兄の終い(CEメディアハウス) [電子書籍]
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兄の終い(CEメディアハウス) [電子書籍]

村井理子(著者)
価格:¥1,540(税込)
ゴールドポイント:308 ゴールドポイント(20%還元)(¥308相当)
フォーマット:
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出版社:CEメディアハウス
公開日: 2020年03月31日
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こちらの商品は電子書籍版です

兄の終い(CEメディアハウス) [電子書籍] の 商品概要

  • 一刻もはやく、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう。

    憎かった兄が死んだ。
    残された元妻、息子、私(いもうと)
    ――怒り、泣き、ちょっと笑った5日間。

    「わたくし、宮城県警塩釜警察署刑事第一課の山下と申します。実は、お兄様のご遺体が本日午後、多賀城市内にて発見されました」――寝るしたくをしていた「私」のところにかかってきた1本の電話。それは、唯一の肉親であり、もう何年も会っていなかった兄の訃報だった。第一発見者は、兄と二人きりで暮らしていた小学生の息子・良一君。いまは児童相談所に保護されているという。いつかこんな日が来る予感はあった。金銭的にも精神的にも、迷惑ばかりかける人だった。二度目の離婚をし、体を壊し、仕事を失い、困窮した兄は、底から這いがることなく、一人で死んだのだ。急なことに呆然としている私に刑事は言った。「ご遺体を引き取りに塩釜署にお越しいただきたいのです」

    兄は確かに優しいところもある人だった。
    わかり合えなくても、嫌いきることはできない。
    どこにでもいる、そんな肉親の人生を終う意味を問う。

    遺体を引き取り、火葬し、ゴミ屋敷と化している兄のアパートを整理し、引き払う。そして、何より、良一君の今後のことがある。兄の人生を終うため、私(いもうと)、元妻(加奈子ちゃん)、そして息子(良一君)の5日間の修羅場が幕を開ける。

兄の終い(CEメディアハウス) [電子書籍] の商品スペック

書店分類コード U660
Cコード 0095
出版社名 CEメディアハウス
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紙の本のISBN-13 9784484202082
ファイルサイズ 10.2MB
著者名 村井理子
著述名 著者

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