中上健次 電子全集2 『紀州熊野サーガ2 オリュウノオバと中本の一統』(小学館) [電子書籍]
    • 中上健次 電子全集2 『紀州熊野サーガ2 オリュウノオバと中本の一統』(小学館) [電子書籍]

    • ¥2,140428 ゴールドポイント(20%還元)
    • すぐ読めます
100000086600415298

中上健次 電子全集2 『紀州熊野サーガ2 オリュウノオバと中本の一統』(小学館) [電子書籍]

中上健次(著者)
価格:¥2,140(税込)
ゴールドポイント:428 ゴールドポイント(20%還元)(¥428相当)
出版社:小学館
公開日: 2016年05月20日
すぐ読めます。
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:電子書籍リーダーアプリ「Doly」専用コンテンツ

カテゴリランキング

こちらの商品は電子書籍版です

中上健次 電子全集2 『紀州熊野サーガ2 オリュウノオバと中本の一統』(小学館) の 商品概要

  • 「路地」の語り部オリュウノオバが伝える中本の一統の生と死――『千年の愉楽』という「近代小説」の突然変異。
    「近代小説」の終焉の予感から、近代以前に遡る「物語」的要素の再導入によってその停滞を打破しようとした中上健次は、『千年の愉楽』で「路地」の産婆オリュウノオバを登場させた。彼女がこよなく愛する中本の一統に属する「路地」の貴種たちは、二十五歳という若さの盛りで次々に劇的な死を遂げる。オムニバス形式で語られる中本の一統の生と死。ここに実現されたのは、「物語」の遺伝子を再導入することによって裁(た)ち直され、蘇った近代「小説」であり、そこで改めて浮上してきた両者の緊密な関係である。
    姉妹作となる『奇蹟』は、いわばオリュウノオバとトモノオジのいる「路地」の戦後的な年代記だ。中上は、トモノオジら「路地」の三朋輩が活躍した焼け跡・闇市の時代から、物語的な現在までを性と暴力の絡み合うもう一つの「戦後」として、重層構造の物語世界を築くように描いたのである。それは、日本的な市民社会から疎外された「路地」世界からの反撃であり、あるいは「市民小説」を拒否する中上の同時代の文学への強力なアタックでもあった。 

    特別寄稿として、長女・紀の「回想録 家族の道端」(2)、「編集担当者だけが知っている中上健次」(2)を掲載。

    付録:生原稿や構想メモ、紀州サーガ登場人物関係図(「千年の愉楽・奇蹟」編)などの「特別資料」(2)

    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
    ※この作品にはカラー写真が含まれます。

中上健次 電子全集2 『紀州熊野サーガ2 オリュウノオバと中本の一統』(小学館) の商品スペック

シリーズ名 紀州熊野サーガ
出版社名 小学館
本文検索
他の小学館の電子書籍を探す
ファイルサイズ 9.1MB
著者名 中上健次
著述名 著者

    小学館 中上健次 電子全集2 『紀州熊野サーガ2 オリュウノオバと中本の一統』(小学館) [電子書籍] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!