生命のからくり（講談社） [電子書籍]

生命のからくり（講談社） [電子書籍] の 商品概要

• 現在の地球に存在する多様な生き物たちは、単純な化合物から進化してきたと考えられている。「生命」が単なる物質から決別し、その脈打つ「鼓動」を得たのは、どんな出来事が転換点となったのだろうか？　本書では、最近の生命科学の進展から得られた数々の知見を通じて、生命の根源的な性質を「自己情報の保存とその変革」という二つの要素と捉える。これらが悠久の時を経て織りなす「生命」という現象の「からくり」に迫る。（講談社現代新書）
  

• 目次

  まえがき
  序　章　生命の糸・ＤＮＡ
  　ＤＮＡの基本構造
  　決定的に重要なＤＮＡの二つの特徴
  　二本鎖として存在するＤＮＡ
  第１章　生命と非生命
  　ブフネラ
  　オルガネラの細胞内共生説
  　マメ科植物根粒菌
  　ミミウイルス
  　連続する「生命」と「非生命」
  第２章　情報の保存と絶え間なき変革
  　天平写経
  　情報の保存システムとしての核酸
  　絶え間なき情報の変革
  　カオスの縁
  第３章　不敗の戦略
  　ふしぎなポケット
  　不均衡進化論
  　ゲノムの倍数化と有性生殖
  　戦略の変遷
  第４章　幸運を蓄積する「生命」という情報システム
  　１／ｆのゆらぎ
  　エラーと偶発性
  　情報の蓄積を生むサイクル
  　そして「生命」とは何か
  第５章　生命における情報とは何か
  　結晶の話
  　クロード・シャノンの情報量
  　生命現象における情報としての「形」
  　遺伝情報の階層性
  　分子の形が促す自己組織化
  　生命を特徴づける情報の流れ
  第６章　生命と文明
  　巨人の肩の上に立つ
  　二つの情報革命
  　科学と生命に共通する情報システム
  　「過ち」と「非調和性」
  終　章　絡み合う「二本の鎖」
  ほか
  

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