５　交渉言語と通訳
  　６　職名の詐称
  第三章　議論百出
  　１　アメリカ大統領国書の受理
  　２　鎖国と幕藩体制
  　３　アメリカ大統領国書の回覧と諮問
  　４　大型船の解禁
  　５　首都防備
  　６　オランダ商館長クルチウス
  第四章　ペリー艦隊の七ヵ月
  　１　貧弱なアメリカ外交網と海軍
  　２　日本重視か中国重視か
  　３　一人二役のペリー
  第五章　一八五四年　ペリー再来
  　１　市中取締り
  　２　ペリー艦隊再来と臨戦態勢
  　３　応接所をめぐる交渉
  　４　横浜村への招待
  　５　アメリカ条約草案の点検
  第六章　日米交渉
  　１　土産の交換
  　２　幕府の条約草案
  　３　避難港をめぐる交渉
  　４　ペリーによる応接掛の人物評
  　５　ポーハタン号上の招宴
  第七章　日本開国
  ほか
  

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