氏名の誕生 ――江戸時代の名前はなぜ消えたのか(筑摩書房) [電子書籍]
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氏名の誕生 ――江戸時代の名前はなぜ消えたのか(筑摩書房) [電子書籍]

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出版社:筑摩書房
公開日: 2021年04月16日
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氏名の誕生 ――江戸時代の名前はなぜ消えたのか(筑摩書房) の 商品概要

  • 私たちが使う「氏名」の形は昔からの伝統だと思われがちだが、約150年前、明治新政府によって創出されたものだ。その背景には幕府と朝廷との人名をめぐる認識の齟齬があった。江戸時代、人名には身分を表示する役割があったが、王政復古を機に予期せぬ形で大混乱の末に破綻。さらに新政府による場当たり的対応の果てに「氏名」が生まれ、それは国民管理のための道具へと変貌していく。気鋭の歴史研究者が、「氏名」誕生の歴史から、近世・近代移行期の実像を活写する。
  • 目次

    プロローグ──人名の常識をめぐって/江戸時代の人の「名前」/今、氏名と呼んでいるもの/江戸時代を起点に/本書の構成/第一章 「名前」の一般常識/1 一般通称の世界/江戸時代の“下の名前”/名前の“お尻”と頭/人名符号の定着/ルールの範囲内で/名跡化と襲名慣行/名を継ぐ意味/相応しい名前/名は体を表す/2 名前としての官名/大和守という名前/大名の場合/官名の選択/四品相当の官名/無視された“本来の意味”/叙任という手続き/侍従以上/参議以上と松平の称号/3 擬似官名とその増殖/国名と京百官/東百官/東百官の変形・増殖/恨めしきまなざし/第二章 「名前」にあらざる「姓名」/1 名乗書判の常識/「名乗」とは何か/名乗はいつ・どこで使うか/誰も知らない名乗/名乗と帰納字/書判の設定/書判とは言うけれど/名乗と印形/2 本姓と苗字/本姓と称するもの/苗字の公称/苗字の私称/武右衛門は気にしない/通称と苗字の関係/村内秩序と苗字/一般の人名常識/第三章 古代を夢みる常識/1 朝廷官位と「名前」/朝廷社会の「名前」/些末な拘泥?/江戸時代の朝廷位階/越えられぬ一線/朝廷の官名/官位相当と家格/京官の定員制限/国司に定員なし/転任と名前/庶民の叙位任官と擬似官名/2 「姓名」の用途と「名前」の正体/「姓名」こそが人名/「姓」といわれたもの/姓尸名/官位は姓名の上に接続する/小倉百人一首/称号と実名/実名を呼ぶ文化/用途に応じて/武家官位の申請手続き/長い“フルネーム”は存在しない/朝廷の人名常識/3 官名と職名/古代を夢みる者たち/職名の存在/名実の不一致/第四章 揺らぐ常識/1 正論を説く者たち/正しさはどこにあるか/何右衛門らの起源/官名僭称とその名残/官名を盗むな/紛々たる称/今世の風俗は……/武家のルールにご用心/笑わば笑え/靱負佐になりたい/御名差合/荻生徂徠の提起/名を正せ/山県大弐の正名論/2 人名部位の総整理/「名字」に注意/通称なるもの/苗字・称号・氏・姓/屋号と苗字/名前でも姓名でもないもの/3 官位の褫奪と「王政復古」/解官する常識/解官しない常識/長門宰相から毛利大膳へ/一新と復古/第五章 王政復古のはじまり/1 官位と職名/夢の実現へ向けて/新政府職制の登場
    ほか

氏名の誕生 ――江戸時代の名前はなぜ消えたのか(筑摩書房) の商品スペック

書店分類コード Q090
Cコード 0221
出版社名 筑摩書房
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紙の本のISBN-13 9784480073761
ファイルサイズ 29.5MB
著者名 尾脇 秀和
著述名 著者

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