疫病の精神史 ―ユダヤ・キリスト教の穢れと救い(筑摩書房) [電子書籍]
    • 疫病の精神史 ―ユダヤ・キリスト教の穢れと救い(筑摩書房) [電子書籍]

    • ¥825165 ゴールドポイント(20%還元)
    • すぐ読めます
100000086601352323

疫病の精神史 ―ユダヤ・キリスト教の穢れと救い(筑摩書房) [電子書籍]

価格:¥825(税込)
ゴールドポイント:165 ゴールドポイント(20%還元)(¥165相当)
フォーマット:
専用電子書籍リーダアプリ「Doly」が必要です。無料ダウンロード
出版社:筑摩書房
公開日: 2021年06月18日
すぐ読めます。
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:電子書籍リーダーアプリ「Doly」専用コンテンツ

カテゴリランキング

こちらの商品は電子書籍版です

疫病の精神史 ―ユダヤ・キリスト教の穢れと救い(筑摩書房) の 商品概要

  • ペスト、赤痢、コレラ、スペイン風邪、新型コロナ――、古代から現代まで、人類は疫病とどのように向き合ってきたのか。律法により衛生管理を徹底し「穢れ」を排除したユダヤ教と、病者に寄り添い「魂の救い」の必要性を説いたキリスト教。二つの価値観が対立しつつ融合し、やがて西欧近代という大きな流れへと発展してゆく。聖書に描かれた病者たち、中世の聖者や王が施す治療、神なき現代社会で「健康」を消費する現代医学。疫病に翻弄される世界の歴史を描き、精神の変遷を追う。
  • 目次

    はじめに──いま、宗教の役割とは何か/序章 新型コロナとキリスト教/赦しの秘跡/犠牲の仔羊/命と健康/キリスト教とコロナ禍/「病」と「病者」/第1章 疫病は聖書でどう描かれたか/ギリシャ神話と癒し/イエスと使徒たち/旧約聖書と疫病/病の診断と対処法/預言者による治療/戒律から慈善へ/痛めつけられるヨブ/治療するメシア/「救い」の変遷/疫病と世界の終わり/終末論と罪悪感/崩壊学と環境破壊/「感染する」終末論/第2章 キリスト教と医療の伝統/キリスト教共同体と救いの伝統/ホスピタルのはじまり/ホスピタル修道会/病者に寄り添う聖ルイ/神のヨハネス/慈しみの世紀/啓蒙の世紀以降の疫病/民間療法を取り入れたパラケルスス/医療の刷新と抵抗/パラケルススと秘儀/ビンゲンのヒルデガルト/万物と人間/ビールなどの修道院製品への注目/第3章 疫病と戦う聖人たち/ガレノス医学の継承とヨーロッパ/修道院と自然の秘密/疫病の拡大/ペストへの対策/伝染病と聖人たち/癩者への接吻/不可能の治療師、聖ロック/カトリック改革以降のペストと聖人/ハンセン病と聖人/ハワイのハンセン病/殉教者の傷/聖像による疫病封じ/第4章 イエスは手を洗ったのか──「清め」と衛生観念/穢れと隔離/皮膚病と公衆衛生/ファリサイ派と律法/律法学者たちによる「抜き打ち調査」/手洗いのシンボリズム/イエスの見解/普遍宗教の誕生/ユダヤ教とキリスト教の清め/禁欲行の始まり/「閉じ込められる」ことの流行/罪の女タイスの悲惨な贖罪/衛生と聖性/ブノワ・ラーブルの「洗わない」誓い/落伍者の守護聖人/ワクチンの発明/「奇跡の治癒」の複雑化/生きる意味を模索する/第5章 疫病に翻弄された西洋──ペスト・赤痢・コレラ・スペイン風邪/ヨーロッパとオリエント/フィレンツェの経済対策/新政権による疫病対策/慈しみのマドンナ/八聖人戦争──フィレンツェvsローマ教皇/下級労働者たちの反乱/フランス王の聖性と感染症治療/王権神授説と国王による癒し/按手と政治/ルイ十四世の医療改革/エルヴェティウスの治療薬/王立医学会の誕生/ルイ王朝と赤痢/医療政策の限界/革命と医療/政治とコレラ/生き続ける「神頼み」/奇跡のメダル/一九世紀末以降のコレラ/グローバル化する疫病/スペイン風邪と新型コロナ/終章 医学か宗教か/永遠の命/羊飼いとキリスト教/牧者パスツールの思想/悪の形相に欠けたコロナウイルス/ウイルスと魔女狩り/神の居場所/肉体と精神の関係/おわりに──思考停止に陥らないために/シャルル・ペギーと神の言葉/ルナンの真珠貝/「健康の革命」/信頼と共に/あとがき/主要参考文献

疫病の精神史 ―ユダヤ・キリスト教の穢れと救い(筑摩書房) の商品スペック

書店分類コード N105
Cコード 0220
出版社名 筑摩書房
本文検索
他の筑摩書房の電子書籍を探す
紙の本のISBN-13 9784480074065
ファイルサイズ 8.2MB
著者名 竹下 節子
著述名 著者

    筑摩書房 疫病の精神史 ―ユダヤ・キリスト教の穢れと救い(筑摩書房) [電子書籍] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!