産む産まないは女の権利か(勁草書房) [電子書籍]
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産む産まないは女の権利か(勁草書房) [電子書籍]

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出版社:勁草書房
公開日: 2021年11月01日
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産む産まないは女の権利か(勁草書房) [電子書籍] の 商品概要

  • フェミニストが主張する「私の身体は私のもの」と、リベラリズムの身体の自己所有の概念とは同じものか。それぞれの特徴を探る。フェミニズムは「女の身体は女のもの」という中絶の自由の主張を、リベラリズムの権利の概念を用いて正当化してきた。しかし胎児の生命のとらえ方をめぐって、リベラリズムに対していらだちや違和感をかかえこんでいる。女性の権利と胎児の権利の衝突をどう調停すればよいのかを考え、二つの思想の特徴を明らかにする。リベラリズムを批判的に相対化しようとする試み。
  • 目次

    はしがき

    序章 産む産まない権利とリプロダクティブ・フリーダム
     1 中絶の権利の諸問題
     2 リプロダクティブ・フリーダムと中絶の「権利」

    I フェミニズムとリベラリズムの相克

    第一章 井上達夫・加藤秀一の論争
     1 中絶は権利葛藤問題か
     2 論争のすれ違いが意味するもの

    II 身体を所有する権利をめぐって

    第二章 所有権としての中絶の「権利」
     1 身体の自己所有の原則
     2 所有権による中絶の正当化1――パーソン論における中絶の「権利」
     3 所有権による中絶の正当化2――ジュディス・トムソン「人工妊娠中絶の擁護」
     4 所有権に対するフェミニストの異議――「胎児の両義性」の主張

    第三章 身体的統合の平等としての中絶権――ドゥルシラ・コーネルの試み
     1 身体的統合の権利と中絶
     2 コーネルは所有権を乗り越えたか

    第四章 「身体」の再編
     1 <対象としての身体>から<私が存在する身体>へ
     2 胎児と「私の身体」の境界
     3 <私の身体は私のもの>再考

    III プライバシー権をめぐって

    第五章 公私の分離原則とプライバシー権
     1 正の善に対する優位
     2 中立性の原則
     3 個人の独立性
     4 プライバシー権としての中絶の位置づけ
     5 フェミニストのプライバシー権批判

    第六章 「ケアの倫理」とリベラリズム批判――キャロル・ギリガンの『もうひとつの声』
     1 もうひとつの声
     2 ケアと正義(リベラリズム)をめぐる論争
     3 ケアの倫理と再生産責任

    第七章 宗教的自由としての中絶の「権利」――ドゥオーキンの『ライフズ・ドミニオン』をめぐって
     1 「価値」問題としての中絶
     2 「宗教的自由」論はプライバシー権批判をのりこえたか

    終章 リプロダクティブ・フリーダムに向けての課題
     1 リベラリズムとの決別
     2 フェミニズムと「孕む」こと――「生命倫理学」を超えて
     3 リプロダクティブ・フリーダムに向けての課題
     4 リベラリズムとフェミニズムの今後

    あとがき
    参考文献

産む産まないは女の権利か(勁草書房) [電子書籍] の商品スペック

書店分類コード F280
Cコード 3036
出版社名 勁草書房
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紙の本のISBN-13 9784326652976
ファイルサイズ 1.4MB
著者名 山根 純佳
著述名 著者

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