学校を辞めます（合同出版） [電子書籍]

学校を辞めます（合同出版） [電子書籍] の 商品概要

• 僕は、26年間努めていた公立小学校を51歳で辞めた。おなじ年、東京では新人教師が２人自ら命を絶ったが、僕も、心と身体がついていけない状態だった。今、学校現場はどうなっているのか？この本は僕個人の記録ではあるが、多くの現場教師の「叫び」でもある。
  

• 目次

  はじめに
  
  僕は、辞めたくなかった
  　・心療内科のドアをたたいた日
  　・心療内科というところ
  　・心房細動
  　・回復、転勤
  　・大きな山──一年で「転勤しなさい」
  
  辞めないための闘い
  　・転勤命令が出た日
  　・ある飲み会で
  　・転勤命令を撤回
  　・退職を決めた経過
  　・教員最後の日
  
  学校の中が「バラバラ」の時代
  　・心療内科を受診したときのこと
  　・学校の中で「話し合いの文化」が消え始める!!
  　・なぜ学校の職員が「バラバラ」に!?
  　・「何でも職員会議ですか？」
  　・愚痴は、大事！　しかし、愚痴だけでは!?
  
  保護者と離れ始めた
  　・保護者とつながりたい
  　・「保護者とつながっていない」という実感のはじまり
  　・腑に落ちない管理職の対応
  　・保護者と学校の溝の深まりは、人為的なもの
  　・作られる管理職
  
  ゴールのないマラソン
  　・保護者に知らせたい
  　・砂の中に埋もれていた光
  　・保護者と教員は運命共同体
  　・Ｃ君との、ちょっと衝撃的な出会い
  
  もっと自由に悩みたい！
  　・「じゃがいもじゅく」スタート
  　・「一対一」の世界
  　・子どもの「体」の言葉
  　・担任時代には、感じることのできなかったもの
  　・子どものことで悩むことすらできない
  
  「僕は、生まれてこなければよかったの？」
  　・「じゃがいもじゅく」の子どもたち
  　・「じゃがいもじゅく」で学校の「補習」!?
  　・「個別指導」もできない学校の実態
  　・Ｆ君は、がんばった！
  　・子どもの学習の道筋こそが大切だ
  　・競争をあおる前に、やることがある！
  
  「共通テスト」に翻弄される学校と保護者
  　・保護者は、慌てている
  　・「共通テスト」の採点結果は、ベールにつつまれている
  　・学習への強制意識が強まる子どもたち
  　・空気のように漂う「共通テスト」の幻想
  　・保護者は「共通テスト」をどのようにとらえているか
  
  「放課後」は、子どもたちの宝もの
  　・Ｈ君がやってきた
  　・Ｈ君が「じゃがいもじゅく」に来たわけ
  　・放課後──本当に「自由」な時間
  　・放課後が壊れかけている
  
  僕が辞めても、なお続いていること
  　・退職して一年、「講師」依頼の話が来た
  　・「講師」の依頼を断った
  　・納得できない教員たち
  　・納得できない子どもたち
  　・僕が退職しても、なお続いていること
  
  あとがきにかえて
  

学校を辞めます（合同出版） [電子書籍] の商品スペック