三八式歩兵銃 ―日本陸軍の七十五年（筑摩書房） [電子書籍]

三八式歩兵銃 ―日本陸軍の七十五年（筑摩書房） の 商品概要

• 明治の創設から昭和の解体まで、本書は日本陸軍75年の歴史を描いた全史である。三八式歩兵銃は、かつての日本の若人なら誰もが一度は手にした兵器であり、軍の象徴であった。旅順の堅塁を白欅隊が肉弾突撃したとき、あるいは特攻隊将兵が爆薬もろとも敵艦に突入していったとき、日本陸軍は何をしたか。日清・日露・第一次世界大戦・日中・太平洋戦争における日本陸軍の行動を密度高く記述する。元・陸軍中佐の著者は「無数の将兵の苦闘を偲びながら、これに報いえなかった陸軍のふがいなさの因果を明らかにしようとした」と述懐する。兵器写真を多数完備した、軍事資料としても貴重な、渾身の興亡全史。
  

• 目次

  第一章　肉弾／第二章　明治の新軍／第三章　国防軍を目指して／第四章　日清戦争／第五章　日露戦争／第六章　日露再戦に備えて／第七章　攻撃精神／第八章　藩閥、軍閥をたおせ／第九章　世界大戦／第十章　二流に墜ちた陸軍／第十一章　騒乱のアジア大陸／第十二章　停頓する陸軍／第十三章　再びロシアをにらんで／第十四章　日中戦争／第十五章　第二次世界大戦／第十六章　戦力なき戦い／参考文献／あとがき／文庫版解説　兵たちへの鎮魂の賦　一ノ瀬俊也
  

三八式歩兵銃 ―日本陸軍の七十五年（筑摩書房） の商品スペック