カンマの女王 「ニューヨーカー」校正係のここだけの話(柏書房) [電子書籍]
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カンマの女王 「ニューヨーカー」校正係のここだけの話(柏書房) [電子書籍]

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出版社:柏書房
公開日: 2021年01月25日
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カンマの女王 「ニューヨーカー」校正係のここだけの話(柏書房) の 商品概要

  • 「自分の仕事で好きなのは、人となりのすべてが求められるところである。文法、句読法、語法、外国語、文学の知識だけでなく、さまざまな経験、たとえば旅行、ガーデニング、船、歌、配管修理、カトリック信仰、中西部、モッツァレラ、電車のゲーム、ニュジャージーが生きてくる」(序章より)

    ★推薦文★

    鉛筆と紙の辞書を愛し、校正が「出過ぎた真似」といわれるのを恐れている“女王"。他人とは思えない。

    ――牟田 都子(校正者)



    正しい英語とは何だろう?
    カンマの思想とは?
    鬼校正者はどこを見る?
    今、英語の「揺らぎ」があなたを魅了する。

    ――阿部 公彦(英米文学者)

    ★概要★

    誤字・脱字や言葉の誤用を正す「校正」。ベテラン校正者の眼を通じて見るそれは、規則と心情とのあいだで揺れ動く、意外なほど人間らしい仕事だった!
    アメリカの老舗雑誌『THE NEW YORKER』の校正担当者で、“Comma Queen“〈カンマの女王〉の異名をもつ著者が、その半生と、校正の現場で遭遇したミスや「揺れ」を振り返る――。“between You and I"のようなネイティブでも間違える文法や語法、ディケンズ、メルヴィル、ディキンソンら著名作家たちが操る記号――カンマやダッシュ、コロン――の独特な使い方、クセが強い校正者たちのエピソード、トランスジェンダーのきょうだいを呼ぶときの代名詞etc…。「正しい英文法」だけでは白黒つけられない、迷いと葛藤の日々を描く唯一無二の校正エッセイ!
  • 目次

    ■内容

    序章 カンマの女王の告白
    〈足確認係からミルクウーマンへ/酪農人からニューヨーカーへ/すべての経験が生きる仕事〉

    1章 スペリングは変人のもの
    〈『WebII』と『Web 3』の聖なる序列―辞書の話/どうしてゼッドがズィーなのか―綴りと発音/centreをcenterに――アメリカ式スペリング/変人の聖地へ――メリアム・ウェブスター社/初めて拾った日―ゲラ読み宙に舞う〉

    2章 どっちが魔女(ウィッチ)なんだか
    〈ゲラ上のプロポーズ――著者への指摘出し/制限なんか嫌いだ――関係代名詞のthatとwhich すべてがここに集う――集約部/たぐい稀なるジョン・マクフィー――出すぎた鉛筆/魔法使いジョージ・ソーンダーズ――ぶらさがり分詞〉

    3章 彼と彼女のむずかしい問題
    〈さようなら、スチュワーデス――女性形の職業名/ペニスはheで受けるのか――代名詞の性/数と性はどちらが大事――?単数のthey 弟が妹になるということ〉

    4章 屈折してるね、あなたとわたし
    〈車はどうして動くのか――言語の構造/あなたとわたしの過ち――between you and me Iはmeのフォーマル版――?屈折変化/誰がために mはある――whoとwhom〉

    5章 カンマは気まぐれ
    〈J・F・ケネディはストリッパー――?シリアル・カンマ/プレゼントにわたしを買った――ディケンズのカンマ/立ち上がるための時間――メルヴィルのカンマ/何度も死なないために――『ニューヨーカー』の細かなカンマ/形容詞にスピンをかける――ジェームズ・ソルターのカンマ/若気の至りは文末に――イアン・マキューアンのカンマ〉

    6章 『Moby-Dick〈白鯨〉』にハイフンを入れたのは誰?
    〈バンパーとレジ係には要警戒――分けるハイフン/辞書に振り回される――繋ぐハイフン/カンマ・クイーンとミスター・ハイフン――芸術的ハイフン『/Moby-Dick〈白鯨〉』にハイフンを入れたのは誰〉?
    7章 ダッシュ、セミコロン、コロンがバーに入ると
    〈しかるべき長さ――エムダッシュ、エヌダッシュ/この曖昧なもの――ディキンソンのダッシュ/お高くとまったお方――ヘンリー・ジェイムズのセミコロン/折り目正しい執事――ケレファ・サナのコロン〉

    8章 アポストロフィの浮き沈み
    〈自然の浸食作用/アポストロフィ保護協会/八百屋は面白い〉

    9章 使うなら * 正しく使おう * Fワード
    〈押さえつけるとむしろ ******/ラッパーを校正すると******/遠回しに言うとかえって ******〉

    10章 鉛筆狂のバラード
    〈いちばんの鉛筆を求めて/すべての鉛筆はサンドウィッチである/区切りをつける/いざ鉛筆削り博物館へ〉

    終章 百万ドルの校正者
    〈百万ドルの校正者/図書館/カンマ、宙に舞う〉

    謝辞
    引用箇所
    読書案内
    校正という、人間の仕事――訳者あとがき
    索引

カンマの女王 「ニューヨーカー」校正係のここだけの話(柏書房) の商品スペック

書店分類コード R200
Cコード 0098
出版社名 柏書房
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紙の本のISBN-13 9784760152599
ファイルサイズ 6.1MB
著者名 有好 宏文
メアリ ノリス
著述名 著者

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