日々ごはん（4）（アノニマ・スタジオ） [電子書籍]

日々ごはん（4）（アノニマ・スタジオ） [電子書籍] の 商品概要

• はじめての場所、なつかしい場所。さまざまなところで、日々は続きます。『日々ごはん』（1）～（12）の続きは、『帰ってきた日々ごはん』として2015年発売。＜ある日の日記より＞夜中に小腹が減って、階段をコツコツと降り台所に行くと、お皿に鍋のフタがしてあった。フタを開けると、なんでこうなるんだろうというくらいに、麺が二センチ長にちぎれて炒められている焼きそばだ。おいしくないんだろうな、と思いながらもぼそぼそと食べる。醤油ともソースとも言えない薄味で、桜海老とおかかと紅生姜が混ざっている。そう、まさにこれが、子供のころさんざん食べ飽きた母の焼きそばの味だ。私はこの味をすっかり忘れていた。というか、どこかに押し込まれていた味覚が、食べた途端にずるっと出てきた。とてつもなく懐かしく、涙が出るほどおいしかった。
  

• 目次

  2003年9月
  おまけレシピ：ツナのバーニャカウダ風
  2003年10月
  おまけレシピ：蓮根のフライパン焼き
  2003年11月
  おまけレシピ：みかんのバターケーキ
  2003年12月
  おまけレシピ：豚肉と白菜のトウチ蒸し煮
  2004年1月
  おまけレシピ：牡蠣の酒炒り
  2004年2月
  おまけレシピ：海老のパエリャ風炊き込みご飯
  このころ読んでいた、おすすめの本
  

日々ごはん（4）（アノニマ・スタジオ） [電子書籍] の商品スペック